たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

米国株投資が実現してきた利回り10%の世界はどのような世界だったのか

米国株投資が実現してきた利回り10%の世界

 2000年代は中国株の時代であり、2010年代は米国株の時代でした。2020に入ってもその勢いはとどまるところを知りません。コロナショックという未曽有の経済危機がありながらも、政策でこの勢いが維持されているところに時代の変容を感じます。

 

 個別株投資家を始め、全世界インデックス投資家も含めて米国株に関わってきたすべての投資家が大きく資産を増やした10年間だったと言ってよいでしょう。

利回り10%が10年続くということ

 例えば、S&P500を配当込みで買っていたらどうなっていたのでしょうか。

米国株は利回り10%が10年続いている

米国株は利回り10%が10年続いている

 こちらのグラフはブラックロックのIVVの配当込みチャートです。S&P500連動ETFの1つですね。

 

 IVVは実におおよそ4倍になったということです。もちろん、配当課税で2割かかってきます。そのため、このグラフよりは上昇スピードは鈍化しますね。それを割り引いたにしても、大きな資産形成ができたということです。

 

 私自身、2009年前後の資産はせいぜい1000万円程度でしたから、この間の上昇というのは殆ど体験的に頷けるところです。ある程度リスクを取っていった投資家は、さらに増やせていてもおかしくありません。

 

 利回り10%の世界というのは、10年で4倍という資産成長をさせることができる世界だということですね。

利回り10%が5年続くということ

  それでは、利回り10%が5年続くとどうなるのでしょうか。

5年利回り10%が続くと1.75倍に

5年利回り10%が続くと1.75倍に

 こちらは5年リターンです。おおよそ1.7倍のリターンになります。

 

 利回り10%の世界というのは、このような世界です。続ければ続けるほど成果が大きくなるということですね。

投資を恐れるあまりに、機会損失を招いていないか

 以前、楽天証券さんの取材に行ったときに「iDeCoの人気商品は預金商品」というご紹介をしました。実に3割の方が、iDeCoで預金をしているという話です。所得控除のみ取りに行っている状態です。

 

 1990年代、あるいは2000年代の日本株のイメージしかないと、「株式投資は危険」というイメージがあるかもしれません。しかし、現実にはこれだけの運用の格差が生まれたということです。

 

 「元本割れしないから良い」という発想があるかもしれませんね。いろいろなデータがありますが、1つ確実に言えることがあります。それは現金というのは、数あるアセットの中で最も価値が相対的に減価しやすいものだということです。

 

 株、債券、不動産、金・・・。日本のデフレによる影響は様々あります。その影響の1つとして、現金の価値が不変であると多くの人に錯覚させたことも無視できないですね。高度成長期の高金利時代であれば毎年のように物価が上昇するので、通貨価値の減少は体験的に自明と言えるものでした。

 

 しかし、デフレだと国内で生活が完結していると通貨の減価が見えません。今のように世界との年収格差が生じ、インバウンドで外国の人が来やすくなって初めて、私たちの通貨の価値の減少が実感されたわけです。

今後の10年間も利回り10%を実現していくのは無理

 とはいえ、今後の10年間で利回り10%を実現していくのは無理があります。2016年ごろまで好調だったEU経済は停滞しており、中でもドイツの不調は心配ですね。

 

 中国経済も2010年代は明らかに鈍化の傾向で、高齢化を迎える今後はより難しさを増すでしょう。一帯一路政策はその危機意識の発露とみることもできます。あれだけの市場規模を持つ国でも、外需を求めるのですね。

 

 例外的に見える米国にしても、政策金利2%半ば水準で戻りいっぱい、コロナショックで低金利になりました。しばらく、利上げは難しいですね。もしかすると、再び低成長の10年を迎えるのかもしれません。

 

 いずれにしても、未来を正確に見通すことは不可能です。そういうネガティブな状況だとしても、それでもコツコツ投資を続けていくことですね。株式がペーパーアセットでは最も優れたリターンを示すことは歴史が証明しています。

 

 過度に警戒して機会損失を招くこともリスクならば、ポジションを取りすぎることもリスクなのです。

 

 どのような状況にあっても、自身が腹落ちできるポジションで投資を続けていくというのが万人に通じる投資方法と言うことになりそうですね。

 

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  一方で、日本の場合は安心安全が担保されているという大きなメリットがあります。

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  ポートフォリオはシンプルが一番、というお話です。

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   野立て太陽光も利回り10%ですが、株などとは大きく違いますね。どちらかというと転貸民泊に似ており、資産として残るものではありません。安定資産としてはもちろん悪くないですね。利回りにしたら債券よりちょっといいぐらい、というのはそういう意味です。

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