稼げるという話のアフィリエイト、一流は図抜けていた
稼げると噂のアフィリエイトですが、私の友人でも月額100万超えの人はチラホラいました。FX系や、いろいろな金融商品系の人が多いですね。しかし、今はyoutubeのほうが安定的なこともあり、かなり人数が減りました。
また、一部のプロ筋やチームでの取り組みを除いて、個人レベルで立ち向かうには難しい世界になりつつあります。つまり、デザインやweb系のプロを入れつつ、事業法人として行う人たちの世界ということですね。
先日、大手媒体さんと話す機会がありましたが、大手の企業媒体でも危機感を持たれていましたね。要は、PVが頭打ちで、youtubeに押されているということです。Google検索自体、youtubeを積極的に上げていますから、そうなるのでしょう。
さて、そんなプロ筋しか生き残れない世界になりつつあるアフィリエイターの世界ですが、ガツンと当たったらこうなる、ということでご質問を紹介します。
アフィリエイトの手取りが3500万になるので、資産を振り分けたい
たぱぞう様
お忙しい中失礼します。初めまして。今回は、相談させていただければと思いメールさせていただきました。もしよろしければ、回答していただけると幸いです。
現在年齢は23歳独身で、専業アフィリエイターをしております。見込み年収は5,000万程度です。そこから税金を差し引いて手残りはざっくり3,500万程度かなと考えてます。この収益がいつまで見込めるか不透明のため多角的に資産運用したく存じます。
理想としては、配当・家賃・売電収入のインカムゲインとして、年間300万〜400万入ればと考えております。
直近2、3年間の投資計画としてはざっくり下記3点を考えています。
- 高配当米国株+投資信託(年間400万程度、20銘柄程度)
- 低リスクの太陽光発電(2,000万弱)
- 新築戸建投資(2,500万程度)
2019年は①と②もしくは①と③を実現しようと考えています。儲けようというよりかは、長期の不労所得の基盤を直近2、3年で構築したいと考えております。懸念点として現金の残りがかなり少なくなることです。
今までは大学生で月10万ほどのバイト代の管理しかしていなかったので多額の資産運用に腰が重いです。
たぱぞうさんであればもしアフィリエイトの事業での収入が一切なくなったときの備えとしてどのような運用をされるかご教授いただきたいです。以上、何卒よろしくお願いいたします。
利益をどのように操作していくのかという観点が必要になる
まず、個人事業主あるいは法人として取り組まれているのならば、利益をどのようにコントロールしていくのかという視点が必要になります。そういう意味では、ハードアセット特有の減価償却をうまく使っていくのは有効ですね。
継続的な収入となるならば、組み合わせるのは非常に効果的です。利益が出なくなったときに売却という手法も取れます。
しかし、基本的には収益というフローをストックという資産に置き換えるという王道を押さえておくことが大事ですね。
トータルの資産背景と、事業規模が分からないので憶測になりますが、すでに数期経ていて、法人口座を持つ銀行さんとも親密だとします。それならば、サラリーマン投資家のように個人属性に頼ることなく、法人の事業内容でプロパーとして融資が引けるという展開もありうるでしょう。
ただ、これらは人脈が無いと鴨葱になる可能性があります。それは別でメールした通りですので、ご参考にしていただければと思います。
基本的な考え方としては、フローをストックに置き換えていくという発想になる
こういう法人的な考え方をせずに、単純にフローを株に置き換えていくというのならば、全く違う手法になります。今ある3500万を5年ぐらいかけてじっくりとドルコスト平均法で投資していくという方法です。
税メリットは得にくいですが、もっとも簡単で、なおかつ楽な方法です。
毎年3500万の手残りならば、もちろんもっと投資しても良いです。直接米国株を買ってもいいですし、手間を省くならば投資信託を買います。推奨しているのは以下の投資信託です。
- eMAXIS slim米国株式(S&P500)
- 楽天VTIかSBI・V
もっとディフェンシブに行くならば、債券をトッピングしてあるSlimのバランスファンドという手もあります。
私ならば、と言われると、株式7:債券3の割合で個別株をやると思います。とはいえ、やはり万人にお勧めできるのは米国ETFかそれに準ずる投資信託ですね。特にこれらは時間の無い人にはお勧めです。私が個別株研究の時間をなかなか取れないとすると、以下のように振り分けます。
VTI:安全資産=7:3
というのが私は個人的には好きな比率です。資金を分散し、対象を分散するというのがお手軽にできるので、非常に美しいポートフォリオになりますね。ご参考になればうれしいです。
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5000万がセミリタイアの分岐点とする人もいますね。
若いほどセミリタイアは難しいですが、運用益も期待できます。
時間が取れるというのは投資では非常に有利になります。