たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

定年退職後の生活を不労所得で充実させる

定年退職後の生活で不労所得が大きな意味を持つわけ

 定年退職後の生活には不安を抱える人が多いです。大きな理由は収入が減るというところでしょう。2050年ごろには労働人口1.2人に対して年金受給層が1人になります。自分の貯めたお金を自分に払い出す、確定拠出年金のようなやり方ならば各自のプールしたお金次第ということになります。

 

 しかし、日本の年金制度は賦課方式になっており、現役世代が納めるお金がそのまま年金世代に使われていくという形です。そのため、年金世代と現役世代の人口比が近くなると年金財政が逼迫するというのが年金不安論の論拠です。

 

 これには様々な見方がありますが、過度に行き過ぎた議論に肩入れすることなく、並行して淡々と自分年金を作っていこうというのが弊ブログの主張するところです。100%年金を信じて、それのみに頼るのは不安です。また、全く信じないで投資や貯蓄にがむしゃらに励むというのもしんどい話です。

 

 自分の運用はある程度計算できます。要はバランスということですね。さて、今回は定年退職後の不労所得の作り方ということでご質問をいただいています。

定年退職後の生活水準を下げないためにも、老後の収入を不労所得で作っておきたい

 いつもブログを拝見させていただいております、たぽぞう様にご教示お願いしたくメール致しました。


 私は60歳で最近リタイアしました。子供たちは、既に独立して、現在は家内と2人での生活です。

 

 以前は年収が1500万程あり、ある程度自由な生活しておりました。なかなか生活レベルを変えるのが難しく以前と同じ様に暮らすには、フローが600万以上必要です。

 

 現在収入がありませんので、いまある預金で米国ETFの購入を考えています。

 

 インカム型の投資で、増えなくても減らさないでエントリー出来ないか考えています、(増やせればなおいいですが)

 現在の資産内容です。

  • キャッシュ 1.5億程
  • J-REIT 及び日本株 4000万程(利回り約4%)

 以上です、キャッシュを米国ETFに変えるタイミングで悩んでいるところです、ドルコスト平均法でエントリーしたいのですが、出来るだけ早くフローがほしいところです。


 こんな質問ですが、ご教示お願いできますでしょうか、よろしくお願いします。

定年退職後から不労所得を作るには、より慎重さが求められる

 結論から申し上げますと、無理して不労所得を作らなくてよいほどの貯蓄があります。1.9億円の資産があり、さらに現役時の最高年収1500万に見合った年金が65歳から振り込まれてきます。生活の質が下がる可能性はほとんどないと言っていいでしょう。むしろ、慣れない投資で資産を減らすほうがリスクが高いかもしれません。

 

 預貯金を取り崩しながらでも、金銭的には余裕のある老後が暮らせます。全く年金を使わなくても、年間600万であればおおよそ30年間支出に耐えうるのです。そういう金額ですね。

 

 敢えて投資をしなくてもよいステージにあるのですが、今からということでしたらコツコツと投資信託を買い進めてもよいでしょう。金額が大きく、収入が限られてくるので、一括投資はあまりお勧めしません。ここでもやはり5年ぐらいに分割して投資をするというのが基本路線になります。

 

 参考までに、およそ2億というスケールだとこういう投資が可能になります。

  • 好立地で平均的な利回り6%程度の1棟中古RC→年間1200万の収入
  • 太陽光10基→年間2000万の収入
  • 高配当ETF・HDV2億分→年間おおよそ600万の収入

 好立地の不動産は家賃というインカムと、土地という資産が残ります。太陽光はキャッシュフローは潤沢ですが、資産性はありません。高配当HDVはETFという資産性、それからキャピタル、インカムが得られます。

 

南向き角地の好立地案件

南向き角地の好立地案件

 手間や資産性を考えるとETF・投資信託というのは非常にバランスが良いですね。まさに不労所得ということになります。ペーパーアセットの強みは、年齢選ばずに気軽に投資できることでしょう。

 

 ハードアセットは年齢の高い方は処分する傾向にありますね。手間がそれなりに発生するのと、即金性に乏しいからです。一言で言うと、ある程度世話の焼ける資産ということです。

現役世代は定年退職後の不労所得を今から形成しておくと良い

 私たち今の現役世代は年金も今ほど安定的ではないでしょうし、実質年収も上の世代ほどはもらえないと考えたほうが良いでしょう。貯蓄は大事ですが、それだけだと十分な老後の資産形成にならない可能性があります。

 

 そう考えると、つみたてNISAやiDeCoなどを柱に据えつつ、ステージによってはハードアセットを組み合わせてキャッシュフローと資産のバランスを取っていくのが大事になります。そうして、不労所得を形成し、老後に備えていくというアクティビティが最適になります。

 

 行動様式も含めて上の世代とは違ったマインドセットが必要になる世代です。

 

 若い世代の最大の強みは、運用の時間が長く取れることです。インデックス指数が伸びると思われる国に投資をし、増配も含めて利益を享受していくということですね。

 

 ご質問ありがとうございました。

 

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  この記事のコメントのような考え方もあります。私は投資に対してはもうちょっと切実で、必要に迫られて取り組むという側面があるように思います。そういう世代なのですね。

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  利回り10%近くのすさまじい高利回りETFですが、やはりボラタイルな商品で、サテライト的な活用が本筋ということになるでしょうね。

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  こちらも投資よりも大事なことを控えた方のお話です。たぱぞう、珍しく熱く語っております。頑張っている人は全力で応援したくなるのです。

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