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変動金利の不動産投資ローンが上昇中!?理由と対策について解説

変動金利の不動産投資ローンが上昇中!?理由と対策について解説

 金融市場を観察していると、変動金利の動向に目が行きますね。最近、あちこちで変動金利の話題が取り沙汰されているのをご存知でしょうか?今回は背景とその対策に関して確認していきます。

変動金利、実は微妙に上昇中!?

不動産投資ローンの借入金利は、シンプルに以下の式で算出されます。

・基準金利ー優遇幅=借入金利(適用金利)

 優遇幅は借り入れした条件をもとに固定されるため、金利が変わるときは基準金利が変わる時をさします。

 

 長らく続いていた金融緩和の影響で、不動産投資ローンの金利は低水準にとどまっていました。しかし、一部の金融機関では、変動金利がじわりと上昇している様子。どうしてこうなったのか、背景を詳しく見ていきましょう。

変動金利の仕組みと上昇の理由

 変動金利は、「原則」短期プライムレートに連動しています。短期プライムレートは2009年からは1.475%で動いていません。


 ところが、一部の金融機関が貸し出す変動金利は長期プライムレートに基づいているものがあります。あえて「」付きで原則としたのはそういう背景があります。

 

 個人的にはあまり長期プライムレートに連動した変動金利でのローンはお勧めしません。変動幅が大きく、将来的な返済計画に影響を及ぼしかねないからです。

 

 目先の金利だけでなく、変動か固定か、元利か元金か、短プラか長プラか、ローンの特性とリスクを知ったうえで組みたいですね。

 

 実際、2022年12月、日銀のYCC(イールドカーブコントロール)の方針が変わったことから、長期プライムレートが動いています。その結果として、長期プライムレートに連動している不動産投資ローンの金利も上昇しています。

変動金利か固定金利どちらがいい?

 直近長期金利が上昇しているため、変動金利か固定金利か悩む方も多いでしょう。こちらのお勧めについては、人によって結論は異なるということです。


 というのも、支払金額を確定したいのであれば少々金利が高くとも固定金利を選ぶべきとなります。一方、借りはじめの段階で支払金額を抑えたいのであれば変動金利が選択肢となります。


 そのため、ご自身のお考えとご状況に応じて検討するとよいでしょう。なお、不動産投資においては一般的には変動金利の選択あるいは提案となるため、固定金利の選択肢は多くはないことは認識しておくとよいでしょう。

 

 短プラ連動、元利均等、変動金利というのが一般的です。逆に言うと、元金均等の固定金利にしたいならば、こちらから提案する必要があります。あえて長プラ連動にする意味はないので、これはチェックするぐらいが一般的です。

変動金利が上がってしまったら、どうすればいい?

 長期プライムレートに連動している不動産投資ローンを既に借り入れをしているならどうするべきか。対策は大きく2つです。

  1. 借り換えを検討する
  2. 繰り上げ返済を進める

 私のおすすめは、まずは借り換えのメリットをチェックすること。もし金利がそれほど上がっていない場合や、借り換えに伴う手数料がかさむ場合は、繰り上げ返済を選択することも考慮に入れると良いでしょう。

 

 ただし、繰り上げ返済を行うと手元資金が少なくなること、不動産投資ローンの借り入れを通じて団体信用生命保険が付帯されていることがあるので注意しましょう。

変動金利の不動産投資ローン、短プラ、長プラ

変動金利の不動産投資ローン、短プラ、長プラ

 もし、借り換えではメリットが出ない場合は金利がそこまで上がっていないことや借りはじめで借り換え手数料に負けてしまうことも考えられます。その場合は繰り上げ返済の選択肢が入ってきます。手元資金を払っても余裕があれば検討してもよいでしょう。


 もし金利が上昇してきている、金利が高い、ということであれば、これまで紹介してきたように不動産投資ローン借り換えサービスのINVASE(PR)を使ってみても良いかもしれませんね。


 無料のWEB診断で借り換えの可否や、借り換えをした場合の毎月返済額・必要な諸費用を確認することができます。オンラインで情報入力するだけで良いので手軽に確認できるのも魅力的です。

変動金利の不動産投資ローンには今後も注意が必要

 冒頭にお話ししたように、直近長期金利の上昇に伴い一部金融機関の変動金利が上昇しています。もし借り入れしている不動産投資ローンが金利上昇している場合の対策は大きく2つでした。


 それは、借り換えを行う、もしくは繰り上げ返済を行うことです。金利上昇の波に翻弄される前に、自身の投資ローンをチェックし、適切な対策を講じることが大切です。

 

 特に不動産投資ローンは高額であることが多く、場合によっては長プラ連動で組まれていることもあるでしょう。今一度、ローンの条件を見直し、月々の負担額が想定外に増えているようであれば、新たにINVASE(PR)などで今のうちに手を打っておきたいですね。

 

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