たぱぞうの米国株投資

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介護のために退職、資産運用に本気で取り組みたい

介護・看護と退職、休職はある意味では切っても切れない関係

 介護や看護のために退職を選択する人は少なくありません。

介護、看護のために前職を離職した人数

介護、看護のために前職を離職した人数

 毎年、10万人前後の人が望む望まざるにかかわらず、退職という道を選んでいるのですね。今回は、好きな仕事を退職し、家族の介護、看護のために資産運用のノウハウを知っておきたいということでご相談を頂戴しています。

介護・看護のために退職するが、資産運用で生活を安定させたい

 Twitter、YouTube、ブログを拝見しています。

 

 ご相談させて下さい。

 

 2人目の子供が重度の脳性麻痺で生まれ、保育園に預けることを断られました。現在公務員ですが、育休3年取得後に泣く泣く退職予定です。今後の資産運用のことで相談したいです。

夫 42歳 育児時短制度をしばらく利用 月収20万円
本人 41歳 子供が3歳になるタイミングに退職
子ども 2人
    12歳 元気な男の子
    2歳(重度の脳性麻痺) 女の子
    毎月特別児童扶養手当、重度障害児手当あり 月80000円ほど支給あり。

 月の収入は30万です。月に投資に回せるお金が5-15万ほどしかありません。

 

資産

  • 500万 日本株(主に高配当株)
  • 1000万円 VOO
  • 200万円 VYM
  • 100万円 RWR
  • 1000万円 現金

 祖父母から子どもたちへ相続あり。

 1000万円 教育資金贈与信託 昨年契約
 (一度にもらうのではなく使用した教育費が毎年口座に入金される)

 1000万円 特定障害贈与信託 昨年契約 

(一度にもらうのではなく、毎月5万円口座に振り込まれる。)

マンション 車あり ローンなし

 

 第二子妊娠中から資産運用について必死で勉強し、日本株を始めて3年目です。500万の資金で年120万円(税引き後)の利益を出しています(過去3年)。リスク覚悟でやっていますが、これから無職になるので多少の不安があります。

 

 質問は2つあります。

 

1つ目 リスク覚悟でやっている日本株の資金500万円を、何か違う方で運用できないでしょうか?

2つ目 専業主婦になり、入金できる金額が減る中で、私たち家族の資産でどのように配分して投資していくと良いでしょうか?

 

 本当は公務員を定年まで続けたかったですし、仕事が好きでしたが、障害のある子供を産んで、現実は思うようにいかないことを知りました。

 

 ただ、資産運用や投資の勉強をしたおかげで、悲観的になる時間は減ったと思います。仕事に向けないエネルギーを子どもと資産運用に注ぎたいのです。

 

 ご相談にのっていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

介護のための退職も、今までの資産積み上げが大きい

 悲観的になる時間が減ったとのこと、何よりです。幸いにして、祖父母からの贈与があり、なおかつお住まいもあるということですね。今までの関係性や備えがしっかりされていた分、揺るがない生活基盤を感じます。

 

 公務員さんということで、お子さんに関してはすでに行政の窓口などにはご相談されたということでしょう。

 

 地域によっては、行政のみならず士業団体などがサポートをしていると聞きますが、それも十分検討されたと思います。その上での保育園の断念ということでお話を進めます。

 

 仰る通り、重度障碍、特に医療的ケアが必要になると財政、健康安全的な課題から行政がサポートをしきれないケースがあります。

 

 その上での資産運用ですが、現金が多いのでそれを投資信託などに置き換えていく方向になりますね。

 

 すでに日本株での個別株なども取り組まれているということです。日本株の個別は投資対象としては上級者向けですね。米国株の投資信託などとは違う性質のものです。難易度と政策などを含めた環境が全く違うのは、すでにお分かりかと思います。

 

 その上で、今までの取り組みを振り返り、成果が出ていないものはキャッシュにして、徐々に投資信託に移し替えるという方向でよいでしょう。リートや日本株は特に成績が良いものでないならば、乗り換えてしまうほうが管理が楽です。ダメなものはいつまでもダメなことが殆どだからです。

 

 一気に投入するのではなく、徐々にですね。さらに、最終的な投資信託と現金の比率を決めておきます。守るならば5:5,リスクが取れるならば7:3ぐらいでリスク資産でよいでしょう。

 

 お子様の将来と、ご自身の老後に備える。そのためにいくらあると良いのか。そういう視点での資産形成になります。すでに4800万円の資産とお住まいがありますから、無理せずですね。

 

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当ブログでは、長年の経験から一貫して保守的な海外資産運用をお勧めしています。

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