NASDAQ投資の最適解はMAXIS ナスダック100上場投信【2631】に
米国株大型グロース株への投資が可能になる、NASDAQ100連動ETFといえばQQQが有名ですね。QQQはかつては信託報酬がそれなりに高かったのですが、現在では0.2%まで下がっています。
日本円でNASDAQ100連動商品を買おうとすると、今までは以下の商品が有力でした。
- 【1545】NEXT FUNDS NASDAQ100 0.45%
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 0.495%
- 【2568】上場インデックスファンド米国株式 0.27%
この3商品に加えて、さらに劇的に信託報酬が安い商品が登場しました。MAXIS ナスダック100上場投信【2631】がそれです。2021年2月に上場しました。
- MAXIS ナスダック100上場投信【2631】 0.22%
当面、NASDAQ100投資に関してはこのMAXIS ナスダック100上場投信【2631】が最適解になりそうですね。次点で日興AMの上場インデックスファンド米国株式【2568】です。この2つは東証上場ETFですね。
各国上場のNASDAQ100投資商品と比べても遜色ない、それどころか本国のQQQと比べても0.02%の差です。さて、今回はこのNASDAQ100、QQQ投資の最適解ということでご質問を頂戴しています。
NASDAQ100への日本国内、円建て投資では何が優れるのか
たぱぞうさん、こんにちは!
いつも楽しく興味深く、記事を拝見し勉強させて頂いています。貴重なお考えを無料で読ませて頂けるなんて、いい時代です。
ありがとうございます。
この度ご連絡したのは、たぱぞうさんにお礼を伝えたかったこと、また、もしかしたらすでに記事にされるご予定があるかもしれないのですが、QQQと、それに連動する国内ETF、投資信託についてお考えを聞かせて頂けないかと思い、ご連絡差し上げました。
わたしのことを少しお話しさせてください。
今年、初めて米国個別株を購入しました。ディズニーが大好きなので、ウォルトディズニーです。20株程度の微々たるものですが、株主になれた喜びを噛みしめています。
また、せっかくドルを買ったので、QQQも15株ほど買ってみました。ちょうど3月頃に買ったこともあり、ありがたいことにプラスになっています。
ズボラな性格かつ投資資金が潤沢にあるわけではないので、基本はつみたてNISAなどで楽天VTIを毎月自動購入しています。
が、身の回りのものやサービスを見ると、NASDAQ銘柄が多いので、重ねてQQQも定期的に買って行こうと考えていたところでした。
そんな時、国内ETFの記事を見つけました。
わたしの理解ですと、信託報酬だけで考えるとQQQ、もしくは東証上場ETF、定期買い付けの手間まで考えるならiFreeNEXT NASDAQ100インデックスも視野に入るのかな?と考えています。
毎月6万円楽天VTIを購入しており、QQQは月3万〜5万円買うのが精一杯かなと思うのですが、たぱぞうさんならどの形式を購入されますでしょうか?
わたしは今33歳なので、健康に生きられれば売却するのは30年後くらいと思われます。今は独身で自由に使えるお金も多いですが、結婚や親の介護など、ライフイベントが起きたら積み立ては減額するかもしれません。
ですが、老後まで売却はしないように頑張るつもりです。
現在、まだ外国税額控除するほどの額の米国株を購入していないことから、今から定期的に買い付けるなら国内ETFも良さそうに思っています。
(話が逸れますが、どんなに配当金が少額でも確定申告して取り戻すべきでしょうか...?)
自身の性格上、一度購入した時より高くなっていると追加購入を躊躇してしまうので、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスで自動積立設定もいいなぁと考えましたが、東証上場ETFとの信託報酬差に目をつぶるのは、長期的にみるともったいないでしょうか?
もしよろしければアドバイスを頂ければ幸いです。日々たくさんのお問い合わせがあるなか、お目通し頂けただけでありがたいことですので、スルーして頂いても全く問題ありませんので! 以上です。
余談ではありますが、角川さん主催のたぱぞうさんのセミナーに参加させて頂きました。ブログ記事ですと穏やかな仏様のような方をイメージしていたのですが、凛々しくアクティブな印象で、素敵な驚きでした。
またセミナーがあればぜひ参加したいです。
たぱぞうさんの記事に出会い、貯金以外のお金の選択肢を知り、世界が広がりました。まだ株関連の資産は500万ほどと少なく、もっと若い時から始めていたら...と思うこともありますが、今日がいちばん若い、を胸に楽しく生きていきたいと思います。
いつかディズニーの大株主になります。笑
たぱぞうさん、ご家族の皆様も、季節の変わり目ですのでご自愛くださいませ。
長文かつ駄文にお目通しくださり、ありがとうございました。
円建て投資とドル建て投資、円建てで十分な時代になった
ドル建てで投資するメリットは、セクターETFや個別株に投資ができることですね。とくにニッチな商品に手を出さないならば、円建てで十分です。外国税額控除の手間がかからないからですね。
それを考えると、NASDAQ100への投資はMAXIS ナスダック100上場投信【2631】が最適です。為替ヘッジはその分コストが乗りますから、私は不要と考えます。ただ、これは好みもありますね。2632が為替ヘッジ版で上場しています。
少額で確定申告をして取り戻すかどうか、ということですが、手間とリターン次第です。数千円、数万円で手続きをするならば、何時間かけたか、その作業が好きか、などによりますね。これはご自分の時間単価と興味を尊重すればよいですね。
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2010年代のようなイノベーションを内包した大きな成長が2020年代も見られるかどうか、というところですね。この点、私はややコンサバに見ています。
米国ETFを使うときのスタンスについてですね。
投資入門ということで書いています。