たぱぞうの米国株投資

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カンボジア投資事情【不動産、民泊、株式】

カンボジア投資事情をざっくり見てきました。

 カンボジアの投資事情を見てきました。今回はシェムリアップ、アンコールワットそばの都市です。首都のプノンペンと同等、あるいはそれ以上に有名な街ですね。

 

 結論から書くと、印象としてはまだまだ確実性という意味で難しいかなというところでした。

 

 しかし、ビジネスとして参入するのは面白そうでした。すでに、日本人の実業家が飲食やお土産屋さんなどで進出しており、日本人らしいブランディングとセンスを感じました。

 

 きれいな人口ピラミッドで今後も発展が必至なため、チャンスはたくさんあるのでしょう。クラフトビールの美味しいお店や、バナナペーパーの雑貨店などは日本人がオーナーということで、非常に印象深かったです。アンコールクッキーも日本人オーナーですね。

 

 やり方次第ですが、独自に工房見学ツアーを組み込んだり、シークレットなオプションを設けたり、訴求力に応じたキャッシュポイントがいい意味でビジネスを感じるところでした。

 カンボジア投資の可能性、不動産、民泊など

 しかし、日本在住でカンボジアに投資をしていくとなると、まだまだ不確実なリスクが高いという印象です。

 

 カンボジア不動産は、土地や一階が買えません。タイのようにコンドミニアムの1室を買うということになります。つまり、区分マンションということですね。これは値段もロケーションもピンキリというところです。管理も含めて、日本から参入するにはエンド中のエンドということになります。高リスクですね。

 

 カンボジアは自国通貨のリエルよりもドルが流通している国です。リエルは少額、1ドル以下の調整、米国で言うところのセントのように使われるぐらいですね。そのため、ドル建てで投資することになります。これは逆にメリットの1つです。通貨のリスクが低いということになるからです。

 

 もう少し小さな金額から参入できる民泊も難しそうでした。管理会社との意思の疎通、一泊単価の安さ、乱立するホテル。こういったところを考えると、なかなか踏み込みにくいですね。在住ならば別でしょう。

カンボジア株式事情

 カンボジア株に関しては、まだまだこれからというところでした。銘柄が5銘柄しか上場しておらず、取引もまだまだです。日本から買うには、現地証券会社に口座を作る必要があり、そこも少々ハードルが高いですね。

  1. プノンペン水道公社(PPWSA)
  2. プノンペン経済特区社(PPSP)
  3. シアヌークビル港湾公社(PAS)
  4. プノンペン港湾公社(PPAP)
  5. グランドツインズインター(GTI)

 ちなみに、同時期にカンボジアに行かれたwww9945さんがコメントを書かれていますので、私はここでは触れずにおきます。

 

 かつてのベトナム株を彷彿とさせますが、それ以上に未熟な市場です。途上国は一般的にインフラと銀行が良く上がるので、読みやすいといえばそうです。しかし、大金を入れられるかというと、違うところでの不確実性が気になりますね。これは、不動産も同じです。

カンボジアという国に対して感じたこと

 カンボジアは親日感情もあり、非常に住みやすそうな国です。今回、在住者にいろいろと紹介してもらいましたが、その彼も永住を視野に入れていました。それだけ魅力ある国ということです。

  1. クメール文字は難しいが、クメール語は日本人にとって発音しやすい
  2. インフラが整いつつあり、年々住みやすくなっている
  3. 外国人向けのレジデンスも安い

 こういう理由ですね。タイ語やベトナム語といった近隣の言葉は声調と発音が日本人にとっては1つの壁になります。たとえば「あ」という母音もベトナム語では3種類あり、使いこなさないと全く違う意味になります。

 

 クメール語はサンスクリット語をベースにしており、難しいですが口語ベースでいくならば他言語よりも習得は早そうです。

 

 レジデンスは、地方都市ならば300ドルも出せば30㎡前後のそこそこ清潔な住居が借りられます。400ドルオーバーでプール付き物件が出てきますから、近隣諸国よりもリーズナブルです。個人的には、シアヌークビル、あるいはもっとマニアックなカンポットなどのビーチリゾートに魅力を覚えます。 

 

 かつてはこの価格帯だと「安い」というイメージだったかもしれません。しかし、日本のワンルームアパートだと今は1万円台からありますから、1人暮らしだとこのあたりは考え方次第ということになるでしょうか。もし私が独り身ならば、海外を選んだと思います。冬だけ海外など、気候に合わせても良さそうですね。

 

 たぱぞうは12年ぶりのカンボジア、シェムリアップでしたが激変していました。当時もパブストリートなどバーが立ち並ぶ街はありましたが、今と規模が全く違います。また、食事のクオリティもガラリと変わっており、完全な観光都市になっていました。

カンボジアの地図

カンボジアの地図

 プノンペンではスリやひったくりなどの軽犯罪が割と多く、日系の在外機関もアラートをたびたび発出しているということでした。しかし、シェムリアップにおいてはほとんどそういうことも聞かず、比較的安心できる街という印象でした。

 

関連記事です。

  視察の旅の前に書いた記事です。やはり、見ると聞くとでは印象が違います。

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  ベトナムETFについてです。

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