お金が勝手に増えていく!カンタン!インデックス投資完全ガイド
「お金が勝手に増えていく!カンタン!インデックス投資完全ガイド」が発売になりました。洋泉社からのMOOK本になっています。インデックス投資家の水瀬ケンイチさんが監修されています。
そのため、非常に中身はしっかりしており、ポップなタイトルや表紙からすると非常にとっつきやすい作りになっています。
中身は漫画が非常に多いですね。この漫画というのは、結構単価がかかります。洋泉社の底力と気合を感じました。初心者さん向けの書籍では、欠かせない要素がグラフィカルであることなのですが、ばっちりです。
「お金が勝手に増えていく!」というのがいささかキャッチーではありますが、実際にインデックス投資というのは、最初の設定をしたらほとんど自動運転状態です。つまり、その通りということになります。
「たぱぞうの米国株投資」読者さんには是非ともお読みいただきたい内容
特に弊ブログの読者さんにはぜひともお読みいただきたい内容ですね。というのも、弊ブログと主張が違うところがあります。
- 海外分散投資の考え方
- 外国債の考え方
- 日本国債の考え方
大きくこの3点が違います。インターネットの情報というのは、弊ブログも含めてですが、ある程度の前提条件があって書かれています。本のように、順番を追って説明を加えていくものではないからです。
弊ブログも、既知と思われる事項は結構端折っています。そういう意味では、なぜ米国株投資が良いのか、なぜETFがよいのか、あるいは投資信託が良いのかということに関しては、ほとんど前提化しているところがあります。
しかし、投資に関しての考え方も、やりかたも様々あります。多様な考えに触れることに価値があります。
インデックス投資の王道という意味においては、ポートフォリオにヨーロッパ株や新興国株、日本債券を含んだほうが一般的です。全世界を投資対象に置くのが、実は日本においては普通ということです。
たぱぞうの場合は、どちらかというとバンガードの創始者であるジャック・ボーグル氏の考え方に近いです。つまり、米国株式、米国債で運用していくという考えです。
なぜなのか、という部分に関しては改めてここでは取り上げませんが、いろいろな考え方に触れて、自分の投資方法を練っていくというプロセスは価値あるものです。そういう意味では、弊ブログの読者さんには非常に良い角度から投資観を醸成できるでしょう。
ちなみに、おやんちゃ系のファイナンシャルプランナーや高手数料商品を勧める銀行窓口などをバッサバッサ斬っています。そういう意味でも投資初心者さんに優しい作りと言えます。
ベースになっているのは水瀬ケンイチ氏の著作
今回のmook本のベースになっているのは水瀬ケンイチさんの著作である、「お金は寝かせて増やしなさい」です。しかし、とっつきやすさは今回の「インデックス投資完全ガイド」のほうが上でしょうね。投資リテラシーをこれから身に着けたい人をターゲットにしています。
投資初心者さんに読まれ安い本ということで評価されてよいと思います。販売されたばかりですが、早速拝読しましたのでレビューしました。
よく見たら、作者が水瀬さんになっていますね。監修と伺っていましたが。
お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド (洋泉社MOOK)
- 作者: 水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: ムック
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いずれにしても、分かりやすく、大変読みやすいです。身の回りの投資初心者さんにも安心してプレゼントできる本になっていますね。
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水瀬ケンイチさんといえば、こちらの「お金は寝かせて増やしなさい」ですね。こちらの本も分かりやすくまとまっています。誰でもできる、再現性ある投資手法ですのでお勧めしやすいですね。
こちらは投資ブロガーであり、アーリーリタイア実践者であるnight walkerさんの著作です。年の離れた畏友であるnight walkerさんは、生き方や在り方も一本筋が通っており、大変勉強になります。
こちらは昨年話題になった、米国株投資の本です。バフェット太郎さんは、〇〇太郎、〇〇次郎という郎系の投資ブロガーを大量に輩出するきっかけになりました。ややもすると、界隈ではキャベツ太郎よりも有名です。