たぱぞうの米国株投資

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フォリオ【FOLIO】のテーマ投資についての解説をします

フォリオ【FOLIO】のテーマ投資とは

  フォリオ【FOLIO】は「バイオ」や「VR」、「京都」など、多彩なテーマをえらんで投資ができるオンライン証券になります。

 

 10社ずつで構成されたテーマに、10万円程度から投資するしくみになっています。現在、全80種以上のテーマに投資可能です。今後もテーマは増えそうですね。ある意味では、セクター投資のようなものですが、セクターよりも細分化されています。

フォリオ【FOLIO】の6つの特徴

 フォリオ【FOLIO】の特徴は、以下の6つとされています。

  1. 企業ではなく「テーマ」でえらぶ
  2. テーマに沿った有望企業10社に投資対象を分散
  3. 分散投資を10万円から
  4. 運用中のサポートも充実
  5. 資産運用のための親しみやすいデザイン
  6. 業界最低水準の手数料「好き」「応援したい」に10万円から投資可能。

 確かに、従前の証券会社のイメージからすると、初心者さんでも親しみやすいデザインに統一されていますね。

フォリオ【FOLIO】のおまかせ投資とは

 フォリオ【FOLIO】にはおまかせ投資というサービスもあります。平たく言うと、ロボアドバイザーですね。資産運用をすべて自動でおこなえるサービスです。

 

 ノーベル賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」に、フォリオが改良を加えたアルゴリズムで運用するということになっています。

 

 どうしても時間と手間のかかる資産運用ですが、それをAIですべて自動で行うということです。今まで投資を経験したことがない人でも、複数のアセットクラスを組み合わせた分散投資がパッケージで購入できるようになっています。

 

 いくつかの質問が用意されており、これに答えることでアセットクラスの比率が決まります。ライフステージや金銭的余力に応じ一人ひとりに合わせた運用プランを決めてくれる流れになっています。

 

 「資産運用の計画 → 金融商品の選定 → 商品の購入 → モニタリング → メンテナンス……」といった流れがおまかせになるので、投資に時間を割けない人にはこの手のパッケージサービスは人気がありますね。


 運用中の資産は自動でリバランスされるので、一度運用を開始したら何もすることはありません。定期的に追加入金するか、あるいは一括で入金したらほったらかしか、そのような流れになります。

 

 以上がフォリオ【FOLIO】のおおまかなサービス概要です。さて、前置きが長くなりましたが、このテーマ投資についてのご質問をご紹介します。

フォリオ【FOLIO】のテーマ投資についての見解を聞きたいです

たぱぞう様

 初めまして、ぱじゃおと申します。


 いつもたぱぞう様のブログを参考に勉強させていただいております。


 当方、投資歴1年未満の27歳サラリーマン(独身)です。突然ですが、この度はFolio(フォリオ)とテーマキラーの所感についてお聞かせ願いたいと思いメールさせていただきました。

 

 たぱぞう様はFolioをご存知でしょうか。実際にWebサイトを読んでいただいた方が早いかと思いますが、FolioはドローンやAIなどのテーマごとに分散投資という形で比較的少額に国内株式を購入できるサービス、証券会社のようです。


 調べたところ、SBI証券にもテーマキラーという同様のコンテンツがありました。(こちらはNISA対応しています)


 私は以前から再生医療の関連会社に投資をしてみたいと考えていたのですが、やはり大手企業の株価は高すぎるため断念しておりました。そんな時に上記の様なサービスがありましたので、ひとまずSBI証券に口座がありますし、試しに10万円分買ってみようかと思っております。

 

たぱぞう様でしたら、

  • 購入都度の手数料が高い点(ドルコスト平均法で一か月1万円購入でも1年で約6000円)
  • 国内株式である点(人口増による成長性がない?)
  • 同じ分野での分散投資であるため分散投資といえるか?

 という点であまり好みではないかと思われますが、私の様な初心者や、まだ投資を始めたことのない人向けとしては良いサービスかと思っています。

 

 よろしければ所感をいただけたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。このようなメールは初めてでしたので、拙い長文を失礼いたしました。

 

ぱじゃお

フォリオ【FOLIO】のように新しい観点で金融サービスが増えていくのは良いこと

 ぱじゃおさん、ご質問ありがとうございます。フォリオ【FOLIO】のように、新しい金融サービスが増えていくのは良いことですね。これによって投資に目覚め、面白いものだと分かれば自分でポートフォリオを組んだりするのでしょう。

 

 興味と時間が無ければ、そのままほったらかしということになるわけです。それも一つの選択ですね。投資の外注化です。

フォリオには京都をテーマにした投資もある

フォリオには京都をテーマにした投資もある

 フォリオ【FOLIO】のテーマ投資ですが、大手運用会社によるセクター投資などよりも分散化していて、ニーズはそれなりにあるように思います。

 

 たとえば「京都」をテーマにした投資です。京都は産学連携などが昔から盛んで、ベンチャー企業が育ちやすい風土があります。そのため、京都銀行や京都中央信金、京都信金などは収益性に着目した融資も比較的強く、これらの銀行の保有株の含み益が話題になったこともありました。

 

 金融機関は資産、株で言うところのPBRに着目した融資が基本は多いですね。日本電産、御室のオムロン、任天堂、ローム、京セラ・・・。これらもかつてはベンチャーだったわけです。

 

 フォリオ【FOLIO】は考え方としてはeMAXIS Neoシリーズなどと近いですね。比較してみても面白いと思います。

 

関連記事です。

  こちらは未公開株取引に関してのサービスですね。ちょっと前まではこういうプラットフォームが全くなかった世界ですから、金融サービスの多様化を感じます。

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  こちらは企業ごとの案件別投資を取り扱うファンズですね。投資先企業が明確なのが従来のクラウドファウンディングと大きく違い、案件に投資するという意味では社債とも違うというサービスになっています。

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  個別株を買うということに関してのコラムです。米国株を語る会に関連して書いています。

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