たぱぞうの米国株投資

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つみたて投資に関する基本の原則と考え方

つみたて投資に関する基本の原則と考え方

 つみたて投資に関する基本の原則と考え方はどのようなものがあるでしょうか。

 

 実は、これは大変シンプルです。大事なことは「資産価値が成長するものに投資し続ける」ということです。人によってはそれが全世界株やS&P500連動商品になります。いずれにしても、パフォーマンスの差こそあれ、シンプルです。

 

 ただし、確定拠出年金、とくに企業型は選べる商品が限られます。そのため、先に述べた投資先に「近いもの」を選ぶということになります。今日は、そのつみたて投資に関わるご質問を紹介します。

企業型確定拠出年金でつみたて投資をしてきました

たぱぞう様。

 

 はじめまして。老後に余裕のある暮らしを考えるようになった外資系製薬会社勤務に勤務している45歳サラリーマンです。

 

 現在、企業型確定拠出年金を見直しを検討しています。入社時から今年の6月までは、企業型確定拠出年金の毎月の掛け金5.5万のアセットアロケーションは、以下の通りでした。

 

  • 三井住友TDCセレクション75(50%)
  • 定期(20%)
  • DIAM国内株式インデックス(20%)
  • JPM日本株・アクティブオープン(10%)

 

 訳も分からず、今までの約20数年間、上記内容で運用してきました。しかし、たぱぞう様のブログで勉強したことで、残り約15年~20年のサラリーマン生活を考えた際に、定期で置いておくのはもったいない事、国内株よりも外国株の運用益の方が高く見込める想定される事、日本株アクティブの手数料が1.68%と高い事などから6月に以下の通りスイッチングと毎月の配分変更を実施しました。

 

 現状の毎月の掛金の配分と運用は、以下の通りです。

■運用商品2本:

  • たわら先進国株式インデックス ヘッジ有  50%(現在の時価総額約980万)
  • 三井住友TDCセレクション75  50%(現在の時価総額約1100万)

■毎月の掛金の運用1本:

  • たわら先進国株式インデックス ヘッジ有 100%

 運用・毎月の掛け金の中心を外国株にしようと思っているのですが、会社で用意されている外国株式は「たわら先進国株式インデックス ヘッジ有」と「DIAM外国株式インデックス ヘッジなし」しかありません。


 そこで以下の2点につきまして、老後の余裕ある暮らしのために、たぱぞう様からご意見を頂戴できればと思っております。ご多忙中恐れ入りますが、何卒ご教示のほど宜しくお願い致します。


1、運用商品について、外国株式1本にしたほうがよいでしょうか(現在の年齢や状況を考えても攻めてよいでしょうか?)それとも、運用額もそこそこ大きくなるので、守ることも考えて債権なども組み込んだほうがよいでしょうか?

 

 外国株式であれば、「たわら先進国株式インデックス ヘッジ有」と「DIAM外国株式インデックス ヘッジなし」のどちらがよいでしょうか?

 

2、毎月の掛け金の運用について、外国株式1本を考えてます。「たわら先進国株式インデックス ヘッジ有」と「DIAM外国株式インデックス ヘッジなし」のどちらが良いでしょうか。

 

 また、どちらもMSCIコクサイインデックス連動ですが、15~20年の運用した際にヘッジの有無で将来のお金がかなり変わってくるのでしょうか?手数料は、以下の通りどちらもあまり変わりません。「たわら」はヘッジコスト込みの手数料です。

 

  • DIAM外国株式インデックス(信託報酬手数料:0.275%)
  • たわら先進国株式インデックス ヘッジ有(信託報酬手数料:0.22%)

 現在、私の家族構成や、その他資産状況は以下のとおりです。長文となり誠に申し訳ございませんが、ご教示のほど何卒宜しくお願い致します。

 

  • 年収:約1000万
  • 貯金:約1000万
  • 保険:20年前に加入した貯蓄型終身保険(年利2.25%-60歳払い込み、1000万)
  • 住宅ローン:残り約4000万(ローンは他にありません)
  • 投資:今年5月より積み立てNISA

(私と妻ともに、毎月33333円をS&P500に100%毎月積み立て。合計66666円/月)

家族構成:妻(専業主婦)、長男(浪人生:4月より私大予定)、長女(公立中学)

非課税枠でのつみたて投資をしていくならば、株式一本でよい

 企業型確定拠出年金の毎月の掛け金5.5万の運用方法ということですね。iDeCoやつみたてNISAもそうですが、少額での投資は株式100%が良いですね。債券なども悪くはないのですが、株式にパフォーマンスが長期で劣る傾向にあるからです。

 

 また、ヘッジあり商品はよく見ますが、不要です。ヘッジコストが長期でパフォーマンスに影響します。債券系などは為替リスクがリスクリターンよりも大きく影響するとして、ヘッジありにしている例があります。しかし、やはり不要ですね。長期で見れば落ち着くところに為替は落ち着くのです。ただし、これは人により見解はことなりますね。

 

 さて、ご質問にあったDIAM外国株式インデックス(信託報酬手数料:0.275%)のほうが、同時期のパフォーマンスも良いですね。ヘッジコストが信託報酬の差を埋めてしまっています。

良いものに続けて長く投資する、つみたて投資

良いものに続けて長く投資する、つみたて投資

 45歳ということで、これからおよそ20年かけて老後資金を作っていくことになりますね。時間も限られますので、効率よく的確な投資をしていきたいところですね。つみたてNISAではS&P500への投資もなさっているということですから、今の選択を信じてこつこつと続けていかれることですね。

 

 「資産価値が成長するものに投資し続ける」という原理原則はいつの時代も変わらないですね。ともにがんばりましょうね。

 

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