これから海外投資をはじめようとする人へ
たぱぞうは2000年から投資を始めました。気が付けば20年以上も投資をしてきたことになります。しかし、最初の10年間は投機に近く、定期入金もしていませんでした。そのため、2010年ごろでも資産は1000万円をちょっと超える程度でした。
たしか、30歳の時点で1000万円行くかどうかといった資産額でしたね。これが40歳を過ぎるころには1億円を超えてくるわけです。40代後半の今、金融資産は5億、不動産は4億となりましたね。
これから投資を始めようと思う人は、勇気づけられるのではないでしょうか。
個人投資家で30歳で1000万円を超えている人は、Twitterなどを見る限りは少なくありません。こういう人たちは、30歳時点での私をすでに超えており、40歳ではさらに資産を増やしているのでしょう。
また、10年前に比べて、大きく環境は変わりました。
- 資産運用に関する有益な情報が得やすくなった
- NISAなどの非課税制度が増えた
- 投資信託で良い商品が増えた
- 海外株が特定口座対応になり買いやすくなった
思いつくだけでもこれだけの後押しがあります。与えられた環境を生かして、自分なりの投資方法を採用し、自分を信じて投資を続けていけばよいですね。初心者だからと言って尻込みする必要は全くないのです。
さて、今回は投資初心者さんからご質問を頂いています。
最近投資を始めましたが、何を買うのが良いでしょうか。
はじめまして。最近米国株を勉強し始めたSと申します。いきなりの連絡失礼致します。少しご教示いただけると大変ありがたいのですが、現在資金があまりなくとりあえず20万円ほど投資をしようかと考えています。
そこでなのですが、いわゆるVOO などのS&P 500指数連動型ETFを買うか、高配当個別銘柄を買うか悩んでます。どちらも同時に購入する手持ち金がないため、どちらかを優先して買った方がいいかと思うのですがどちらの方がよろしいとお考えでしょうか。
よろしくお願いいたします。
どのような投資戦略を取るのか、整理してから始めると良いですね。
まず最初に、どのような投資戦略を取るのか整理してから始めると良いですね。例えば以下のような方法があります。
- インデックス投資
- 成長株投資
- 高配当株投資
インデックス投資であれば、投資信託かETFを選択します。最近ではメジャーな指数は円で買えるようになりました。円で買えない指数をドルで買う、そういう時代ですね。
私は初心者さんには投資信託をお勧めしています。確定申告の必要が無いからですね。特に、非課税枠であるiDeCoやNISAを使った投資方法ですね。
米国ETFの購入は投資信託よりもハードルが上がります。しかし、商品の多様性がありますから、投資の幅や面白さを実感することができます。
個別株投資は、大きく分けて2つの視点があります。
- 成長株によるキャピタルゲイン
- 成熟株によるインカム
要は、配当を出すか出さないかというところです。また、持続可能なビジネスモデルを持つ米国株を長期保有したり、テクニカルで割安と思われる水準で買いに入るなどの手法もありますね。これが的確にできるようになれば、中級者から上級者ということになるでしょう。しかし、できなくても投資は可能です。
こうしたことを踏まえて、質問者さんやこれから投資を始める人にお勧めするのは、投資信託か米国株ETFによるインデックス投資です。定額で定期的に買いつける、ドルコスト平均法と言われる手法による買い付けが良いですね。
買う時期で悩まなくて済むからです。長期保有で上昇が見込まれるような指数に連動する商品を買うと良いでしょう。王道はS&P500連動か、VTI系ということになります。
このごろは高配当株を狙う人が多いですね。有名な人で高配当で持ち株を管理している人は、割と昔から持っている人が多いので注意が必要です。安い時期に買っているのです。同じようなポートフォリオを作ったから、必ず利益を上げられるというわけではないのですね。
高配当株のインカムは魅力ですが、やはり誰でもできる投資の王道はインデックス投資であるということは改めて書いておきたいところですね。
分配金を出しつつも、およそ10年で4倍のリターンを示したのが、米国株インデックス投資です。もちろん、今後はやや不透明で参考程度ですが、一つの材料にはなりますね。
不安定な相場にあっても、確固たる自信をもってトレードしていくことが大事ですね。インデックス投資というのは、精神的な動揺の少ない、万人にお勧めできる方法かと思います。
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