たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

バンガード・米国短期債券ETF【BSV】はディフェンシブさが光るETF

バンガード・米国短期債券ETF【BSV】という安定感ある投資先

 債券は株式に比べるとリターンでは劣りますが、底堅い動きをします。そのため、ディフェンシブな投資に活用されることが多いです。特に流動性の高い短期債においては、殆ど現金と同様の活用方法ができ、なおかつ薄いながらも利回りも付きます。

 

 ポートフォリオの値動きをマイルドにするという意味において、知っておいて良い投資先の1つと言えるでしょう。

 

 債券と言えども、新興国債券や、長期債になると利回りが高い分、そういうディフェンシブさも損なわれます。

 

 資産を守ることが第一ならば、やはり先進国債、それも短期であればあるほど固いということですね。これは、私たち個人投資家に限ったことではなく、法人でも同様の扱いです。

 

 現金保有か短期債の保有か、というのは決算情報から確認することができます。例えば、バフェット氏の会社として有名なバークシャーハサウェイのアセットを見てみましょう。

f:id:tapazou:20180901150959p:plain

 ここで赤い印をつけている項目、U.S Treasury Billsというのは、短期合衆国財務省債券のことです。満期の年数が1年またはそれ以下の短期のものですね。いわゆる短期国債になります。T.ビルと言われるものです。

 

 バークシャーのケースだと、この直近の決算で現金とT.ビルで15.6%になることが分かります。

 さて、こうした使い勝手の側面を持つ短期国債ですが、今回はETFという形でご質問を頂いています。

バンガード・米国短期債券ETF【BSV】と【BND】

たぱぞう様

 いつもブログを拝見させていただいております。KOと申します。米国株、インデックス投資を始めて2年ほどの駆け出しものであります。

 

 ありがたいことに米国経済が堅調に推移しているおかげで、保有しているVTIやVYMは含み益が出ております。しかし、気になる点として上記2銘柄に余裕資金をほぼ突っ込んでいる状況です。


 景気後退、暴落に備え、ポートフォリオのディフェンシブ性を上げるため、幾分かをBNDやAGGなどの債券へスイッチングすべきかなと考えています。ただ、長期金利の上昇に伴う価格低下が気になります。(株式に比べれば無視できるレベルですが)

 

 ポートフォリオの緩衝作用目的、ドル資金の一時退避場所といった視点で考えた場合、BSVのような短期債券ETFというのもありかなと思いました。

 

 BNDに比べ利回り、経費率は見劣りしますが、価格の変動が少ない(金利変動に強い)+α配当(1%ぐらい?)が得られるので今のような時期にどうだろうと思案しています。たぱぞう様のご見解を伺いたくよろしくお願いいたします。


PS
 住宅ローン関係の記事もとても重宝しております。地銀で住宅ローンを組みましたが、お任せコースに乗らずに済みました(笑) 最初に提示してきた金利って何?って思うようなことが起こるのですね。比較と銀行間で競争させることの重要性を学びました。

守りの投資ならば【BND】よりもバンガード・米国短期債券ETF【BSV】

 よりディフェンシブさを求めるならば【BSV】というのは理にかなっていると思います。年率のリターンはおおよそ2%以内に収まっていますが、もちろん現金よりは良いですね。

f:id:tapazou:20180901152155p:plain

 つづいて、BNDと値動きの比較をしてみましょう。

f:id:tapazou:20180901153209p:plain

青=BSV

赤=BND

 

 リーマンショック直後は仲良く多少の値動きがあります。その後は、殆ど変動がありません。BSVで言うと、おおよそ78ドルから82ドルのレンジで動いており、大きく外れません。

 

 ただし、値動きによるリターンは10年で1.1%程度ですからほとんど期待はできないことになりますね。

 

 分配金は債券系ETFですので、毎月分配になっています。BNDもそうですね。毎月分配というと、悪名高いダメな投信が思い浮かぶかもしれません。しかし、ETFは元本を削って分配金を出すことが制度上できません。

 

 単に、償還時期や利金を出すタイミングの違うものを組み合わせて分配金を毎月にしているにすぎません。ですから、債券系の米国ETFの毎月分配には全く心配はいりませんね。

 

 ちなみに、株式系での毎月分配としてはDIAというダウ連動ETFが有名です。ニーズに応じて四半期と毎月分配型を使い分けても面白いでしょう。ちなみに、私ならばやはりリターンの面からBNDを選好しますね。BNDぐらいの値動きは許容と考えます。

 

追伸:住宅ローン記事への感想ありがとうございます。こちらも知識が無いと、鴨葱になることがあります。比較的親しみやすい話題ですので、定期的に触れていきたいと思っています。

 

関連記事です。

  こちらは【BND】に関してのご質問ですね。

www.americakabu.com

  値動きは固いですが、やはり投資ですので何事も100%は無いですね。

www.americakabu.com

  長期債は利回りが魅力ですが、それならば株式を選ぶというのがこのところの傾向でした。 

www.americakabu.com