たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

資産2億円でアーリーリタイア、その後の資産運用

アーリーリタイアするための基本的な考え方

 アーリーリタイアの目安としては1億円ということがよく言われます。人によっては半分の5000万円という人もいます。これは、人それぞれ背景が違うからです。背景というのはズバリ言って4つです。

  • 年齢
  • 年間支出
  • 年間収入
  • 資産

 年齢が上がれば資産や収入は少なくて済みます。残された人生の年数が少ないからです。また、支出が少なく、配当などの収入が多ければリタイアは近づきます。

 

 この計算には「逃げ切り計算機」という有名な計算サイトがあります。計算してみるとわかりますが、リタイア後に何らかの形で収入を得られると条件がグッと楽になります。だからこそ、リタイアには副業と投資が大事というわけですね。

 

 例えば家族4人、年間の支出が600万円だとしても、資産からの利回りで300万円、副業で100万円の収入があればどうでしょうか。年間の実質的な支出が200万円になります。加えて、年金が計算できるならばそこまで食いつなげばよいので、年齢によっては元本を削っても良いわけです。

 

 さて、こうしたことを踏まえて資産2億円でアーリーリタイアを希望という方のご質問をご紹介します。

資産2億円でアーリーリタイア、その後の資産運用。

たぱぞう様

 stbollと申します。日々ブログで勉強させていただいております。持病がある事や、今の仕事をしながら人生を楽しむ、やりたい事に取り組むことが難しい事もあり、数年後にリタイアを考えております。


 今後のリタイアに向けてのポートフォリオ作成についてアドバイスをいただけると幸いです。ちなみに仕事が嫌いな訳では無く、場合によってはできる範囲で手伝いレベルの仕事をする可能性もありますので、管理が必要な不動産等はできるだけ避けたいです。

 

 参考ですが当方の簡単なプロフィールです。

  • 年齢:30代後半(未婚借金無し)
  • 投資暦:14年
  • 現金:1億円
  • voo:3500万円
  • 米国高配当株(控えめに利回り税込3%)6500万

 残りは債券・その他

 投資ルール

  1. 毎月100万円をドル転して高配当連続増配株を購入。
  2. 購入意欲の沸く銘柄が無ければvooを購入。
  3. 20万は日本株・積み立て・NISA等

 現在の見通しとしては現金が約1億円ありますので、3年後には4300万が投資できて5700万が残る予定です。


 残った現金はいつか来るリセッションでの買い増し資金として残しておきたいと考えております。(暴落時はARCCやPFFを購入したいです)


 リタイヤ後は生活費として300~500万/年欲しいので、「配当金+現金取り崩し」または「配当金+vooの取り崩し」で70歳以降は「配当金+年金+現金」で生活しようと思います。


 vooは3500万くらいあるので必要な年は年100万くらいの取り崩しを予定しております。

 

 質問に戻りますが、今後リタイヤまでの投資方針として、現在の投資ルールで資産を形成して配当金額を伸ばしていくべきか、AGG等の債券等を組み入れていくべきか、はたまた別の形で資産運用をすべきか悩んでいます。


 上記に加えて、実際には3年分の収入が加わる事や資産の「債券・その他」の内容としてメインバンクへのお付き合いで購入した国債や投信はリタイヤ後に拘束が無くなります。


 たぱぞう様であればリタイアまでの数年間にどんな資産運用や準備をしますか?ご機会があればよろしくお願い致します。

 

 ここまで書いて気になりましたが、質問に関してはブログの記事化が前提でしょうか? それとも本来であればFP等へ報酬を支払うべきアドバイスにたぱぞう様は無償で相談にのっていらっしゃるのでしょうか?

 

たぱ注※記事化の内容は無料です。それ以外の対面含む個別のご相談、レポート納品は対価をいただいています。簡単な内容でしたら、メールでそのまま返信していますが、時間が取れず対応を検討中です。

 

PS
 米株において、リセッションや調整局面は当然あると思いますがリーマンショックの様な大暴落が起きる可能性は低いものと考えております。

 

 理由として経済や金融の仕組みでは無く、情報化によって一般大衆の知識レベルが底上げされていると考えているからです。日本の金融リテラシーが低いと嘆くブログは多く存在しますが、過去に比べて米株の存在は浸透しつつあると考えております。

 

 時代が進めば進むほど、暴落時に日本だけなく新興国を含むの個人が(リーマンショック時に比べて)バイアンドホールドに動くと思いますので、どこかで歯止めがかかると思っているからです。ただ、そこから破滅的暴落するシナリオも想定しつつ試行錯誤しております。

アーリーリタイア後は守り重視の運用になる

 投資歴14年ということもあり、十分な知識やご経験をお持ちと推察します。その前提でお話しすると、資産2億で40代、何をどうやってもリタイア可能ということになります。ただし、意識したいのはよりディフェンシブにポジションを取るということですね。

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 すでに資産を増やす段階は終えられています。そう考えると、米国債券も良いですね。もっと値動きをおさえるならばドル建てMMFということになります。ただし、これらはインフレ対策、あるいは資産保全の側面が強く、殖やすという意味では弱いです。

 

 また、弊ブログでは初めてお勧めしますが、これだけご資産があるならば個人向け日本国債を持っていても悪くないですね。一般的にはパフォーマンスが低すぎてお話にならないのですが、増やすよりも減らさないことに価値を置くならば使えます。無理してすべてドル転する必要は無いです。

 

 すでに半分の資産を米国株に投資をされています。おりしもボラタイルな相場になりつつありますから、より一層守りの投資を心がけると良いでしょう。なぜなら、「なにもしなくてもリタイアできる」レベルだからです。年間300万円支出、50年使っても1.5億です。年間400万円でも50年もちます。2億円の威力ですね。

 

 ただ、それではつまらないということならば、月に5000ドル~1万ドル程度をVTIやVOO、あるいはバランスファンドに割り振っていくというのはありですね。この段階での高配当個別株は悪くはありませんが、リスクはETFよりも高いです。買う場合は銘柄の分散が前提になります。ただ、そうするとHDVやVYMなどの米国株高配当ETFで代替したほうが楽ではあります。

 

 本当は事業化して不動産あるいは小規模事業など、というのも財布が2つになって面白いと思いますが、まあそれはご希望外ということで置いておきましょう。ご質問ありがとうございました。

 

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