たぱぞうの米国株投資

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投資で資産額5億円、超富裕層は実現可能なのか

資産額5億円は遠い道のりだが、実現不可能ではない

 投資で資産額5億円というと途方のない金額に思うかもしれません。しかし、運と実力に恵まれれば、実現不可能ではないですね。適切なタイミングで、適切な対象に投資ができれば可能です。

 

 とはいえ、私が投資してきた過去を振り返っても、そのチャンスは多くはありませんでした。2003年の金融危機、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショック。これらを適切に生かしていくことが必須でしたね。このうち、どれかを取りこぼしても、どこかでミスをしても、達成することはできなかったでしょう。

 

 有名な野村総研の金融資産別ピラミッドがありますね。野村証券系のシンクタンクなので、金融資産での5億円としています。しかし、現実的には金融資産にこだわる必要は無いですね。そうすれば、もっとハードルは下がります。

 

 さて、今回は目先の目標の1億円を突破されたということで、ご質問を頂戴しています。

資産額5億を目指して資産形成をしていきたい

たぱぞう様

 いつも楽しくブログを拝見させていただき、参考にさせていただいております。夫婦でたぱぞう様のファンです。

 

 この度はアセットクラスの変更、追加について質問させていただきたく連絡致しました。

 

 野村総研の金融資産別のピラミッド図において、1億円以上5億円未満を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義されております。

 

 私の家計は、私と妻の共働きで、これまでペーパーアセットへの積み立てならびに早期退職に伴う一時金による投資によって確定拠出年金分を含めると1億円の資産を築くことができ、富裕層の仲間入りを果たしました。

 

 1億円を達成した今、次なるステージは超富裕層となります。しかし、ここから現在の資産を5億円に増やすことができる手段が思い浮かびません。過去のたぱぞう様の投稿にもありますように、自らの給与だけで超富裕層に入るのはほとんど不可能に思えます。

投資で資産額5億円、超富裕層は実現可能なのか

投資で資産額5億円、超富裕層は実現可能なのか

 このような状況で更に資産の拡大を目指すにはやはりレバレッジをかけた投資(不動産投資等)や起業が選択肢になってきますでしょうか?


 資産1億円から超富裕層(5億円)へのロードマップについてアドバイスを頂けたら幸いです。

 

 尚、当初は55歳前後で2.5億円程度(7%運用利回りで計算)の資産が残りそうでしたので、子供の学費負担がなくなった段階で夫婦で仕事を辞めてFIREして(これまで共働きで時間がなかったため)趣味ややりたいことをすることを目標にしていましたが、アセットクラスの上昇が見込めるのであればさらにチャレンジしたいと思い始めました。

 

家族構成等
夫 年収1200万円(43歳、会社員)、今後5年ほどで1400-1500万円に増加する見込み、士業の資格を保有しており現在の状況よりも金銭的なメリットがあれば独立することも考えています。
妻 年収900万(43歳、会社員)、今後1-2年で1000-1100万に増加する見込み
子供 10歳
子供 8歳

 

支出
教育費 年間360万(学費(インターナショナルスクール)、習い事)
生活費 年間360万(住居 社宅 持ち出し年間30万含む、社宅は55歳までの予定)
娯楽費 年間120万円
残りを積み立てで投資信託(VTI連動型)や株式(インデックス、VTIメイン)購入

資産
投資信託(全世界インデックス、米国株インデックス、)3000万
インド株投信 800万
個別アメリカ株 2400万
米国株ETF(インデックス)1700万
ビットコイン 450万
現預金 200万(生活防衛資金のみ)
確定拠出年金(全世界インデックス)夫1400万(2.5万/月で積み立て継続)、妻1300万(世界株)(5.5万/月で積み立て継続)

 

 退職時には夫婦共に1500万円程度の退職金が別に支払われる予定だがそちらは考慮に入れていません。


 子供はインターナショナルスクール卒業後は海外の大学へ留学することを考えており18歳から1人当たり最大で1000万/年を8年間(大学、大学院)負担することを考えています。費用はそのときの給与所得(1200万円程度負担)と資産の切り崩しで賄う予定です。

 

 長文をお読みいただき有難うございます。総資産5億に向けて、既に成功されているたぱぞう様のご意見をお伺いさせていただけたら幸いです。

超富裕層と言われる資産5億円とは

 さて、ご質問の内容ですが、奥深いですね。55歳で2.5億というのは年金も考慮すると十分生活できる、FIRE可能な金額です。


 一方で、数字はゲームの要素があります。単純に増えるのは面白いですよね。とはいえ、そもそも更なる資産が必要かということも考えたいところです。ここでは超富裕層といわれる5億円ですね。


 現代社会は焚きつけの社会ですから、数字の拡大を目指すときりがありません。

 

 従って、どこまで目指すのか、現実と夢、快と不快のバランスで決めておく必要があります。大事なのは主体性ですね。誰が何を言うかは関係が無く、自分がどうありたいかが大事です。


 ちなみに、私の実感ですが富裕層で総資産5億、超富裕層で10億が目線かと思います。1億で実感されたと思いますが、生活が何か劇的に変わるわけではありません。また、金融資産のみだと厳しいですが、先の話のように総資産だとハードルが下がりますね。


 そういう意味では、富の拡大にレバレッジと起業は非常に相性が良いと言ってよいでしょう。すでに士業の資格をお持ちということでしたら、アルバイト的に仕事を受注し、個人事業主か法人成りをするのも大変有効です。


 ハードアセットの収入と合わせれば、無理なく法人レベルが目指せる可能性があります。教育費を除いて、世帯収入のわりに生活費が抑えられていますね。資産の拡大は十分可能な家計とお見受けしました。


 あとは、どのように人生の道程を描くのか。ご家族と見たい景色次第かと思いました。せっかくのご縁ですので、共に考えていきましょう。

 

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