たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

株式贈与で譲り受けた1000万円の株式をどうするか

贈与で株式や不動産を譲り受けるということ

 相続や贈与で思いもかけない資産を得る人がいますね。20代でも億単位の資金を運用する人もいますし、いくつものビルを所有する人もいます。ほとんどの人は堅実ですね。

 

 一方で東京のど真ん中、繁華街でお寺をやっていたが1代でダメになったような人もいます。有名な話ですが、めったにないから有名な話になったとも言えます。そう考えると、堅実というのは、1つの無形資産なのかもしれません。

贈与は人生を変える一撃になりうる

贈与は人生を変える一撃になりうる

 現金、株、不動産といった資産の贈与は自分のフェーズを引き上げてくれます。一方で知識や知恵といった無形資産の継承もありがたいことですね。人は1人で生きるよりも支えあって生きたほうが良く、そのような思いやりと環境に感謝したいところです。

 

 さて、話がずれそうなので止めておきます。今回はご祖母様から株式を1000万円贈与された、という方からのご質問をご紹介します。

株式贈与で1000万円の株式をどのように考えたらよいのか。

 初めまして、通勤電車の中(最近はリモートの仕事前)でブログを拝見しております。昨年出版された書籍2冊も読ませていただき、参考にさせていただいております。

 

 現在私は、20代後半、独身、今後大きなお金の支払予定のない投資初心者です。


 実は、祖母より約1000万円の株式贈与を受け、その株式についてご相談させていただきたく、今回ご連絡いたしました。

 

 贈与を受けた株式は以下の2銘柄です。

 

①米国株式、某リンゴ社


※贈与時株価140ドル程度、現在株価310ドル程度。日本円にして現在約500万円を保有。

 

②日本株、某大手通信会社N社


※贈与時株価2500円程度、現在株価2400円台後半。配当3%後半。
 現在約500万円を保有。

 

 これら贈与を受けた株式以外の私の保有資産は以下の通りです。

  • 現金:500万円

※生活防衛資金として手を付けない予定

  • 株式:100万円(すべて日本株、配当5%以上を数銘柄)

※贈与を受けるにあたり勉強用にと購入。全体で15%ほどのマイナスだが、今回のコロナでも減配されたものはないので、このまま長期で保有予定。

  • ETF:50万円(VOO)

※某リンゴ社の配当や売却益で今後購入していこうと思い購入。

  • 投資信託:今年より積立NISAにて月33,333円で「eMAXIS Slim全世界株式」と「楽天VTI」を2:1の割合で購入中。

 

 毎月の収支については、積立NISAの購入金額を差し引いても、数万円を貯金する余裕があります(ボーナスも基本的に全額貯金)。

 

 現状、贈与を受けた2銘柄の株式に保有資産が偏ってしまっているのでリバランスをしなければと思っているのですが、その方法について悩んでいます。今考えている内容といたしましては、以下の通りです。

 

  1. すぐに2銘柄ともに25%~50%ほどを売却し、積立NISAとは別に投資信託・ETF(VOO)の積立購入に回す。※某リンゴ社がだいぶ値上がりしているので利確もかねて。
  2. 投資信託またはETF(VOO)を積立購入する度に売却し購入資金に回す。※配当金が魅力なため。
  3. すぐに2銘柄ともに25%~50%ほどを売却し、高配当株式の購入資金に回す。※配当で積立NISAの年間購入額40万がまかなえたら素敵だなと思っています。また、現在は株式購入のチャンスかとも思いつつ、行動ができていません。
  4. 現状のまま放置し、コロナウイルスの終息後の値上がりをまつ

 

 補足としましては、基本的にドルを円にはせず、ドルのまま運用していくつもりです。今年の3月に確定申告を行い、外国株式税額控除の申請を苦には感じませんでしたので、今後も米国株式・ETFを保有していくつもりです。

 

 将来的にはETFと投資信託をメインに切り替えていこうと考えているのですが、現状配当金が入ってくることに喜びを感じ、やりがいとなっています。

 

 お忙しいかと思いますが、参考までにたぱぞうさまのお考えをうかがえましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

自分のフェーズを引き上げてくれた株式贈与1000万円の価値

 ご自分でいくつか考えてらっしゃるのが素晴らしいですね。誰かの意見を参考にすることは大事ですが、言いなりはよろしくないのですね。考えないと、自分の力にならないからです。

 

 さて、個人的な好みの目線を示しておきます。まず、私だったらしない選択を示します。3案と4案です。

 

 3案は高配当株への振りというところですね。この20年のバリューグロースのバランスを見ると、バリューは明らかにリターンが悪いです。高配当株はバリュー株が多く、今後もバリュートラップにはまる可能性を否定できないですね。

 

 2015年以後は特にこの傾向が強まっているように思います。つまり、上級者向けということです。

 

 4案はもう戻り充分と考えてよいでしょう。りんごは優秀、Nはもともとこんなものです。

 

 いずれにしてもおっしゃる通り、PFが偏りますよね。それが自分の好みの銘柄ならばリスクも納得して許容できるでしょう。しかし、今回は贈与でそういうわけではないので自分好みのPFにしたほうがいいですね。

 

 ちなみにGAFAMは実は割安なものが多いです。しかし、りんごだけはやや高い印象を私は持っています。GAFAMは強く、もしりんごでなければ保持したくなりますが、ここは個人の目線ですね。Nは私は好みではないですが、割安感はたしかにありますね。迷わせるような発言を最後にしますが、個別株はこういうところも楽しいところですね。

 

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