たぱぞうの米国株投資

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株式投資ポートフォリオをコアサテライトで考える

株式投資ポートフォリオをコアサテライトで考える

 長期積立投資をするならば、アセットアロケーションとポートフォリオは非常に重要になってきますね。適宜、リバランスをしながら積み立てていくことになります。

 

 一方で私のようにうねりを取るのが好きな人は、もっとざっくりとした比率しか気にしません。要は、リスクオン、リスクオフのタイミングに合わせて現金比率を見る程度です。

 

 よく、アセットアロケーションが運用効率を決める、というようなことが言われます。私のような投資スタイルはそれが当てはまりません。なぜかというと、うねりのタイミングが運用効率を左右するからです。

 

 しかし、これは一般的ではないですね。長期積立を前提とするならば、やはりどのような商品を選び、積み立てていくかというのが最も大事になってきます。 

 

 さて、これらを踏まえて株式投資ポートフォリオのご相談を紹介します。

資産運用にあたって株式投資ポートフォリオをどのように考えたらよいか

たぱぞう様

 いつも動画やブログを楽しく拝聴拝読させていただいております。ありがとうございます。

 

 できれば70歳くらいまでに、資産を作りたいと思っています。子供もいないので老後趣味である旅行などにもでかけ健康的に、兄弟妹に迷惑をかけずに自立した老後を過ごすための資産を作りたいと思っています。 


 しかしながら、勉強を進めていくうちにわからなくなってきました。このままではいけないとこちらからメッセージを送らせていただきました。アドバイスをいただけますと助かります。


質問内容⇒私どもの現状という順に記載をしております。よろしくお願いします。

(質問)

  • 現在毎月積立をしておりますが、このままのペースで現金比率を下げるイメージでの積立てでよいのか、もっとペースを上げるべきなのか、一括で購入すべきなのか。
  • 投資信託メインですが、国内上場ETFに切り替えた方が良いのか、それとも国内上場ETFよりも米国ETFに投資したほうが良いのか。
  • 夫は確定申告をしております。米国ETFに投資した場合、米国の課税の控除手続きをすれば夫は還付されるでしょうが、妻は源泉徴収が0なので還付が無いのであれば米国ETFより国内ETFか投資信託なのかなという理解で正しいでしょうか。
  • そもそももっと商品を絞り込むべきなのか。投資をし始めたころは分散!と思い種類が多くなってしまいました。今は少しずつ、積立てを継続する商品の整理をしているところです。

 経費率や税金のことなどを考えていると、分からなくなってきました。


現状

  • 夫51歳会社員65歳定年予定ですが、多分再就職して70歳くらいまでは働くつもり。
  • 妻50歳専業主婦収入なし。子供なしです。
  • 生活防衛資金は3年分としてひとまず1500万くらいかなと考えています。
  • 夫は楽天証券、SBI証券(それぞれ5万円ずつはクレカ積立て)
  • 妻は楽天証券(5万円はクレカ積立て)

資産内容

金融資産の概算

  • 現金5130万円、死亡高度障害保険夫1150万円(払込完了)、死亡高度障害保険妻500万円(払込完了)、投資評価額約671万円
  • 持ち家なし、自家用車購入予定なし

投資詳細

【夫】 総合計2,709,952円 積立金額計121,933円/月

■特定口座(合計925,243円)

  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)51,743 円
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 108,289 円
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)339,520 円 (16,600円/月積立中)
  • 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド  100,299 円
  • 楽天楽ラップ 積極型 275,392円(10,000円/月積立中)
  • SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 50,000円(50,000円/月積立中)

■つみたてNISA(合計998,111円)

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド 287,405 円 (10,000円/月積立中)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型) 334,149 円
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 335,729 円 (10,000円/月積立中)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)40,828 円  (13,333円/月積立中)


■iDeCo (合計 786,598 円)

  • 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 397,674 円 (比率51%)
  • たわらノーロード 日経225 162,797 円 (51%)
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))120,663 円 (15%)
  • ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 49,417 円 (6%)
  • セゾン資産形成の達人ファンド 44,401 円     (6%)
  • たわらノーロード 国内債券 11,646 円 (1%)

 掛金の配分状況(商品別)

  • 資産タイプ     商品名     掛金額 構成比
  • 国内株式     三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド     6,000 円 50 %
  •  国内株式     たわらノーロード 日経225     2,400 円 20 %
  •  国内債券     たわらノーロード 国内債券     2,400 円 20 %
  •  外国株式     ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)     600 円 5 %
  •  国内外株式     セゾン資産形成の達人ファンド     600 円 5 %

【妻】総合計4,003,848円 積立金額計296,333円/月

■特定口座 (合計1,535, 988円)

  • eMAXIS NASDAQ100インデックス 235,728 円 (積立中66,667円/月)
  • eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 210,294 円
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 160,193 円 (積立中50,000円/月)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)309,164 円 (積立中50,000円/月)
  • iFreeNEXT NASDAQ次世代50 163,741 円 (積立中50,000円/月)
  • 楽天楽ラップ かなり積極型 456,868  円 (積立中20,000円/月)

■つみたてNISA(合計2,441,923 円)(開始から3年11か月)

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)115,524 円
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)270,078 円
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 637,092 円 (積立中14,666円/月)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)69,082 円
  • 楽天バンガード・全世界株式インデックス・ファンド 204,562 円
  • 楽天バンガード・全米株式インデックス・ファンド 917,184 円
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 228,401 円 (積立中22,000円/月)

 

■iDeCo 合計259,405 円

  •  楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))    23 %  60,345 円
  •  国内外株式    楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))    23 %  58,818 円
  •  国内株式    たわらノーロード 日経225    19 %    49,092 円
  •  外国債券    たわらノーロード 先進国債券    11 %    27,991 円
  •  海外REIT    三井住友・DC外国リートインデックスファンド    11 %    27,795 円
  •  国内REIT    三井住友・DC日本リートインデックスファンド    9 %    24,566 円
  •  コモディティ    ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)    4 %    10,798円

掛金の配分状況(商品別)

  •  外国株式    楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))    11,500 円 50 %
  •  国内外株式    楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))    6,900 円 30 %
  •  国内株式    三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド    4,600 円 20%

■個別株 特定口座

  • 日本航空  223,400 円

美しい株式投資ポートフォリオの要諦はコアサテライトにあり。

 まず、投資のコアを決められると良いですね。全世界投資か、それとも米国株投資か、そのようなことです。現状、海外や日本、リートや債券、ゴールドも含めて多岐にわたっています。管理できていればその限りではありませんが、1つの投信+キャッシュでも良いぐらいです。

 

 次に金額です。


 現金が5000万、退職金を予定するとさらに2000万になりますでしょうか。定年まで勤務を続ければ、キャッシュも運用額もかなり上振れするでしょう。しかし、未来は不確実ですからここでは含まず7000万+1000万程度で考えてみましょう。

株式投資ポートフォリオの具体例3選

株式投資ポートフォリオの具体例3選

 すると、およそ半分の4000万ぐらいを投資に回しても良いかもしれませんね。もちろん、リスク許容度によりますし、勤労年数にもよります。ちなみに現状の預金でもこれで8割です。


 4000万を5年で割り、1年800万を投資していく。これで5年以内にポートフォリオが完成します。一括投資は、一気に資産が動きすぎますので、特に中高年の方にはお勧めしていません。

 

 何をコアとするのか、どのような比率で考えるのか。これに関しては動画も併せてご覧いただければと思います。コアと金額と年数。これをパチッと決めてしまえば、あとはすんなり迷わず投資ができますよ。

 

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