日本の時価総額トップ10
順位 | 市場 | 名称 | 時価総額(百万円) |
1 | 東証1部 | トヨタ自動車(株) | 20,090,276 |
2 | 東証1部 | 日本電信電話(株) | 11,098,312 |
3 | 東証1部 | (株)三菱UFJ | 10,683,316 |
4 | 東証1部 | (株)NTTドコモ | 10,333,842 |
5 | 東証1部 | ソフトバンク(株) | 9,833,300 |
6 | 東証1部 | KDDI(株) | 7,734,475 |
7 | 東証1部 | JT | 7,724,000 |
8 | 東証1部 | (株)ゆうちょ銀行 | 6,498,000 |
9 | 東証1部 | 日本郵政(株) | 6,327,000 |
10 | 東証1部 | (株)三井住友 | 6,182,251 |
※Yahoo!ファイナンスから引用
2017年7月時点の時価総額ランキングトップ10です。上2桁が兆の単位になります。つまりトヨタは20兆円、日本電信電話は11兆円ということになります。10位の三井住友銀は6兆円ですね。
トヨタの圧倒的存在感は時価総額20兆という数字にも表れています。大きな規模であるだけでなく、品質や自己改革の能力も含めて極めて強い、競争力ある企業と言えるでしょう。
※画像はトヨタのPHVです。
ただし、自動車産業は大変な競争業界です。そのため、バフェット氏のいうところの経済的な堀、つまりワイドモートな強みというのはほとんど存在しません。日本経済は、かなりの部分を自動車産業に依存しますから、今後の競争激化というのは少々の不安を覚えます。
JTはタバコの売り上げが落ちているとは言え、やはり強みがあります。JTは日本だけではなく、今や世界的なタバコメーカーです。
ちなみに11位はJR東日本です。日本企業の中にあって、ワイドモート、つまり広く深い堀を感じさせる企業のうちの一つですね。
米国の時価総額トップ10
順位 | 名称・ティッカー・市場 | 時価総額 |
1 | アップル [AAPL] - NASDAQ | 751,731,451千 |
2 | マイクロソフト [MSFT] - NASDAQ | 536,266,953千 |
3 | アマゾン・ドット・コム [AMZN] - NASDAQ | 467,823,299千 |
4 | アリババ・グループ・… [BABA] - NYSE | 360,257,341千 |
5 | フェイスブック [FB] - NASDAQ | 358,122,679千 |
6 | ジョンソン&ジョンソン… [JNJ] - NYSE | 357,040,637千 |
7 | エクソン・モービル [XOM] - NYSE | 339,913,439千 |
8 | JPモルガン・チェース… [JPM] - NYSE | 333,430,637千 |
9 | グーグル [GOOG] - NASDAQ | 318,720,518千 |
10 | グーグル [GOOGL] - NASDAQ | 280,012,152千 |
※同じくYahoo!ファイナンスから引用
今は日本のYahoo!ファイナンスから情報が取れるようになりました。それだけ米国株投資が世間に広まり、需要があるということなのでしょう。
米国の場合は、ニューヨーク証券取引所とナスダックの2つの市場に有力企業が分かれているのが特徴です。上位3社であるアップル、マイクロソフト、Amazonに見られるようにナスダックはIT系企業や新興企業に強みを持ちます。
Googleは株式を2種類に分けているので分散されていますが、両方合わせると2位ということになります。ざっくりと1ドル100円で計算すると、上二桁が兆円という単位になります。
つまりアップルは75兆円、Googleは60兆円、マイクロソフトは53兆円ということです。6位のジョンソン&ジョンソン、7位のエクソンモービル、8位のJPモルガン・チェースは比較的古い企業です。
7位のエクソンモービルは、2010年前後までは世界の時価総額1位企業でした。米国株式の場合、新旧織り交ぜて世界的に強い企業群があることが強みの1つでしょう。
中でも、1位アップルから5位フェイスブックは圧倒的存在感です。また、中国でのネット小売り最強企業であるアリババもアメリカに上場しています。このように米国ドルを持っていれば、世界中の成長企業、あるいは有力企業に投資できるというメリットがあります。
日本にいながら世界中の株が買える時代
こうして並べてみると、米国株の強み、ある意味では特殊性というのが際立って見えます。今は世界中の株が日本にいながら買付できる時代です。住んでいる場所に縛られず、自分の買いたい株を、そして株主を本当に尊重してくれる会社を選好することができます。
日常生活に密着した企業を選んだり、日本語で決算報告が読めるのは日本企業へ投資する場合の強みです。ただし、あまりにもそれにこだわると、投資の幅を狭めてしまいます。
私は米国株投資には英語力や身近で実感を伴った体験があるかどうかというのはあまり関係がないと思っています。不要とまでは言いませんが、そんなことを要求しなくても今はネットで様々な情報が得られます。
その企業が安定した配当を出して株主に還元するかどうか。
安定した成長を示すかどうか。
そして株主に誠実であるか。
こういう企業を選好すべきであり、自分がどこに住んでいるかというのは二の次だということです。
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とはいえ、最悪を想定しておくというのは大事だと思います。
ETFから入るというのが最初の入り方としては最適でしょう。
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