たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

投資信託とETFのどちらが投資するのに良いかで迷っている人へ

投資信託とETFのどちらが良いのか

 投資信託とETF、どちらが良いのでしょうか。昨今は安価な良い投資信託やETFが出ていますね。かつては選択肢がそんなになかったので、答えはシンプルでした。

 

 例えば、以下のような選択は誰もが迷ったことがあるのではないでしょうか。例として取り上げてみます。

VTI系のETFと投資信託

  • NYSE上場の本家VTI
  • 投資信託の楽天VTI

 こちらに関しては、円で買いたい場合は楽天VTIになります。つみたてNISAで使いたい場合は円建てのみですから投資信託で買うことになります。外国税額控除に抵抗がある人も、投資信託になるでしょう。

 

 外国税額控除に抵抗がなく、ドルで買い、なおかつ分配金を受け取りたい場合は本家VTIになります。

 

 前者は初心者さん向け、後者は中上級者向けとも言えます。

S&P500系のETFと投資信託

  • 本家ドル買い:SPYかIVVかVOO
  • 円建てETF:16552558か1557
  • SBIバンガードS&P500かeMaxis Slim米国株式

 商品が最も充実しているのがS&P500連動のETFです。

 

 VTIと同じく、外国税額控除を苦にせず、ドル資産で持ちたいならばVOOなどになります。

 

 円建てのETFで昼間に場中取引をしたいならば1655・2558・1557などになります。

 

 円建ての投資信託でつみたてNISAなどで使いたいならばSBIバンガードS&P500やeMaxis Slim米国株式になります。

 

 もちろん、資産額による出来高とのバランスや、過去のチャートから分析したいから最も歴史のあるものを選ぶ、なども理由になるでしょう。

 

 さて、こうしたことを踏まえて、ご質問を紹介します。

投資信託とETFのどちらへ投資すべきか?

たぱぞう 様

 こんばんは。いつもブログを拝見し、大変参考にさせて頂いております。以前、太陽光発電で少しお世話になった者です。その節はありがとうございました。残念ながら嫁ブロック(笑)により事業開始には至りませんでした。

 

 さて、今回は投資信託とETFのどちらへ投資すべきか?ということについてご意見を頂きたく、ご連絡致しました。

 

 私はサラリーマンで年間に投資できる金額が100万から最大300万程度となります。
現在、ETFで200万程、投資信託で90万程投資をしています。別でつみたてNISAでも満額投資をしています。

 

 投資商品は「楽天VTI」と本家「VTI」です。どちらも定額で毎月2万円ずつ積み立てていますが、ボーナスで纏まった金額があるときはETFで50万程、年間で100万円程投資をしています。

 

 仮に定年後60歳以降で切り崩すとなった時、投資信託が良いのかETFが良いのか迷っているところです。ETFであれば課税され、パフォーマンスが投資信託より劣ると思いますが、四半期ごとに配当金が入る安心感は大きいのでは?と思っています。

 

 ただし、納得できる答えを自分自身で見つけられていない以上、今後も並行して投資していくのかなとも考えています。

 

 自分自身にはない視点も取り入れたいと考え、ベテラン投資家のたぱぞうさんにお伺いした次第です。

 

 将来に渡って切り崩す際、サラリーマンの投資額ではたかが知れているのかもしれませんが、どちらが安心できるのか?どちらがパフォーマンスが良いのか?さして変わらないのか、ご意見を頂けると幸いです。

 

 宜しくお願い致します。

投資信託と本家ETFの違いよりも気にしたいこと

 結論から申し上げますと、現状はあまり大きな違いはありません。場中のうねりを取りたい場合にはETFのほうが適しています。外国税額控除の原資になる所得もあるので、源泉徴収を取り返せないということもないですね。

 

 逆に、円建てで淡々と積み上げたい場合は市場変動がより見えにくい、1日1回の値決めで取引値が決まる投資信託は優れています。相場を見すぎて寝不足になるということもないでしょう。

 

 実は、投資信託やETFのリターンというのは、ほかにもっと大事なことがあります。それは、「どのベンチマークを選んだか」ということです。

どのベンチマークを選ぶかが、最も肝要。VT,VTI,Nasdaqの比較。

どのベンチマークを選ぶかが、最も肝要。VT,VTI,Nasdaqの比較。

 さすがに1%を超えるような信託報酬の違いは大きな違いになります。しかし、小数第二位以下の経費率や、同じベンチマークの商品を比べて迷うよりも、どのベンチマークの商品を積み立てるのかを熟考したいですね。

 

 そういう意味では、S&P500やVTIというのは間違いのない選択です。せっかく投資であれこれ時間を奪われないためにETFや投資信託を選んでいるわけです。適切なベンチマークにたどり着いた時点で、ある意味では成功しているのですね。素晴らしいことです。

 

 もし、将来的にセクターETFや個別株に投資の幅を広げるならば、ドル建てが良いでしょう。細かな数字よりも目的に合わせて、商品を選んでいくとよいですよ。基本的に、同じベンチマーク、低経費率ならば、その時点でそんなに悩まなくても大丈夫ですね。

 

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