たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

投資信託で債券投資をするには何が良いのか

投資信託で債券投資をする

 この数年の投資信託の進化は目覚ましいものがあります。

  • S&P500やVTIへの投資が低信託報酬で可能に
  • バランスファンドが0.2%程度の低信託報酬に
  • レバレッジ系の投資信託も充実
  • QQQに投資信託で投資ができるように
  • 債券レバレッジ系の投資信託も登場

 このように、投資家のニーズに沿った商品が続々と生まれています。かつては米国ETFでしかできなかった投資手法が徐々に投資信託でできるようになっているということです。

 

 最後の領域は「セクター投資」ということになるでしょうか。しかし、運用額との関係がありますから、難しいところです。

 

 また、個人的にはVOOかVTIにBNDを組み合わせたバランスファンドのようなものがあればよいと思います。しかし、現状ではVT+BNDXを組み合わせたものはありますが、そのようなバランスファンドは無いですね。

 

 いずれにしても細分化したニーズというのはなかなか難しいわけです。さて、今回は投資信託での債券投資ということでご質問を頂戴しています。

投資信託での債券投資を検討しています

たぱぞう様

 はじまして。TTと申します。いつも有益な記事をご投稿いただきありがとうございます。初心者ゆえ、何度も読み返し、勉強させていただいております。今回は、投資初心者における債券の取り扱いについて、ご教授いただければと思いご連絡させていただきました。

 

【現在の状況】
30歳、年収約500万円
2019年1月から楽天VTIに月4.5万円(つみたてNISA 3.3万円、ideco 1.2万円)

 

【資産】
預金 約300万
投資信託 約50万

 

 私は学生時代が長く、現在社会人2年目、4月から3年目となります。働き始めが遅かったこともあり、お金や保険について勉強していたところ、たぱぞう様のブログに出会い、投資を始めました。


 奨学金返済と遠距離恋愛による出費に圧迫されつつも(笑)、当面の目標であった預金300万円(生活防衛資金)達成目前まで来ました。4月からは月10万円を投資に当てようと考えております。

 

 たぱぞう様の記事を参考に、1000万円程度まではリスクをとり、株式に全振りで行こう!と心に決めていました。少し前までは株も順調に上昇し、広瀬隆雄さんもバブル相場の2合目程度だとおっしゃっていたのもあります。


 それがここに来て、コロナウイルスショックで株価が急落しました。FRBのパウエル議長の想定していた局面が飛び、利下げの声明が出ました。日銀の黒田総裁も声明を出しました。株は少し回復しましたが、先行きは不透明です。


 可能性は低いと思いますが、アメリカでパンデミックが起こればどうなるか分かりません。

 

 少ない投資資産ですが、数万円あった利益がたった数日で数千円になったことに少なからず動揺しました。もちろん、長期で保有していれば短期的な下げは気にならないのは学びました。

 

 むしろ安く仕入れられる局面だと。しかし、分かってはいたことですが、それが実際目の前で起きると焦りがでました。私が思っていたほど、私のリスク許容度は高くなかったのです。これがもっと大きな資産だったら、果たしてホールドできていただろうかと考える日々です。

 

 そこで、これまで株式100%だったものを、株式80%:債券20%の比率に変え、年齢とともに少しずつ債券の比率を高めようと考えています。

 

 前置きが長くなりましたがここからが本題になります。たぱぞう様ならこのような場合、どのような商品を選びますか?


 私が気になっているものは以下の商品です。

  • 楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド【年率0.282%】
  • emaxis slim 先進国債券インデックス【年率0.154%】
  • たわらノーロード 先進国債券【0.187%】

 債券に関しては為替ヘッジがあったほうが値動きがよりマイルドになると思いますが、この点についても、お考えをお聞きできればと思います。


 また、楽天・米国レバレッジバランス・ファンドは米国債券に投資している商品のようですが、こちらと楽天vtiの組み合わせも併せて検討しています。こちらについてもご意見を伺えればと思っております。

 

 どうぞよろしくお願い致します。

ご自分のリスク許容度と向き合い、債券の魅力に気が付いたということ

 ご自分のリスク許容度と向き合い、債券の魅力に気づかれたということですね。私は1000万円以下の運用額ならば株式100%でよいのではないか、という仮説を立てています。しかし、それは人によるのです。価格変動リスクが不愉快なものであれば、当然それは考慮した商品選びをしたほうが良いですね。

 

 さて、投資信託による債券投資です。リターンを重視するならば長期債、中期債というのも視野に入るでしょう。しかし、今回は安定によるリスク低減を目指すということですから、安定性を重視するということになろうかと思います。

 

 まず、Slimとたわらは同じFTSE世界国債インデックスを使っています。そのため、信託報酬の分、Slimが良いです。

 

 次に、為替ヘッジのコスト上昇をどう考えるかです。コストの上昇要因は以下のように大和投信さんがまとめられています。

為替ヘッジコストの上昇要因

為替ヘッジコストの上昇要因

  現状としては、コストが急上昇する要因は少ないですね。そのため、調整局面での変動を嫌うならば為替ヘッジありを選ぶという選択も出てくるでしょう。

 

 個人的には為替ヘッジは不要と考えますが、債券に限ってはヘッジありを選びたいという人も多いですね。

 

 ただし、長期投資でみるとどうしてもヘッジありはリターンの面でヘッジなしと大きな差が生まれます。これを踏まえ、ひとまず「emaxis slim 先進国債券インデックス【年率0.154%】」をお勧めとします。

eMAXIS Slim先進国債券のリターン

eMAXIS Slim先進国債券のリターン

 しかし、リターンよりも安定、ということでしたらヘッジありの商品が良いと思いますよ。ご参考になれば幸いです。

 

 逆境また愛すべし。

 自らに適した投資スタイルが、今回の変動により見つかりそうですね。

 

関連記事です。

  米国社債投資についてです。生の社債を買うこともできるということですね。

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  この10年にわたって目安となってきた200日線ですね。

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  株だけにしないポートフォリオというのは、資産が大きくなると意識されるところです。

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