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年収400万前後の方必見。住宅ローンの借入額の目安や契約後の生活などをご紹介

年収400万の人の生活の状況は?

 年収400万円というと、日本人の平均年収に近いですね。住宅ローンを組むにあたって問題の無い年収額です。婚活登録サイトなどでも、1つの目安になる水準と言われる水準です。

 

 既婚共働きのように世帯の可処分所得を増やしている場合には、比較的余裕をもって住宅購入ができることになります。

 

 さて今日は、年収400万円前後の方の一般的な住宅ローン戦術ということで記事にします。

年収400万円以上の人は世の中の約半分

 年収400万円と聞くと、多いと感じるでしょうか。少ないと感じるでしょうか。生活レベルや世帯年収にも左右されそうですね。実は日本人の平均年収は、この10年400万円弱で推移しています。

年収400万円は平均的な年収額

年収400万円は平均的な年収額

 上の国税庁の統計をみても、年収400万円弱という金額は殆ど平均的な値ということになります。ただし、世帯主とそうでない人の差、正規と非正規の差、あるいは男女差というものもありますから、あくまで平均だということですね。

年齢階層ごとの平均年収

年齢階層ごとの平均年収

 年齢ごと、あるいは男女の平均年収は上の図のようになっています。ピークは男性の50代、677万円です。日本の一般的な雇用形態である年功序列を反映したグラフですね。男性は30代に入ると、年収400万円以上もらうケースが多いことが分かります。

 女性は、本来給与が伸びるはずの30代以降伸びていませんね。これは、出産育児が大きく影響しています。この図をみて分かるように、女性の場合は就職活動においてその会社が産休育休制度に熱心かどうかというのは、大きな判断材料になります。

 

 せっかく培ったキャリアを積み重ねるためにも、持っておきたい視点ですね。このグラフはそのことを如実に表しています。

年収400万の人の手取り収入

 次に、手取りの話です。つまり、所得ですね。年収400万円以上の人の手取りは、税金や社会保険料などを引くとおおよそ年間310万円前後ということになります。

 

 年間所得が310万円ということは、単純に月額での所得は26万円前後です。仮にボーナスが4か月とすると、月々の手取りは20万円前後です。

 

 住環境によって固定費は大きく変わります。例えば都内で社宅無しだと、少々工夫が求められる水準になってくる水準です。地方で実家、2世帯住宅ですと逆に余裕があるでしょう。

年収400万の人の生活実態

 仮にボーナスがある会社だとすると、月々の手取り収入は20万円になります。計算式は以下の通りです。

 

  • 310万÷16か月=20万

 

 独身生活ならば問題になりません。しかし、例えば一家四人での生活となると、共働きのほうが金銭的にははるかに余裕がある生活になりますね。

 

 多くの20代は年収400万円以下の生活です。例えば投資資金や住宅ローン資金を作り出そうとするならば、以下の3つは検討するに値しますね。

  • 共働き
  • 住まいなどの固定費の見直し
  • 副業

 もし、地方ならば問題ないですが、都内だとこのように可処分所得を増やす工夫が必要になりますね。例えば固定費だと会社保有の社宅があると、生活は劇的に楽になります。

年収400万から住宅ローン借り入れは十分可能か?

 よく、「年収400万ですが住宅ローンは可能でしょうか」というご質問を頂きます。結論から言うと十分可能ですね。

 

 太陽光のローン、収益物件のローン、いろいろと融資条件があります。中でも住宅ローンは個人属性に大きく左右されます。最もハードルの低いローンです。住宅ローンの場合、銀行さんにもよりますが目安となるのは年収300万円からです。

 

 つまり、400万円ならば十分テーブルにつくことができます。しかし、他で借り入れがあったり、クレジットカードの返済履歴が良くなかったり、そういう個人の信用を傷つける実績があるとあまりいい顔されません。お金に関することですから当然ですね。

 

 住宅ローンを組む予定がある人は、個人属性を磨くという観点からも、お金回りのことはきちっとやっておきたいですね。

年収400万円の人が審査に通る借入金額

 次に、年収400万円の人が審査に通る借入金額についてのお話です。住宅ローンは大きく2つのケースで検討する人が多いのではないでしょうか。1つはフラット35、1つは通常の銀行ですね。

フラット35の場合の借入金額

 フラット35の場合は、公式ページでシミュレーションをすることができます。フラット35の金利を当てはめてみると以下のようになります。

年収400万円でフラット35を利用した場合

年収400万円でフラット35を利用した場合

 推定上限金額は4000万円ということです。結構借りられますね。大体年収の5倍が住宅ローンの上限額と言われますから、参考にしておくと良いでしょう。5倍を超えると、生活が大変苦しくなると言われています。

 

 「4000万円借りられる、やったー。」ではなく、実際の生活とのバランスが大事です。住宅ローンに全力を注ぐと、投資に回すお金どころでは無くなります。

通常の金融機関の場合の借入額

 次に、通常の銀行ということで、人気の高い住信SBIネット銀行でのシミュレーションです。以下の条件で入力をしました。

  • 月5万円、ボーナス月20万円
  • 金利は変動で0.457%

 これは住宅ローンの限界ギリギリの数字を入れました。所得に対する返済比率25%の数字です。月の手取りが20万としたら、5万円ですね。ボーナスは4か月分ですから、4倍します。金利は最新の変動金利です。

 

ネット銀行での借入額

ネット銀行での借入額

 これは、この計画で借り入れたらこれだけの返済額になるということです。借り入れ上限額は人それぞれの属性によります。

 

 しかし、大体の金額が分かってきますね。借り入れする金額を大まかに決めてから住宅を選ぶと無理が無いでしょう。例えば、住宅ローン分だけでもパートで稼ぐ、など決めておくと計画が現実味を帯びます。

 

 月額5万+ボーナス20万であれば、ほとんどのファミリー向け賃貸物件と同程度の価格になります。住宅購入というのも一歩前向きに考えられるかもしれませんね。

 

 借り入れ金額に関して実際に相談したい場合は、SBIマネープラザなどで聞いてみると良いでしょう。住信SBIネット銀行での借り入れ上限額を始めとする諸条件が確認できます。こういうのは対面の強みですね。

年収400万円の人が無理なく返済できる金額は?

 年収400万円の人が無理なく返済できる金額はいくらになるのでしょうか。

 

 先に述べた、年収の5倍だとトータル2000万円というのが無理のない金額になりますね。

 

 年間の返済額だと、ボーナスを含んで80万円というのが目安になります。これは、月額5万、ボーナス月20万円の合計ですね。今もし若いならば、今後給与も上昇するでしょう。余剰分は投資に回したり、あるいは住宅ローン控除が終わってから繰り上げ返済に回すというのも可能ですね。

 

 基本的な考えとしては、住宅というのは収益を生まないということです。住宅にお金を費やすと、「お金がお金を生み出す」投資をすることができなくなります。とにかく、少欲知足で上手に住宅ローンを組んでいきたいですね。

年収400万円のローンの年齢に応じた返済額を考えておく

 住宅ローンの場合、長期での借り入れになります。そのため、若い人のほうが長い年限が取れるため、月々の返済額は軽くなります。逆に、定年が近い人は、それなりに短い期間での返済を意識したほうがいいでしょう。

 

 返済時の年齢が70歳を超える、あるいは80歳ぐらいまで、というのは退職金を計算に入れているケースが殆どです。これは、老後の生活費が削られることを意味します。

 

 頭金を入れるとか、繰り上げ返済をするとか、年金生活を脅かさない計画性が必要になることは間違いないところですね。

 

 逆に、65歳の定年退職を想定したローン期間を取るというのもシンプルで良いでしょう。

年収400万円の人が住宅ローンを組む上での注意点

 以上のことを踏まえて、年収400万円の人が住宅ローンを組む上での注意点を改めて確認しておきます。

40歳で契約する場合、35年での返済は厳しい

 たとえば40歳の人が35年の住宅ローンを組むと返済完了時の年齢は75歳になります。定年が65歳とすると、定年してから10年間は年金や退職金で支払うことになります。

 

 現役時代の収入に比べて、年金時代のほうが収入は減ります。それを補填するために退職金は使いたいところです。

 

 そう考えると、40代で住宅ローンを組むならば以下の3点を押さえておきたいです。

  • 配当収入など退職後も万全な副収入がある
  • 繰り上げ返済をできる余剰資金がある
  • 定年と同時に住宅ローンが終わるようにする

 こういうことになります。年齢が高くなるほど、定年までの年数が減ります。そのため、住宅ローン期間を短く設定し、返済額を上げるというのも1つの考え方でしょう。例えば、40歳ならば25年ローンにするとか、そういう選択です。

 

 同時に住宅購入時の頭金を厚くして、返済比率を上げないようにするとより安全な住宅ローンが組めます。

住宅ローン控除を考慮する必要がある

 さらに、住宅ローンの返済にあたっては、住宅ローン控除を考慮すると良いでしょう。この制度は、下記の関連記事でより詳しく説明しています。

 

 控除額はローン残債の0.7%です。入居時から13年控除されます。長期優良住宅や認定低炭素住宅ならば50万円まで適用されます。通常の住宅ならば40万円です。

 

  • 3000万のローン残債があるとします。

 3000万×0.01=30万 この場合は30万円控除を受けられます。

  • 2000万円のローン残債ならば、

 2000万×0.01=20万 この場合は20万円控除を受けられます。

 

 確定申告で通れば、所得税が控除されることになります。控除とは簡単に言うと、差し引かれる、減額されるということです。

 

 ただし、年収400万円の人の取れる控除額は限りがあります。これは、自分の税金からの控除になるからです。年収400万円でおよそ15万円、年収500万円でおよそ25万円の控除額というのが目安になります。

 

 共働きだと3000万円のローン残債があっても、ペアローンでフルに取りに行くことができますね。

住宅ローンを組む際には、ネットと対面を使い分けよう

 年収400万円台の中でも20代~30代の初めてローンを組むなどの場合、自分にあった住宅ローンがどれか、実際審査が通るのかどうか?また月々の返済額は現状のライフスタイルに対してどうなるのかを専門家などに直接相談できる場所も増えてきました。

 

 特に直接相談に向いていると思われるのが下記の方です。

  • 特にご夫婦で一緒に話を聞きたい
  • 旦那さんが忙しくて中々動きが遅く、現実的に検討できる環境を作りたい方
  • ネットで比較しても正直いまいちわからない方

 などです。そういう方には、ネット銀行の金利で対面契約ができるSBIマネープラザが便利ですね。

  • 対面で質問しながら契約できる
  • 無料でいろいろ聞ける
  • 業界最安水準の住宅ローン契約ができる
  • 金利上乗せなしで団信・全疾病保障が付帯されることがある ※注
  • 銀行が閉まっている土曜でも空いている。
  • 営業時間が18:00までと長い

 ※団信は申込プランや加入者の年齢によって、金利上乗せとなる場合があります。

こういうメリットがあります。店舗は大都市限定ではありますが、住宅という大事な買い物ですから後悔の無い選択にしたいですね。

住宅ローンの相見積もりをとる

 住宅ローンの相見積もりをとるのも大事ですね。例えばモゲチェック(PR)では借り換えや新規の借り入れ時に、各行の金利を見比べることができます。つまり、相見積もりですね。

 

 新規借り入れの時には不動産屋さんが推薦してくれる銀行金利をベースにして、モゲチェック(PR)などで相見積もり、最安を探ると良いですね。

 

 また、住宅ローンは借りたら終わりではありません。買った後も大事です。時々借り換えの目線でモゲチェック(PR)のサイトなどで最安金利を知っておきたいですね。実際に、2010年ごろまでの高金利で借りている人は数百万以上の借り換え益が出ています。 

 

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