たぱぞうの米国株投資

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高配当株投資がよいのか、インデックス投資が良いのか

高配当株投資が良いのか、インデックス投資が良いのか

 高配当株は人気があります。特に新NISAではインカムも非課税になるので老後、あるいはFIRE後のインカムづくりとして魅力的に映ることでしょう。一方で高配当株は成長性より成熟性に比重を置いた投資です。

 

 端的に言うと、キャピタルゲインが期待できません。

 

 一方でインデックスは単純、そこそこのインカムとそこそこのキャピタルゲインが期待できます。成長セクターも成熟セクターも全て含むからです。とはいえ、FIREするにはインカムだけでは足りなく、取り崩しが前提となるケースも少なくありません。

 

 そこで迷うわけです。高配当株投資がよいのか、インデックス投資がよいのか、ということですね。今回も、そのようなお悩みを頂戴しています。

FIREを想定した場合、高配当株とインデックスのどちらが良いのか。

たぱぞう様

 いつもブログ拝見させていただいております。

 

 現在家族構成は夫(私)、妻、子一人(0歳) で、海外在住で妻の実家に住んでおります。2年ほど前にFIRE目指しているとたぱぞうさまにご相談させていただきましたが、子供がうまれ可愛すぎるため、家族の時間を増やすためにFIRE願望が日々強まる次第です。


 現在私と妻の資産構成、月ごとの収支は以下に記載させていただきます。

 

証券口座:380000USD

 (内株式220000USD,現金160000USD。今年頭は現金40000ドルほどだったのですが、相場の上昇に伴い大幅に売り越し現金が増えました。160000USDのうち50000USDは生活防衛資金として考えていますが、米ドルで証券口座に置いていると最近金利がすごいので証券口座に置いています。)

 

滞在国の確定拠出年金

(受取は滞在国を永遠に出ることが決まった場合,もしくは65歳になります。)

夫妻合計:28000USD

 

1ヶ月の給料

夫妻合計:6800USD

(内5%がこの額から差し引き、もう5%が会社から拠出の上、上述した確定拠出年金に入ります)

夫:4200USD

妻:2200USD

 

1ヶ月の支出

妻実家に入れるお金(自分達の食費など込み):1700USD
外食など楽しみに使うお金:250USD
自分達、子供関連の必要経費(おもちゃ、おむつ etc):1000USD
*子供が学校に通いだしたら、追加で1000USD/月の出費を見込んでいますが、妻実家に入れるお金を250-300USD減らすつもりです。

 

1ヶ月の株式口座への入金
夫婦の月の給料-上記の月ごと支出で残った額全額

(おおよそ3000-3500USDであることが多い)


現在の目標は以下になります。
-できる限り近い将来、給料が減ってもいいからパートタイムに移行して、家族との時間をもっと増やしたい。

(理想を言えば完全FIREですが、もし会社にかける時間を減らせるような状況を実現できた場合、完全FIREは後でゆっくり目指そうという精神的余裕ができると思う)

-そのためにサポートになる程度の不労所得を構築したい。


以下たぱぞう様に幾つか質問させていただければと思います。

 

1. 私の認識としては自分達はまだ資産構築期にいます。ただ不労所得は欲しいです。そこで上記売越した現金をいかに投資していくか悩んでいます。

 

 なるべく早く、しかし配当の罠は避け、投資したいと思いますが今の資産額で配当を優先することで、資産構築段階であるにも関わらず資産増加のスピードを遅くしてしまうことを危惧しています。


 この点に関してたぱぞう様の経験から何かアドバイスいただけないでしょうか。

 

2. 上記収支や現在の資産状況を考慮した上で、不労所得がどれくらいになったらとりあえずは仕事のダウンサイズを考えてもいいんではないか?とたぱぞう様の意見をお聞かせ願えますでしょうか。


 滞在国は物価が高いため、妻の実家に暮らし続けるかその他物価が安い国、もしくは日本の実家付近に戻り将来的にはリタイアするつもりです。


 長文になってしまい申し訳ございません。以上となります。

いつどのような時も推せるのはインデックス投資

1,私はインデックスを推します。もしくは、配当寄りの投資をコアに据えて、キャピタル寄りの投資をサテライトにするという手もあるでしょう。


 基本的には取り崩しの発想でインデックスが最もシンプルです。配当寄りにするとNISAを除いて課税機会を資産形成期に作ってしまういう点を考慮したいですね。


 ただし、近い将来に退職するならば別です。直近のインカムは心強いものとなるでしょう。

 

 また、今は高配当株安傾向なのも事実です。うねりを取るのが得意ならば、敢えての高配当株という目線もなくはありません。金利が高く、債券や預金と競合しています。ただし、このようなマーケットに応じた投資は中上級者向けで人を選びますね。

 

2,年間の支出を把握されると良いですよ。主力行の年間の支出入がデータで取れます。それを合計して、逆算するといいでしょう。持続可能な節約なども含めて検討されることをお勧めします。有名な逃げ切り計算機などを活用されると良いでしょう。

 

 また、固定費で最も大きいものは住居費であることが一般的です。よって、FIREで節約を是とするならば、住居費のかからないエリア、国を選ぶのも現実的です。

高配当株投資が良いのか、インデックス投資が良いのか

高配当株投資が良いのか、インデックス投資が良いのか

 日本で言うと東京は殆ど別の国と言って良く、住居のために働くような現状になっています。逆に東京が地元であれば、生まれた瞬間に資産家、そのような例も少なくありません。

 

 いずれにしても、潤沢なサラリーで高金利を得られる今の状況は、彼我の金利差を考えると大きな意味を持ちますね。

 

 共にがんばりましょうね。

 

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