たぱぞうの米国株投資

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投資で夫婦けんかにならないために、最初の一歩をどうするか

投資で夫婦けんかにならないために

 投資のイメージが日本では必ずしもよくありません。投資と投機が一緒くたになっているのが日本の多くの人のイメージではないでしょうか。そのため、ギャンブルと同じような感覚で見られがちです。

 

 最近では厚生労働省の確定拠出年金(ideco)や金融庁のNISA(子どもNISA・つみたてNISAなど)が積極的に宣伝されており、徐々に投資の持つ良さや価値が見直されてきているように思います。

 

 しかし、私の身近な同級生やかつての職場の同僚を見ても株式投資やETF投資、さらには不動産投資などを行っている友人はほとんどいません。話をする相手と場所を見て、少々気を使うというのが投資に関する話題です。

 

 そのため、ご夫婦で価値観が違うというケースも散見されます。たぱぞう家の場合は独立採算制なので、余剰資金に関しては自由裁量ですが、合算して生活費を話し合いながら切り盛りしている家庭は投資に関しても合意が必要ということになります。

 

 今回はご夫婦で投資に関する価値観が違うという方からご質問をいただきました。

投資に対しての価値観が夫婦で違う

たぱぞう様

 いつもブログ拝見させていただき勉強させていただいております。

 

 相談させていただきます。私は現在出産退職したての新米ママです。主人の稼ぎで生活費や子どもの学費、住宅購入費、老後資金をやりくりしていく予定です。(ライフプランニングをした結果、私の収入がなくても老後も過ごせるようです。)

 

 しかし主人は投資や保険等の元本保証がない商品は断固として購入する気はありません。(預金もペイオフを気にして金利が悪くても複数の銀行に分けているほどです)

 

 なので私が独身時代に貯めた資金500万円で投資を始めたいと思います。(この他に私名義で個人年金保険と生命保険は一時払いで契約済で500万円は余裕資金です。)これからずっと専業主婦の予定なので、追加資金は配当金等の利益のみです。

 

上記条件ならどのようなポートフォリオがオススメですか?


お時間のある時で構いませんので、ご教授いただけたら幸いです。

貯蓄は実は価値を毀損していることに夫婦で気づいているか

 まず、ご主人はペイオフを気にして複数の銀行に預けているということですね。なお、ペイオフとは1金融機関につき1預金者あたり元本1,000万円までとその利息が保全される制度です。導入から10年以上が過ぎましたね。以前は全額保全されたのです。

ペイオフ制度

ペイオフ制度

 この上限1000万円の根拠は、かつて郵貯が上限預入額が1000万円までだったことに由来します。法整備されたころ、つまり銀行の経営危機が頻発していた2002年ごろには切実感のあるペイオフでした。2010年の日本振興銀行破たん時に適用されたのが思い出されます。

 

 ただ、日本円で持っているということは、他の通貨、特にドルとの相関だとほとんどボックス相場になっていることに注意が必要です。ドルが年率2%程度インフレですから、世界でみると年率2%程度減価していることになるからです。日本も国内にいると気づきにくいですが、世界との物価の比較、収入の比較で気づかされますね。

 

 この30年で世界的には日本の物価は安くなり、給与も安くなっています。

 

 この30年で諸外国が豊かになったように感じるのは、そういうことです。日本人のドルベースでの一人あたりGDPや給与はほとんど伸びていませんから、そう感じるのです。ですから、ディフェンシブに運用するとしても、年率2%程度の運用をしていかないと通貨の価値、つまり円がどんどん毀損していくということになります。

 

 この年率2%の運用というのは預貯金では不可能な数字で、だからこそ投資の必要性が叫ばれているわけですね。

 

 ご自分で投資実績をつくり、実際にその効果を見せ、説明していくというのが今後のありかたになってくるのでしょうね。けんかにならない程度に、思いをちょこちょこ伝えていくと良いと思います。

まずは自分から投資の実績を示していくということ

 S&P500など、米国株を中心とした積み立て投資をしていくといいでしょう。つみたてNISAやiDeCoで十分です。無理して一括投資をする必要はありません。退職しており、再投資の金額も少ないというのも理由です。

 

おススメできる商品としては、

  • eMaxis Slim米国株式
  • SBIバンガード米国株式
  • 楽天VTI

  こういった商品になります。これらの商品は信託報酬が安く、良いです。

  

 いずれにせよ、投信やETFは相場の動きの影響を受けます。ご主人に「そらみたことか」と言われないためにも、暴落時に慌てず買い増せるちょっとした肝っ玉も同時に必要ということを申し添えておきたいと思います。

 

 何年かすれば、それは目に見える成果となって、説得力をもってきます。

 ご質問ありがとうございました。

 

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