たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

リスクを取らざるリスク、投資初心者の資産運用術

投資初心者はどのようにリスク資産を増やしていくべきか

 投資熱が昨今高まっていますね。かつてのように、マニアックな株好きの人がちょこちょこやるイメージはほとんど払底されたといってよいですね。つみたてNISAなどのように、計画的に誰もが取り組むたしなみへと変容しつつあります。

 

 さて、今回は投資初心者ですが、リスク資産をもっと増やしていきたいという方からご質問を頂戴しています。

投資初心者ですが、もっとリスク資産を増やしていこうと思います。

はじめまして。トーマンと申します。


 真剣に投資をはじめて1年未満の初心者です。2020年のコロナ禍で時間ができ、投資の勉強と生活費の見直しを進めてきました。某銀行窓口で開設した積立NISA口座を楽天証券へ移行し(幸い少額ながらプラスでした)、携帯電話も楽天モバイルに変更し、不要な保険を解約するなど生活を改めてきました。

 

 2021年から本格的に資産形成をしていこうと考え、たぱぞう様のブログをはじめとしてネットや書籍を参考に、日々のキャッシュフローを改善したいと米国株高配当ETFを中心に投資をしていこうと決めて取り組んでいます。

 

 しかし、初心者ゆえ自分自身で考えて未来の予測ができないため、これでよいものか不安でご意見をいただきたく連絡差し上げた次第です。

 

 いきなりのご連絡で恐縮ではありますが、アドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

【家族構成】

  • トーマン32歳(公的機関職員)額面年収600万(超過勤務100万円弱込)
  • 妻 31歳(公務員)額面年収 400万
  • 子 3歳 2歳(3人目はまだ検討中)

【住宅】

  • 2019年に新築戸建て4500万円
  • (35年ローン 約11万円/月、比率;トーマン:妻=35:10)

【保有資産】

  • 現金 1700万(うち約500万円は積立保険や個人年金保険の解約返戻金で最近入金)
  • 特定口座 HDV 25株、SPYD 50株(合計約40万円)

 この現金をどのように運用していくか悩んでいるところです。妻も投資には理解をしめしてくれていますが、高配当ETFによるインカム狙いだけでなく積み立てNISAによる運用も重要ではないかという考えです。そこで話し合いの結果、下記のような投資方針を考え実行しています。

 

・現金のうち600万円は生活防衛資金(1年分+α)として現金貯金。


・トーマンNISA口座 毎月下記を購入
  SPYD 約3万円分
  HDV 約3万円分 ※SPYDとHDVを同額程度保有する
  他、VIG・VWO・AGGorLQDを1株ずつ
  合計約9万円(NISAで残り枠があればタイミングをみて都度購入)

高配当投資家に人気のあるSPYD

高配当投資家に人気のあるSPYD

・妻つみたてNISA口座(毎月)
  eMAXIS slim 全世界株式(日本除く)33,333円

 

・ジュニアNISA(子二人それぞれに毎月積み立て)
  eMAXISslimバランス(8資産均等)33000円
  eMAXISslim全世界株式(除く日本)33000円


---計66,000円(年間約80万円×2)


 生活防衛資金600万円は昨年の支出+αの額で、余裕を持たせた設定としています。


 NISA口座は個別株をはじめる知識もないので米国ETFを購入することにしています。手数料も無料ですので…。高配当ETFで組み合わせの良いHDVとSPYDをメインに、将来の高配当を期待してVIGを、多少のリスク分散の意味で債券ETFを混ぜています。

 

 また、この先世界情勢が不透明なため、方針と異なりますがVWOを組み入れている次第です。つみたてNISAに関してはよほどのことがない限りは定年まで保有するつもりです。


 ジュニアNISAは基本的に大学入学を想定した教育資金用で、残り期限をフル活用する予定です。生活防衛資金は用意できているので、貯金へ流れていた毎月の余剰資金、年100万円強と今ある預金を投資へ回す算段です。

 

 3人目の子を考える場合は、預金から妻積立NISA40万円/年と3人目学費用投信積立をする予定です。目標としては、一先ずトーマン40歳で税引き後配当金30万円/年を得たいと思っています。

 

今回、特にお聞きしたいのは、

  1. NISA口座での米国ETF購入およびその購入商品の組み合わせに問題はないか?
  2. そもそも米国ETFの毎月積み立ては有効な手段か? インカム狙いではタイミングも重要とは承知していますが、現状株式資産を有しておらずドルコスト平均法を採用。
  3. 現金預金1100万円は運用したほうが良いのか? 最近保険などの解約で戻ってきた500万円を含めた預金をそのまま置いておくのももったいないような気がしています。また学資代わりの積立保険を解約して浮いた毎月の3万円分も、そのまま貯金していくのか何か投資にあてるべきなのか迷っています。
  4. idecoについて 公務員と同様の処遇でそれほど入金できませんが、余剰資金があるうちは節税メリットもあるため検討したほうが良いのか?

 という点です。

 

 つたない文章で申し訳ありません。お忙しい中、申し訳ありませんがアドバイスいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

リスクを取らざるリスク、徐々に投資額を大きくしたい

 目標が現実的かつはっきりしていてよいですね。配当金を年に30万円作りたいということですね。これはシンプルで、1000万円を年率3%で運用すれば得られます。つまり、おっしゃるHDVやSPYDにドカンと入れてしまえば、目標達成です。

 

 ただし、初心者さんということで一括投資が躊躇されるということですね。

 

 色々と考えるところはおありだと思いますが、基本的におかしな商品は書かれていませんので、ひとまず書かれた方針でよいでしょう。

 

 ただし、高配当ETFはS&P500などに比べると長期でリターンが劣る可能性が高いです。そこを踏まえたうえで、目標優先の投資になります。

 

 また、AGGやLQDはこれから金利上昇を迎えると取引値が下がる可能性が高い商品です。これも踏まえたうえでの分散となります。

 

 ご質問の現預金1100万円ですが、私でしたら投資運用します。理由は、お勤めが安定しており、投資に対してリスクを取りやすいからですね。もう一つは、資産額が限られるので、リスク資産を多めにしないとリターンも限られるからです。ただし、焦らずですね。

 

 iDeCoは検討してもよいですが、退職控除を取りにくいお仕事であること、控除を取るならば仕事を辞めるタイミングが大事であること、この2つを踏まえてということになります。

 

 ひとまず、ここまで熟考して組み立てたPFですから、あとは微調整というところですね。個人的にはS&P5001本で十分と感じます。しかし、高配当の魅力も同時に分かります。

 

 ともかくやってみて、違和感を修正しながら取り組めばよいですね。共に頑張りましょうね。

 

関連記事です。

  お仕事を考えるとNISA優先でしょうね。

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 ジュニアNISAもいよいよ出口が意識されるようになってきました。

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 ゼロからイチを生み出す、スケールを大きくする過程が大変というお話です。 

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