たぱぞうの米国株投資

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ドル建て養老保険を解約し、老後に備えた資産運用をしたい

ドル建て養老保険を解約して資産運用をする

 保険は使いようであることは事実ですね。私も、もちろん入っています。一方で、保険で資産運用をしていくのは違いますね。運用は投資信託やETF、あるいは株式などで行うのが基本です。

 

 さて、今回はおやんちゃな保険商品を解約し、資産運用の一歩を踏み出したいということでご質問を頂戴しています。

ドル建て養老保険を解約して、資産運用に踏み出したい

 たぱぞう様、はじめまして。いつもブログを拝見し勉強させていただいております。

 

 50歳教員、男です。現在、地方で一人暮らしをしております。私は一般企業での勤務経験後2011年から常勤講師として勤務をはじめました。そこから教員採用試験を受け2015年に教員採用され勤務をはじめました。
 
 ただ、教育現場で勤務をはじめたのが30代後半と遅かったため、常勤講師の勤務をはじめた頃から、仮に採用されたとしても新卒で採用された教員と比べると20年勤務期間が短く、教育公務員としての退職金も世間で言われているほど期待はできないと思いました。


 そこで、常勤講師の勤務を開始した頃から、退職金の足しにG生命のドル建て養老保険を契約しました。契約した当時は保険契約は予定利率が高い方が良いということしか頭になく、3.5%と国内生保より良かったので契約しました。

 

 また、保険料は円高ということもあり5万円台を支払ってきました。支払い開始当時、リーマンショックがあったことは覚えていますが、お恥ずかしながら当時は職場に慣れることが最優先で為替と保険料が直結しており好条件だということまで頭が回っていませんでした…。

 

 日本経済が円安状況となったため、月々のドル建てでの保険料支払いがきつくなってきました。そこで、月々の保険料を抑えるため60歳からの受け取りを65歳に延長することにしました。


 しかし、私の契約した保険は全体の総払い込み額が変更できない内容となっており、これまで支払ってきた保険料も再度計算し直し、再計算しなおした保険料との差額を返金すると言われました。(返金分を先の支払いに回すこともできないようです)保険会社からの試算では、返金額は約$16,000になります。

 

 50歳に入り、老後のことを真剣に考えるようになりはじめました。貯蓄だけではなく資産運用も視野に入れようと考え始めました。

 

 現在の資産は預金700万円程度、ローンなどの借金はありません。新卒で入社した会社で加入した401K(idecoに変更)を続けてます。2021年から12000円積み立て250万を運用しています。

 

 予備費として200万程残し、残り500万をNISA⇒新NISA⇒積立NISAの順で非課税枠を利用しINDEX投資信託を限度額一杯購入し資産運用を考えてます。

 

 今回発生した保険の余剰金$16,000はどのように運用した方が良いでしょうか?円に交換して運用するか、ETFも視野に入れるかと考えましたが、何がベストなのか思いつきません。お知恵をお貸しください。

 

 たぱぞう様をはじめ、他の個人投資家様のブログを拝見し勉強していると、若いころから資産運用をはじめた方がいいと書かれているのを見て、自分に残された時間があまりないことを感じてしまいます。

 

 どうぞよろしくお願いします。

ドル建て養老保険からの卒業、老後に備えるということ

 旧協栄生命時代とG生命の社風は大きく異なっていますね。伝統的に教員、自衛隊関係者に強い営業力を持ち、外資になった今も特に年配の方の間で健在です。


 反面、かなりおやんちゃな商品があることは知っておいてよいでしょう。言われる外貨建ての商品などは協栄時代とは違う性質のものですね。

ドル建て養老保険を解約し、老後に備えた資産運用をするということ

ドル建て養老保険を解約し、老後に備えた資産運用をするということ

 今解約されたのはなかなかタイミングが良かったかもしれませんね。そう考えたほうがいいです。16000ドルですが、これは金額的にも大きくはないので、為替を見て円転、投資信託などに置き換えてもよいでしょう。私ならば、この金額であれば一撃で入れてしまいます。


 ただし、2023年にはリセッションに入るという説もあります。このようなマーケットのうねりを意識されるならば、王道で5年程度の時間分散となります。保険部分に関しては独身でいられますので、掛け捨てで十分です。


 教員になられたのが遅かったということですが、厚生年金部分は引き継がれるはずですから、年金定期便で年間支給額を確認されるといいですね。おそらく、年金に関しては基本給が高く残業代が調整手当という形でしか出ないため年収のわりに恵まれているはずです。


 ただし、おっしゃる通り退職金はしょっぱい可能性があります。勤続年数に加速度的に比例するからですね。これは総務、学校の事務方さんに確認されるといいでしょう。現状での退職金と、退職年での見込み額を教えてくれる可能性があります。人生設計にかかわりますから、確認されることをお勧めします。


 すでに50歳、退職までゴールが見えてきました。とにかくコツコツ、無理せず凌いで勤続年数を重ねるとよいですね。

 

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