たぱぞうの米国株投資

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老後の投資が不利な理由

老後の投資が不利な理由

 若い人の投資に比べると、年齢を重ねてからの投資は不利になります。一般的によく言われるのは2つです。

  1. 知識と経験の蓄積に時間がかかる
  2. 収入が限られているので元本を減らすとダメージが大きい

 この2つに関しては弊ブログでもなるべく早く、20代から投資を始めたほうが良いということで、よく書いてきました。

知識と経験の蓄積に時間がかかる

 投資というのはスポーツに似ています。つまり、水泳の本を読んで、あるいは畳の上で練習をして上手になったつもりでも、実際に水に入って泳いでみると勝手がずいぶんと違うということです。

 

 サッカーにしてもそうですね。プロサッカーを見ていると簡単にサイドチェンジなどできそうな気がしますが、普通の人はあんなに大きく蹴れません。

 

 ある意味では投資も似ているのです。理論に触れたり、本を読んだりして知識を得るのは大事です。しかし、それだけでなく経験もモノをいう世界です。投資、特に長期投資というのはすぐに結果が出るわけではありません。

 

 ですから、ある程度の年月が経って初めて蓄積されてくる知識・経験というものがあり、若い人はそれを得るチャンスがあるということです。

収入が限られているので元本を減らすとダメージが大きい

 例えば退職金などで投資を始めるとします。退職金を得ている時点で、第二の職場ですから、多くの人は収入を減らしています。あるいは完全にリタイアしてしまい、収入が殆どないというケースもあるでしょう。

 

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 いわば退職金が虎の子になっているわけです。2000万円の退職金を得たとして、それを半額にしてしまうとどうでしょうか。限られた収入から、再び1000万を作ろうと思うと大変な苦労が伴います。元本回復は元本が大きいほど大変です。

 

 若ければ、元本が少ないです。暴落を受けても数百万程度で済むケースが殆どではないでしょうか。数百万であれば、給与からの補てんが可能です。

 

 普通の人に取って労働がありがたいのは、ある意味では「決まった場所へ、決まった時間に行くこと」で最低収入が確保されることにあります。フリーランスではそうはいきません。

残された時間が限られることが意味すること

 また、老後は残された時間が少ないことも投資を難しくします。例えば年金の始まる65歳の時点で3000万円を頑張って作ったとします。

 

 3000万円分の投資をし、年金分を補うとします。利回りが5%で運用したとします。税金が利息に対して20%ですから、手取りは4%になります。この利息4%は生活費に流用しますので、複利成長が無いものとします。そうするとどうなるでしょうか。

 

 3000万円のうち4%ですから、年間の手取りは120万円です。10年で1200万得られます。20年で2400万円です。

 

 65歳から20年経つと、男性の場合は平均寿命を超えてきます。つまり、下手をすると利回りだけでは元が取れないということになります。もちろん、財産として相続できるというメリットはありますが、なかなか考えさせられるリターンです。

複利を利かせると全く違った景色が広がる

 では、利息をまったく使わずに再投資していくとどうなるのでしょうか。つまり、複利を利かせるということです。若く、収入がある、つまり働きながらの投資であれば可能でしょう。

 

 No.  年数  元利合計  利息  実質金利
1 1年目 3,120 120 4%
2 2年目 3,245 245 8.16%
3 3年目 3,375 375 12.49%
4 4年目 3,510 510 16.99%
5 5年目 3,650 650 21.67%
6 6年目 3,796 796 26.53%
7 7年目 3,948 948 31.59%
8 8年目 4,106 1,106 36.86%
9 9年目 4,270 1,270 42.33%
10 10年目 4,441 1,441 48.02%
11 11年目 4,618 1,618 53.95%
12 12年目 4,803 1,803 60.10%
13 13年目 4,995 1,995 66.51%
14 14年目 5,195 2,195 73.17%
15 15年目 5,403 2,403 80.09%
16 16年目 5,619 2,619 87.30%
17 17年目 5,844 2,844 94.79%
18 18年目 6,077 3,077 102.58%
19 19年目 6,321 3,321 110.68%
20 20年目 6,573 3,573 119.11%

複利計算(元利合計) - 高精度計算サイト

 

 20年で利息は3573万円になります。つまり、投資とは利息を使ってしまうような、ましてや元本を削ってしまうような投資は極力避けたほうが良いということです。ただ、そうはいっても一生涯に渡って収入があり続ける人は稀です。

 

 また、一生涯に渡って収入があるならば、投資をしなくても老後の生活は安泰です。

 

 そういう意味では私たち普通の人にとっては、利息と元本を守りつつ運用を続けていくことが肝要であると言えます。そして収入が途絶えた時点で利息から、次に元本を削って生活をしていくということになります。

 

 年金は大きな意味がありますが、それだけをあてにして生活していくのが難しい時代になりつつあります。どうして投資をするのか、そして投資にはどういう意味があるのか、こういうことを考えると、少々の相場の上下には惑わされなくなります。

 

 老後に投資を始めるのは不利ではありますが、思い立ったが吉日。始めてみることに価値があるのは揺るぎません。

 

関連記事です。

  いろいろ条件を考えて投資をしていくこと、考えていくことに価値があると思います。

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  とはいえ、ただ貯金、元本を減らしていくよりははるかに良いことは間違いありません。思い立ったが吉日ということです。

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  若い時から投資をすると良いですよ、という記事です。

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