たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

SBI証券のiDeCoセレクトプランで選びたい商品

SBI証券のiDeCoセレクトプランとは

 SBI証券はネット証券の老舗です。iDeCoは2001年から始まった制度であり、SBI証券も2005年と古くから取り組んできました。そのため、従来の商品ラインナップにやや古さを感じるのも事実でした。

 

 iDeCoで取り上げることができる商品数は証券会社ごとに限りがあります。そのため、SBI証券では従来の商品をオリジナルプラン、新しい後発商品を中心としたセレクトプランと2プランに分けて提案するという新手を採用しました。サービス開始は2018年11月1日からです。

 

 楽天証券が楽天VTIをiDeCoに採用するなど、新しい動きがあるiDeCo対応投資信託です。SBI証券はこのセレクトプランでまた魅力が増えました。

SBI証券のiDeCoセレクトプランで選びたい商品

 海外投資、インデックス投信という視点で選びたい商品をピックアップしてみましょう。

iDeCoセレクトプランおすすめ1位

 まず、1位はeMAXISSlim米国株式(S&P500)【0.1728%】です。

 

 S&P500連動の投資信託としては、信託報酬や運用総額の面で出色と言ってよいですね。この商品のライバルは楽天証券の楽天VTIの他に無いでしょう。ifreeからもS&P500連動商品が出ていますが、信託報酬面でこちらが有利になっています。

 

 ただし、NYダウ30種のほうが好みであるという場合は、iFree NYダウ・インデックスも検討対象になるでしょう。

iDeCoセレクトプラン、ジャンル別おすすめ商品

 eMAXISSlim米国株式(S&P500)以外は、好みと実態に合わせて商品を選ぶということになります。iDeCoはそもそも投資枠が決まっています。仕事にもよりますが、月々1.2万円から6.8万円です。私は月々投資額を考えると分散をさせる必要はないと思います。

 

 しかし、人によってはeMAXISSlim米国株式(S&P500)のみだと不安だという方もいられるでしょう。そうした方のために視点別に商品をご紹介しておきますね。

全世界投資を好むならば・・・

 全世界投資を好むならば、以下の商品を推します。

  • eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)【0.15336%】
  • SBI・全世界株式インデックス(愛称:雪だるま(全世界株式))【0.15%】

 新興国を少々含むのが魅力ですね。日本部分に関しては賛否ありますが、別にトッピングするという考えもありますね。タイプとしては全世界対象なので、VTに近いですね。過去10年を見ると、全世界投資と米国集中投資は大きなリターンの差がつきました。しかし、これは将来を約束するものでは当然ありません。

 

 国際分散投資か米国集中投資か、考え方の違いということになりますね。

先進国投資を好むならば・・・
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド【0.11772%】
  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス【0.11772%】

 両方ともMSCIコクサイ連動です。先進諸国への投資ということになります。ライバル同士の投資信託ですが、トラッキングしている指数は同じです。好みで選んでよいでしょう。目くじら立てるほどの大きな違いは生じない、はずです。

 

 ただし、MSCIコクサイそのもののリターンは低成長の先進国を含むため、さほどでもありません。

新興国投資を好むならば・・・

 新興国投資をしたいということでしたら、以下の商品一択になります。

  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス【0.20412%】

 2018年は新興国株のリターンは良くありません。しかし、2017年は各アセットで1位のパフォーマンスを示していました。

 

 成長性は先進諸国のいずれもしのぐものですから、その可能性を組み込みたいならば買っても良いでしょう。しかし、ボラティリティは高めです。サテライトに使うならば妥当性がありますが、コアに据えるのはお勧めしません。

債券も含めたバランスファンドを好むならば・・・

 全世界の株式・債券を含んだバランスファンドということならば、以下の商品一択になります。

  • eMAXISSlimバランス(8資産均等型)【0.17172%】

 信託報酬の安さはかつてのバランスファンドとは明らかに一線を画しています。日本の比重がやや高すぎるように思いますが、やはり手間いらずということで商品としては非常に優れています。世界各地、債券も含んでリバランスを自動でやってくれるという商品です。

 

 さて、以上のことを踏まえてご質問を紹介します。

SBI証券のiDeCoセレクトプランで優れた商品は何でしょうか。

 初めまして。今後の投資戦略について検討しておりますが、たぱぞうさんのお考えが大変参考になり、いつも楽しみに拝見しております。米国株投資に大変魅力を感じております。

 

 今回は米国株関連の投資信託に関しまして質問させていただきます。

 

 現在はイデコを活用しSBI証券で大和iFree NYダウ・インデックスに12,000円(会社がDB制度のため12,000が上限です)の積立をしております。

 

 今後SBI証券でイデコのラインナップが変更するとのことで新しく「セレクトプラン」が設定され、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の購入が可能となり、信託報酬が0.1728%と非常に低いためスイッチングを検討しているのですが、たぱぞうさんのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に対する評価はどのようにお考えでしょうか。

 

 また、たぱぞうさんのブログを拝見して楽天VTI、全米株式インデックスファンドにも魅力を感じております。楽天証券で10月末頃より楽天カードでのクレジット購入分に対して楽天ポイントが付与され、ポイントも投資信託の購入分に充当できるそうなので少額ですが積み立てを検討しております。

 

 しかし、イデコでも米国株の投資信託を購入しているので、投資信託ではなく米国ETFや個別株を購入した方がよいのか少々悩んでいる部分もございます。

 

 米国ETFや個別株の購入も検討しておりますが、福祉職であり給料も高くないため、まずはイデコや投資信託を活用していこうと考えております。ある程度まとまった現金が捻出できればETFの購入などもチャレンジしていきたいと考えております。

 

 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や楽天VTI、全米株式インデックスファンドを両方積み立てしていくことに対するお考えやその他投資に対するアドバイスなどご教授いただければ幸いです。まとまりのない長文となり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

SBIのiDeCoの基本はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですが・・・

 基本はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で良いと考えますが、それは投資額に対しての比率が関わりますね。追加資金を投入する余裕があまりなく、不安ということでしたら、やはりバランスファンドなどの分散投資を志向してよいと思います。

 

 ちなみに、楽天VTIとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のパフォーマンスの差異は分析の労力に比べて大きくないと予想しています。VTIとS&P500のどちらが優れているかという議論はなかなか難しいところです。

 

 私は株式に関しては米国株一本ですが、様々な分散投資をしています。もし、資産運用をペーパーアセットに限るならば、バランスファンドも十分妥当性があるでしょう。

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※気づいたらiDeCoロボなるサービスも始まっていますね

 

 いずれにせよ、コアになる投資を決めて、いくつかのファンドをサテライト的に配置して分散性を補完するというのがお心に寄り添った投資になりそうですね。SBI証券でのiDeCoということで絞ってお話をしました。ご質問ありがとうございました。

 

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