たぱぞうの米国株投資

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Amazon【AMZN】の銘柄分析。GAFAMでもひときわ大きな存在感

Amazon【AMZN】の銘柄分析。GAFAMでもひときわ大きな存在感を示す企業

 Amazon【AMZN】のシンプル銘柄分析です。

 

 アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構えます。GAFAMの中でも、売り上げ規模や創業者の個性でひときわ大きな存在感を示します。

 

 創業者であるジェフ・ベゾス氏はプリンストン大学を卒業後、バンカース・トラストやヘッジファンドのDEショーで勤務します。その後、30歳を迎えた1994年にインタネットバブルに乗らない愚を悟り、オンライン書店を開業します。

 

 それが今のAmazonです。1990年代のAmazonは書店のイメージが強かったですが、今となっては世界最大のECショップという側面のみならず、クラウドのAWSやAmazonプライムなど多様な展開をしています。特にAWSの成長は目覚ましく、売り上げ面でも収益面でも大きな存在になってきています。

Amazon【AMZN】の株価チャートと配当

Amazon【AMZN】の株価とチャート

Amazon【AMZN】の株価とチャート
  • 2010年 4月 株価  135ドル
  • 2020年 4月 株価 3051ドル

 Amazonは無配企業です。

 年間の売り上げ成長率が高いことから、PERなどでは計算できない株価が常についてきました。典型的な値嵩株だったわけですね。しかし、この数年は収益が出るようになり、株価の妥当性がはっきりとしています。

 

 10年でおよそ23倍になっており、成長性に疑義を持たなければAmazon株だけで相当の資産が築けたわけですね。しかし、上場以来高PERだった10年前に、今の姿を想像できた投資家は多くありませんでした。

Amazon【AMZN】の基礎データ

  • 本社 アメリカ・ワシントン州シアトル
  • ティッカー AMZN
  • Nasdaq上場

 続いて基礎データを見てみましょう。

Amazon【AMZN】の売り上げと利益

Amazon【AMZN】の売り上げと利益

Amazon【AMZN】の売り上げと利益

 営業利益はこの10年で劇的に増えていますが、それ以上に売り上げの伸びがすさまじく、グラフにすると目立ちません。営業利益率が高い企業ではないですが、売り上げが大きいので、それなりの利益になっています。

 

 売り上げと可能性で評価される企業の1つといってよく、その規模は破格です。また、鈍化しつつあるとはいえ10%を切ることのない売り上げ成長率は、今後も注目されてよいでしょう。

 

 事業展開している国は実はさほど多くはなく、実はまだ10数か国にすぎません。

Amazon【AMZN】のBPSとEPS

Amazon【AMZN】のEPSとBPS

Amazon【AMZN】のEPSとBPS

 EPSは2ドル前半から20ドル前半までこの10年で成長してきました。アナリストによっては3年後のEPSを50ドル超まで予想しており、今後も堅調な拡大が見込まれます。かつてのような売り上げ一辺倒ではなく、収益性が伴っているところが大きな変化です。

Amazon【AMZN】のキャッシュフロー

Amazon【AMZN】のキャッシュフロー

Amazon【AMZN】のキャッシュフロー

 営業CFは特にこの5年において加速度的に増えています。それに伴い、新規事業への投資も盛んにおこなわれており、成長への加速はとどまるところを知りません。近年での最も成功した投資はAWS関係でしょう。

 

 直近の2020年2Q決算ではクラウド関係で100億ドルを超える売り上げを記録しており、単純計算でも年間400億ドル半ばの事業に育っています。azureに比べると劣後するおよそ30%の成長率ですが、マーケットシェアは依然トップです。

 

 売上高は40%増のおよそ890億ドルと、過去最高となっています。また、純利益は前年同期比2倍の52億4300万ドル、EPSは10.3ドルとなり、コロナ対策費を織り込んだ市場予想(1.46ドル)を大きく超えています。

 

 割高傾向の米国株の中にあって、度々バリューであるとセミナーなどでは言ってきましたが、だいぶ目標株価との差は埋まりました。しかし、依然伸びしろはあり、こうした環境下ではありますが、比較的安心できる株価位置に感じます。

 

 ただし、コロナショック下での不確実性は高まっており、そこは幾分割り引く必要があります。とはいえ、米国株の中でも押さえておきたい株の1つであることは変わりないですね。創業者が率いる企業という点でも、非常に強みがあります。

 

 今後想定される新興国への進出は、北米でのAmazonの圧倒的存在感を考えると期待を抱かせます。中国のような政治的な規制がない限りにおいて、大きな可能性を秘めていると言ってよいでしょう。

 

 すでに盤石の収益性を確保したAmazonにとって、経営上のリスクはポリティカルなものが一番大きいかもしれませんね。

 

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  マイクロソフト【MSFT】は一時期業績がパッとしませんでしたが、見事に復活しましたね。特にサティア・ナデラ氏の手腕が光ります。こちらも押さえておきたい企業の1つですね。

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  セクターの解釈が変わったので、GAFAMもばらけてしまいましたね。実質はこの5社が非常に強いということです。

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  コロナショックの影響はAmazonにとっては軽微といってよいでしょう。思わぬ形で不況耐性を示す結果になっています。

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