たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

資金力と入金力に応じた資産形成を考える

資金力と入金力に応じた資産形成を考える

 資金力とは資産のことです。

 入金力とは月々の入金できる金額のことです。

 資金力が小さい時には、リスクを取って投資することが容易です。損失を抱えたとしても、月々の入金からカバーできるからです。買っている商品が良いものならば、多少の損失はバーゲンセールとなります。追加投資すればよいのです。

 

 資金力が大きくなると、そうはいきません。一撃の大損失が入金ではカバーできなくなります。そのため、一部の天才を除いて、どうしても守りを意識した資産運用になります。

 

 いずれにしても、マーケットから退場しないリスクの取り方が肝要ですね。さて、今日は相続に関係した資金力のご質問を頂戴しています。

相続で資金力が激増したが、どのように資産形成を考えていくか

 初めまして、いつもわかりやすい動画で勉強させてもらってます、ありがとうございます。

 

 私は現在47歳で、独身子供なしです。この度3億円分4銘柄の日本個別株を母親と二人で相続する事になりました。兄弟はいてなくて76歳の母と二人で持ち家に住んでいます。

 

 別に賃貸アパートを持っていて、年間の家賃収入は200万円程です。築60年を過ぎていて10年以上前から新しい入居者さんは入ってきていない状態です。

 

 お年よりばかりなので亡くなっていけばどんどん収入は減って行くと思いますが、とりあえず今は毎年100万円ぐらいは貯金できています。母の年金が年間100万円程あって足しにできてるからです。もしこのアパートを売却したら2000万円ほどです。

 

 母は働いたことはなくて私ももう15年くらい仕事はしていませんので、何とかこのままやっていけたらと思っています。30代前半までは色々な仕事をしてましたが父、祖母、祖父の介護に追われて仕事は辞めました。母は元気です。

 

 現在、税理士さんに頼んでいて二次相続の事なども考えて分けるのですが、とりあえず相続税を払った後の金額で現在、2億~2億5000万程になる予定です。ややこしいので私がすべて相続して、税金も払って2億円残ったと仮定して質問させてください。

 

 相場を見ながらすべて売却してETFに変えたいと思っています。私は株式投資の経験はありません。VOOやVTIをコアにしてVYM、HDV、SPYD、VIGなどを考えています。

 

 これらの比率をどのようにしたら良いのか?AGGなどの債券ETFも入れるべきなのか?一括して売却か2年ぐらいかけて月1000万円ぐらいで売却していくべきか?を悩んでいます。

 

 投資信託としてはSBI証券でV,S&P500を毎月5万円クレカ積立、楽天証券でeMAXISSlim全世界株式を毎月5万円クレカ積立、楽天VTIを毎月5万楽天cash積立で考えています。

 

 慣れてきたらアメリカ個別株や、日本個別株のスイングトレードも考えています。慣れるまではバーチャル取引か極少額でやってみようと思っています。

 

 私の考え方の方向性で危なくないのか、たぱぞうさんの考え方をお聞かせ頂ければたいへんありがたく存じます。どうぞよろしくお願い致します。

恵まれた環境を生かし、持続可能な資産形成をしていくということ

 日本の個別株4銘柄で3億円というのは、普通に考えるとかなりのリスクです。さらにこのような金額を相続で残すのは至難です。もし株でお父様が作られたならば、かなりのセンスをお持ちだったということになります。


 しかし、そのセンスは努力もありますが、ある意味天賦の才です。つまり、簡単にまねできません。そう考えると、質問者さんが検討されているETFへの置き換えというのは妥当性が高いです。


 金額が数百万レベルであれば、一括で乗り換えても良いです。しかし、かなり大きいですから、3-5年程度かけて徐々に切り替えていくのが良いです。ただし、これも個別株の銘柄にもよります。決算が面白くなく、すでに損失だらけであるならば、乗り換えは喫緊であると言えます。

資金力と入金力に応じた資産形成を考える

資金力と入金力に応じた資産形成を考える

 債券は入れたほうが資産の変動が少ないです。しかし、当面はキャッシュポジションを作りながらのポートフォリオでよいでしょう。株式+現金のほうが管理はしやすいです。


 ある程度資産の入れ替えができたら、余裕資金での個別株投資などもよいでしょうね。積み立てている商品は手堅いです。見ている景色は極めて堅実、無理なく乗り換えが今後の課題となります。

 

 資産運用はある程度金額が大きくなってくると守りも大事になります。損失を取り戻すのが入金ではできなくなってくるからです。焦らず、急がず、じっくり守っていきましょう。

 

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資金力が大きくなると、普通のサラリーマンの入金力では損失をカバーできなくなってきます。

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 3億となると、法人化も十分視野に入るレベルです。

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