株式投資の方法とメリットデメリットをまとめてみました。
株式投資にはいろいろな考えや手法があり、ズバリこれが正解というのはありません。過去の数字にあてはめて、「これが正解」ということはできます。しかし、過去は未来を保証するわけではないですね。また、人それぞれおかれた立場が違う、前提条件が違うので、1つに当てはめるのは難しいです。
実は、資産運用の質問に対して答えるという弊ブログのスタイルは、なかなか無茶なのです。細かな資産背景や環境が分からないからです。
しかし、それを言い出すと何も生み出せません。そのため、限りある情報の中から最適解と思われる提案を導き出すということになっています。
ともかく、株式投資というのは確率を高めつつ、自らの心が落ち着く方法で投資をするのが正解ということになります。
私の記憶する限り、これだけ投資が身近になった時代はありません。TwitterやYoutube、SNSなどで情報を得やすくなりましたし、比較することも容易くなりました。
個々の投資家は、自分の性格を考えて、どのような投資方法が自分にとって適している方法を選択していけばよいのですね。二者択一というわけでもなく、二律背反というわけでもありません。極端にどちらかしかいけない、どちらにすべき、というものではないのです。
むしろ、いくつも組み合わせ、特徴を踏まえて最大価値を引き出すことが資産を最大化するための要素と言えます。
インデックス投資と個別株投資のメリット
インデックス投資とアクティブ投資は時々盛り上がる論争ですね。メリットをまとめてみましょう。デメリットに関しては、メリットの逆説ということになります。
インデックス投資のメリット
- 時間がかからない
- パッケージで買えるので比較的リスクが分散される
- 低額積み立てなどが充実していて買いやすい
- リターンが読みやすい
個別株投資のメリット
- リターンの最大化が図れる
- 企業情報に精通するため、投資の知識が蓄積されていく
- 企業分析が面白い人にとっては、研究対象が殆ど無限にある
- インカムやグロースなどカスタマイズしやすい
インデックス投資とアクティブ投資のまとめ
それぞれに良さがあります。インデックス投資は時間をかけずに投資ができるのがメリットです。個別株投資は、リターンの最大化を図れるのがメリットです。
私はつみたてNISAでインデックス投資をしています。しかし、セミリタイアできたのは個別株投資のおかげです。高属性夫婦でしたら、インデックス投資でも簡単にセミリタイアできるでしょう。私は家族の不幸などもあり、生活がなかなか難しかったのでインデックス投資だけでは今の資産は築けませんでした。
違いを生かして、ハイブリッドに投資していけばよいのです。
現物投資とレバレッジ投資のメリット
つづいて、現物投資とレバレッジ投資のメリットです。
現物投資のメリット
- 市場からの退場がほとんど無い
- リスクが限定的
レバレッジ投資のメリット
- 投資効率の最大化を図れる
- CCRベースのリターンが大きい
現物投資とレバレッジ投資のまとめ
基本的には株式でも不動産でも当てはまります。現物投資は、自分の手持ち資金からのキャッシュアウトだけです。見込みが外れてもマイナスになることはありません。特に株はそうです。つまり、リスクが限定的だということです。
初心者さんは投資は怖いと言いますが、現物投資をしている限りはそのリスクは限定的です。対してレバレッジは大きくかけていれば、時にはマイナスになることもあります。借金が膨らみ、返せないと退場となります。
半面、レバレッジは投資額よりも大きな金額を動かせるので、資産の最大化を図ることができます。私は、昔は株式の信用取引もしていましたが、今はしていません。資金が大きくなり、そこまでのリスクを追わなくなったのが大きいです。投資というのはスケールメリットの世界なのです。
しかし、ハードアセットである太陽光はレバレッジを効かせて購入しました。リスクが読めるからです。やはり、ここでもハイブリッドに活用しています。
ドルコスト平均法と一括投資のメリット
続いて、ドルコスト平均法と一括投資のメリットです。
ドルコスト平均法のメリット
- 定期的に時間を分散して積み立てられる
- 特に初心者が過度のリスクを取らなくて済む
- 徐々に投資に慣れていくことができる
一括投資のメリット
- 右肩上がりの相場において、もっとも効率的に資産を増やせる
- タイミングが当たれば、資産を最大化できる
- 投資の是非の結果が出やすく、軌道修正が容易
ドルコスト平均法と一括投資のまとめ
ドルコスト平均法の典型はつみたてNISAでしょう。初期の投資が少ないため、投資経験がない人に適しています。初期に過度のリスクを取らなくて済むのです。投資額が増えてくると、資産における変動額が大きくなります。
年数を経て、プラス圏で推移していれば耐えられるでしょう。しかし、老後の資金を一括で投入したような場合、精神的に許容できない人が多いのではないでしょうか。
一括投資のメリットは、投資効率です。これは現在価値と将来価値から考えても自明と言えるでしょう。資金が少ないうちは、こうせざるを得ないというのもあります。
意外かもしれませんが、私はドルコスト平均法で投資を始めたのはつみたてNISAが初めてです。それまでは個別株の一括投資、タイミング投資をしていました。
逆に言うと、その魅力もリスクも体験的に知っています。初心者さんにはお勧めできない方法ですが、人と違ったことをすることを厭わない人には向いています。相場は良いことばかりではないですから、ブレない芯のようなものが必要になる時があるということです。
人の意見に左右されるタイプの人は、「高い時に買い、安い時に売る」という投資行動になりがちです。これは、投資の世界ではあまりよろしくないですね。
株式投資の方法とメリットデメリットのまとめ
今まで一部の方法を取り上げました。他にも以下のような方法があります。
- 全世界投資と米国集中投資
- 株式集中投資とアセット分散投資
- 成長株投資と高配当投資
いずれも、今までご紹介した方法と同じく、明確な答えというのはありません。おかれた立場が人それぞれ違うのです。もし、方法がどれか一つしかないならば、多様な株式売買、多様な金融商品というのは成り立たないのです。
しかし、現実の市場は世界各国開かれており、その売買は多種多様です。ネットの発達に伴い、手にした投資の自由を生かすのは、他ならない私たち自身なのですね。多様性を受け入れ、活用していくことで資産の最大化を図ればよいのです。
ただし、いずれの投資方法も買いが前提であり、上昇相場でないと全てが崩れます。それだけ、相場環境が良いということですね。
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これまた、どちらが良いのか論争です。結論としてはどちらでも良いのです。