たぱぞうの米国株投資

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子育てアラフォーママがまだまだ夫に内緒で家賃収入1億円突破!

子育てアラフォーママがまだまだ夫に内緒で家賃収入1億円突破!

 米国株投資を投資のメインに据えている私ですが、何を思ったか突然不動産投資の本に手を伸ばしてしまいました。

 

 なぜか私の身の回りには株式投資よりも不動産に食指を伸ばしている友人が多いので、どのような世界なのか覗いてみたくなったのです。

 

 また、タイトルで言うところの家賃収入1億円突破というのがどういう世界なのか興味がありました。プロ野球やプロサッカー選手並みですから、ハンパじゃないですよね。

 

 そんな中、本書はなかなか引き込まれる文章でしたので購入しました。久々に書店に行って選んできました。アマゾン買いとは違う楽しさがありますね。ということで、普段話題にする米国株投資とはまた一味違った、不動産投資本の紹介をします。

子育てアラフォーママがまだまだ夫に内緒で家賃収入1億円突破! (扶桑社BOOKS)

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内本智子氏の類まれな決断力がビシビシ伝わってくる

 金銭感覚が違いすぎて、そこにまず驚かされます。もともと勤め人として20年勤務されていた内本智子氏ですが、その間の収入がおよそ1億円といいます。ここまでは普通の勤め人です。

 

 そして、不動産を転売する中で、初めて大成功した物件のキャピタルゲインが1億円、つまり20年間の勤労収入と等価ということです。

 

 ただし、本書を読めば誰もができるかというとそういうわけではなく、やはり類まれな決断力がビシビシ伝わってきます。また、細やかな視点も備えており、やはり成功者になるべくしてなったということがよくわかります。

 

 私がよく言うような

 

 「米国ETFのVTIとVYMは墓場まで持てる、ほったらかしてOK!」

 

 という投資スタイルとはずいぶんと違うわけです。不動産の大家さんはサブリースならばともかく、まったくほったらかしてOKではないですね。

 

 おそらく、どの世界においても成功を収める人とというのはこういうタイプの人のことを言うのだろうな、と思いました。

 

 ちなみに内本智子氏の旦那さんは不動産投資に疑いの目を向けており、まったく関与しないそうです。保証人になるのも断ったということですから、良い意味でお互いに自立しているのですね。

 

 これは逆にお互いに人生のリスクヘッジになるわけですから、プラスに私はとらえました。

学生20年、仕事20年、自分のため20年という生き方

 著者の内本智子氏は人生を20年3区切りで考えていたそうです。そして、不動産投資でインカムを得て、その通りの人生を歩まれています。

 

 実はこの考え方は私もまったく一緒で驚きました。私の場合は少し学生生活が長かったので、学生25年、仕事25年、自由25年という考えだったのですが、ほとんど同じと言っていいでしょう。

 

 元が誰の考えだったのか忘れてしまいましたし、たまたま内本智子氏と合致したのかわかりません。しかし、理由はともかくこういう考え方を実行し、そのために努力を重ねてきた人がいるということに勇気づけられた気がします。

リスクと利回りのバランスという意味では株式投資も近い

 不動産投資と株式投資はリスクと利回りという意味では同じ部分もあります。不動産投資は概して利回りが大きいですが、その分インカムゲイン狙いの株式投資にはないリスクがいくつかあります。

 

  • 流動性の低さ
  • 空室のリスク
  • 税金の複雑さ
  • 入居者リスク
  • 手入れリスク

 この5つが私は気になりました。

 

 流動性の低さは、売りたいときに売れない、ややもすれば相手の言い値になってしまうリスクです。買うタイミングの難しさだけなく、売るのも難しいということです。

 

 空室のリスクは、うまく客付けできない場合にどのようなノウハウで満室までもっていくのかということです。これも知識と経験がものをいうでしょう。

 

 税金の複雑さは、株式とは比べ物になりません。税理士さんにお願いする手もありますが、株式のそれとは手数料がまた段違いに高いです。

 

 入居者リスクは、滞納や騒音、さらには死亡リスクということですね。想像したくありませんが、リアルな話です。

 

 手入れリスクは、故障だったり、破損ですね。管理会社に任せていれば自分がやることはあまりないでしょうが、出費は現実にあります。

 

 ただし、うまくいけば、べらぼうに利回りが高いです。特に不動産投資がこれほど隆盛を極める前は、市場のちょっとしたギャップを狙いやすかったのではないでしょうか。

 

 株式で掘り出し物を探すのは難しいことです。数多の投資家が割安銘柄を狙っているからです。不動産は株式に比べると参入障壁が高い分、そのギャップをうまく狙って高い利回りをたたき出す時期がありました。

 

 すでに実績があり業者や銀行と強く連携している先行者と、新規参入者の壁は大きいように思います。また、東京オリンピック以後さらに顕在化する人口減社会がどのように作用するのかも注目されてよいでしょう。

 

 これからもいくつか不動産に関係する書籍を継続して読んでいこうと思います。投資というカテゴリーにおいて、視野を広げることになるからです。

 

 「子育てアラフォーママがまだまだ夫に内緒で家賃収入1億円突破! 」は不動産投資をしたことがない私でも読める、しかも資金の流れや不動産の買い付け・売却までわかりやすく書いた良書と感じました。

 

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