たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

分散投資ポートフォリオの基礎基本を考える

分散投資ポートフォリオ、均等分散と時価総額加重平均

 分散投資というと、大きく均等分散と時価総額加重平均がありますね。日本株、先進国株、新興国株、日本債券、先進国債券、新興国債券、などを均等割合で分散する方法ですね。

 

 これに対して、時価総額加重平均に基づく分散がありますね。例えば、VT+BNDXなどはそうでしょう。株式と債券の割合は固定的ですが、株式と債券の中身に関してはグローバルな時価総額に基づいた分散となるわけです。

 

 さて、今回は均等分散を見直し、米国株やオールカントリーへの乗り換えを検討中ということでご質問を頂戴しています。

 

 いつも楽しく拝見しております。

分散投資ポートフォリオを均等分散から変更していく

 私50歳、妻45歳(専業主婦・パート)、子供は高校生と中学生です。給与のみの世帯年収は1,600万円です。

 

 2003年から株式投資を始め、2007年頃までのIPOバブルで利益を増やし、リーマンで減らしたりしながらトータルは微増でした。

 

 10年前に書籍の影響受け、毎月10万円(最高20万円)をSMTインデックスファンド5種(グローバル株式、TOPIX、グローバル債券、日本債券、グローバルREIT)に投資してきました。幸いにして東日本大震災もコロナも乗り越え、積立総額1,800万円、含み益800万円、評価額は2,600万円になりました。

 

 当時はSMTとeMAXISが競っていた頃で、信託報酬が少し割安なSMTに統一しましたが、今やeMAXIS Slimに大きく水を空けられています。信託報酬は当時より下がりましたが、それでも0.4~0.55%と割高です。

 

 そのため、昨年SMTの積み立てを一切止め、eMAXIS Slim S&P500をiDeCoと積立NISAで、オルカンを特定口座で積み立てています。積立額は併せて12万円です。

 

 資産状況は次のとおりです。

  • 投資信託①(SMT) 2,600万 ※積立停止
  • 投資信託②(eMAXIS) 200万 ※積立中。iDeCo・積立NISA含む
  • 米国グロス株 1,200万
  • 築古アパート 価格5,000万(2017年に取得。融資70%) ※税繰延用
  • 太陽光発電 2,000万(セカンダリー取得。低圧21円。フルローン)
  • 子供積立NISA 80万(2020年から。eMAXIS Slim S&P500)
  • 変額終身保険 保険金1,000万円+運用益150万(世界株90%。保険料月10,500円)
  • 現金預金 600万

さて、目下の悩みは次のとおりです。

  1. SMTの信託報酬が高いため売却と乗り換えを検討したいが、税金や信託留保を考慮するとメリットが低いだろうか。
  2. SMTを売却した場合、2020年の株高の反動と私の年齢を考慮すると、債券比率を高めたり、金への投資(ETFや投資信託)を検討したりすべきだろうか。

 仕事が充実しているためFIREは考えておりません。59歳で役職定年、60歳で定年ですが、65歳まで再雇用(年収350~500万)、68歳までパートタイマー(年収150~300万)で働ける環境にあります。


 子供たちは大学(おそらく私大)までは行かせてやるつもりです。

 

 投資歴が長いにもかかわらず低レベルの質問で恥ずかしい限りですが、ご教示いただけると幸いです。ご多用のところ恐縮ですがよろしくお願い申し上げます。

均等分散の分散投資は歴史的な役割を終えつつある

 SMTインデックスファンド5種(グローバル株式、TOPIX、グローバル債券、日本債券、グローバルREIT)はグローバル株式以外は微妙ですね。

 

 私ならば、ということで以下お話します。分散投資のセオリーからは外れますが、米国株投資という時点である意味基礎基本からは外れているのですね。

 

 さて、私ならばグローバルを残して売却、乗り換えをします。

 

 グローバルは譲渡益税の課税分と、信託報酬の差分からの乗り換えと考えるとなかなか難しいですね。もちろん、相場がよいので利確をするという観点ならばありです。

分散投資ポートフォリオの基礎基本は均等分散だが

分散投資ポートフォリオの基礎基本は均等分散だが

 均等分散投資は上の表に見るように、リスクヘッジの基礎基本です。そのうえで、何に加重をかけていくかというところで悩むわけですね。

 

 均等分散だと日本国内資産へのエクスポージャーが高すぎますから、逆にこれは利確してもよい部分と判断します。このような均等分散はどうしても国内資産への割合が大きくなります。


 時価総額加重平均など、時代に応じた変動制を持たせていったほうがいいですね。

 

 また、グローバルリートと言いつつ、リート自体が地域的な偏りがあります。世界的にはリートのない国のほうが圧倒的に多いからです。これも踏まえておいてよいですね。

 

 ボラティリティのわりにリターンが微妙なものがあり、これも見直し対象でしょう。

 

 私のスタンスは、投資は海外株式を始めとする海外資産がベストという考えです。理由は日本をはじめとする先進諸国は低成長だからです。そう考えると、見直す余地がありますね。

 

 もちろん、法人を維持するための不動産や太陽光はこの場合は別です。これは、ご存じの通り、レバレッジで利回りを上昇させ、他人資本を使ったスケールを活用できるからです。目線が異なります。

 

 世帯年収が高く、投資経験もおありということで、軌道修正はスムーズと思います。物事には守破離がありますが、投資効果の最大化にも必要な考えかもしれませんね。共に臨機応変に取り組んでいきましょう。

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 今は利確しやすい時期なので、ポートフォリオを見直すには好機ですね。

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 バランスファンドについてです。均等分散は歴史的な役割を終えつつあると認識しています。

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 分散投資はリスクリターンを踏まえてどう考えるかというところですね。

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