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コーヒー消費量の世界ランキング【2023】

コーヒー消費量の世界ランキング【2023】

 休憩時のみならず、仕事中でもコーヒーを飲みながらという方は少なくないでしょう。当ブログも今日は一服、一人当たりの世界コーヒー消費量ランキングをまとめてみました。

 

 パッとイメージが浮かぶのはアメリカでしょうか。すべての街角にスターバックスがある。マクドナルドが多くの場所をマックカフェにブランド変更し浸透している。ダンキンドーナツが多くの朝の通勤の不可欠。

 

 理由はいろいろありますね。しかし、実は違います。

 

 では、カフェが多いフランス。あるいはエスプレッソ文化があるイタリア。いろいろ思いつきますが、それも実は違います。早速見てみましょう。

一人当たりのコーヒー消費量、世界ランキング

 量の単位はlbs(ポンド)です。

 1ポンド(lb)は0.45359237キログラム(kg)に相当します。なお、人口には子供も含めていますので、実際にコーヒーを消費する年代だけに絞れば、この数字はもっと大きくなるでしょう。

世界のコーヒー消費国ランキング

世界のコーヒー消費国ランキング

出典: World Atlas

世界のコーヒー消費量、国別の分析

上位10か国について簡単に触れます。

1位 フィンランド

 コーヒーは通常、一日中、毎日消費されます。ほとんどの職場でコーヒーブレイクが必要です。

 

 特別な日や教会後の昼食会は、冷たいサンドイッチ、パンのスライス、クッキー、ケーキのビュッフェなどに無限の「カビア」(フィンランドのコーヒーブランド)が定番です。


 フィンランドで最も人気のあるコーヒーは軽い焙煎です。

2位 ノルウェー

 ノルウェーでは通常、朝食時と夕食後にデザートと一緒にブラックで飲みます。全国約500万人の人口の80%がコーヒーを飲み、その回数は1日に4〜5回に及びます。


 ノルウェーの田舎には、「カルスク」というコーヒーベースのカクテルがあります。
淹れたてのコーヒー、砂糖、アルコールをたっぷり使います。アルコール度数が高すぎると感じた場合には、アルコールを燃やして度数を下げるそうです。

3位 アイスランド

 アイスランドの首都レイキャビクでは、スターバックスのようなポピュラーなコーヒーショップをあまりみかけません。

 

 しかし、市内には小さな独立したコーヒーショップが散在しており、密集しています。アイスランドはバリスタとロースターで競い合い、最高品質目指しコンテストが開催されています。

4位 デンマーク

 コーヒーの消費量が多い一方で値段もまずまずです。デンマーク製のボダムコーヒーは日本でもよく知られていますね。

5位 オランダ

 オランダ人は、コーヒーの木を入手した最初のヨーロッパ人でした。


 1616年、ピーター・ファン・デン・ブレッケによってイエメンのモカから持ち帰られた木がそうです。この時の木が、オランダの植民地におけるコーヒー栽培に使用されました。結果的にジャワやスリナムは、ヨーロッパへのコーヒーの重要な供給国になりました。

6位 スウェーデン

 スウェーデンには、「コーヒーを飲む」という意味の「フィーカ」という概念があります。「フィーカ」は、クッキーまたはパンでの組み合わせが一般的です。

 

 仕事の休憩時間や懇親会など様々な場面で一服している風景が見られます。

7位 スイス

 エスプレッソベースが好まれます。フィルターコーヒーはスイス人の間ではあまり人気がありません。


 回数は1日平均3杯が平均的です。物価が高いため、コーヒーはある意味高価な娯楽ともいえます。

8位 ベルギー

 ベルギーというとワッフルやビールを思い浮かべるかもしれません。一方でコーヒーとチョコレートという組み合わせも長い歴史があります。


 アフリカ大陸における元宗主国として、コンゴとルワンダなどで栽培、輸出してきた歴史があります。

9位 ルクセンブルク

 ルクセンブルクは小さな国ですが、コーヒーとの関わりが深い国です。

 

 ルクセンブルク特有のエスプレッソドリンクには、本質的にラテである「レイトルッセ」または「ロシアンミルク」、またはデザートと一緒に提供されることを目的としたフランス発祥のエスプレッソドリンクの一種である「カフェグルマン」などがあります。

10位 カナダ

 世界のトップ10にヨーロッパ以外から唯一ランクインしたのがカナダです。スタバなどのコーヒーチェーンも一般的ですが、ローカルのショップも多々あります。


 カナダ人は自宅でコーヒーを飲むことも好みます。寒い気候と長い冬はコーヒーを引き付けるのでしょうね。

コーヒー消費量の世界ランキングのまとめ

 11位以下もヨーロッパ以外の国はブラジルしかありません。概して、寒い地域での消費量が多いということが言えます。


 スターバックスの本拠地アメリカは広く、創業地のシアトルは比較的低温でも、南部は暖かいです。一人当たりのコーヒー消費量にするとそれほど多くならないということなのでしょうね。

 

 よく知られていますがアイスコーヒーは明治期の日本発祥と言われていますね。昔は実はアイスコーヒーは一般的ではなかったということです。そうした歴史も寒冷地でコーヒーが根付いていることと関係していると言えそうです。

 

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