たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

Tapa's U.S. Stocks Investment

In the middle of difficulty lies opportunity

コンソリデーテッド・エジソン(ED)、エジソン氏にルーツを持つ高配当電力株

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コンソリデーテッド・エジソン(ED)、ルーツはトーマス・エジソン氏

 

 コンソリデーテッド・エジソン社(以下、コン・エジソン)はニューヨーク州を中心に、隣接するペンシルベニア州、ニュージャージー州で電気・ガスを供給する公益事業会社です。

 

顧客は330万世帯を数え、アメリカにおける大手電力会社の一角を占めます。

 

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 ※画像はコン・エジソン社ホームページから

 

 その歴史は180年を数え、アメリカで最も古い歴史を持つ会社のうちの1つです。それもそのはず、コン・エジソン社のルーツはアメリカの発明王であるトーマス・エジソン氏にさかのぼります。

 

 19世紀末、電流戦争と呼ばれる電流規格をめぐる争いが起きます。エジソン氏は直流での電力供給を推していました。それに対しジョージ・ウエスチングハウス氏は交流を推していました。ウエスチングハウス・エレクトリック社の創業者です。

 

 後にウエスチングハウスは原子力発電の名門企業として有名になりました。かつてはアメリカ白物家電メーカーの雄でした。しかし、20世紀後半に家電部門から撤退しています。そして、ライバルだったエジソン氏のGEもハイアールに家電部門を売却しました。

 

 今、ウエスチングハウスは東芝傘下になっています。東芝が原子力部門に選択集中投資をしたからです。東芝はその結果減損処理させられるなどいわくつきです。しかし、買収した当時は「あの名門ウエスチングハウスが外資の東芝傘下か!」と驚きをもって受け止められたものです。

 

 アメリカ企業は自国内にこだわらず、一番評価してくれるところに競争力の落ちてきた部門を売却する傾向にあります。IBMのパソコン部門であるThink padがレノボに買収されたのもそうですね。

 

 話を戻します。

 

 ウエスチングハウス氏とエジソン氏の電流の直流、交流の争いは19世紀末でした。ナイアガラの滝の水力発電が交流送電に決まったことで決着がつきます。

 

 この歴史的な背景からコン・エジソン社は2007年まで直流での送電を一部続けていました。

 

 今は世界中の国の電力会社が交流での送電を行っています。

 

コン・エジソン(ED)の配当とチャート

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2006年8月 株価47ドル 配当0.575ドル

2016年5月 株価77ドル 配当0.67ドル

 

 株価は比較的順調ですが、配当の伸びが鈍いですね。他の電力会社の株価がそうであるように2014年からの原油安の流れを受けて、株価は上昇しています。原油安は火力発電に特に有利に働きます。

 

コン・エジソン(ED)の基本データ

ティッカー:ED

本社:アメリカ

来期予想PER:19倍

PBR:1.7

ROE:9.3%

ROA:2.6

EPS3.85ドル

配当:年間2.68ドル

上場:ニューヨーク証券取引所(NYSE)

 

 配当利回りは3.5%です。配当余力は十分ですが、原油高になると状況は変わりそうです。もともとベータ値が低いのが良いところであり、株価のパフォーマンスを期待するような銘柄ではありませが、このところ上がっています。

 

 株価も配当も安定的であることから、今後も動向を見守っていきたい株です。なお、増配は40年以上連続して行っています。