たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

Tapa's U.S. Stocks Investment

In the middle of difficulty lies opportunity

積立投資の出口戦略とは

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積立投資が普通の人の投資術として定着しつつある

 月々いくら、あるいは毎日いくら、このように定額で積み立てていく投資が誰でもできる投資術として定着しつつあります。いわゆるドルコスト平均法ということですが、時間の分散、対象の分散が図られる投資ということになるでしょう。

 

 積立投資は非常に地味で、これだけ主流になりつつあってもテレビや一般誌などではなかなか話題になりません。やはり大きなメディア、媒体ではキャッチーな話題がより好まれるからです。ビットコインや個別企業の話題に比べると地味なものです。

 

 大きなメディアで話題にならない反面、Twitterやブロガーといった市井のメディアでは多くの積立投資家が情報発信をしています。自由な立場で投資活動を記事にしているからでしょう。そしてまた単純に、積立投資自体が誰でもできるからです。

 

 では、私たち積立投資を行っている、バイアンドホールドの長期投資家はいつこれらの株を売るのでしょうか。今回はこの積立投資の出口戦略についてご質問を頂いています。

積立投資の売りのタイミング、出口戦略

 いつも、興味深く読ませていただき、参考にさせていただいております。

 

 現在、40歳を前にして投資に使えるお金が2000万円程あります。これまではほとんど投資をしていなかったため、投資に振り分けたいのですが、株高の昨今、一気に購入するのは怖いと思い、NISAで日本株、先進国株等のETFを月に合計で10万円、特定口座で米国ETFを月に10万円ずつ購入しています。

 

 今後、暴落や調整で10-20%の下落があった場合は、特定口座での米国ETF購入を月に20-30万円等と増額させていこうと思っています。

 

 さて、たぱぞう様のご意見をお伺いしたいのは、積立投資における売り時についてです。基本は長期のバイアンドホールドで、配当を再投資しながら、将来の配当収入を最大化することを企んでいます。

 

 ただ、積み立てていく中で、キャピタルゲインの含み益が例えば10%超えとなった場合などに、毎月の積立は継続しつつも過去の積み立て分をいったん売却して利益を確定し、その資金をプールしておいて、次の暴落時に積立額を増額するための原資にしたほうが良いのでは、という気もしています。

 

 一方で、いつが高値で、いつ暴落するかは分からないので、そのまま上昇していった場合などには、単なる機会損失に陥る可能性も高いような気もしています。

 

 たぱぞう様のお考えはいかがでしょうか?また、たぱぞう様の積立投資分の売りのタイミング、売却戦略はどのようなものでしょうか。可能な範囲で教えていただけましたら幸いです。

 

 突然の不躾な質問で恐縮ですが、お時間がございましたらよろしくお願いいたします。

10%上がったら売り、10%下がっても売り

 この10%上がったら売る、というのは一見簡単なようで難しいことです。

 

 関連して、「10%上がったら売り、10%下がっても売り」という手法があります。これは私が株を始めた20年前も言われていた手法です。おそらくそれよりもはるか前から、そしてこれからも言われ続ける方法だと思います。

 

 一見簡単そうで、一見妥当性があるからです。しかし、これは万能な方法ではなく、やれるかやれないかは実は相場環境によります。つまり「誰でもできることではない」ということです。

 

 結局この投資法はキャピタルゲイン狙いの、言い方を変えると日本株で通用する「かも」しれない手法です。もしこれがそのまま上手に使いこなせるならば、投資の才能がある人です。

 

 試しにボラティリティの大きな仮想通貨やFXでやると分かるのですが、上手に相場の上がり下がりに乗り切ることは難しいことです。

 

 ありがちなのは、上昇するときにはきっちり10%で売り、下降するときにはあれよあれよと下がりますから売り時を逃すということです。底抜けすると、この手法は全く使えないことになります。

 

 指値をするにしても、全銘柄、期間指値をし続けるというのはなかなか面倒で、ちょっと難しいところです。

 

積立投資の出口戦略

 では、私のようなボラティリティに乗る才能が無い、しかも指値が面倒な凡人投資家はどうすればよいのでしょうか。いくつか整理しておきたいと思います。

  1. 上がり続ける株を、買い続ける
  2. 必要な時に必要なだけ切り崩す

 この2つです。上下動があるから人は買ったり売ったりしたくなるわけです。そしてややもすればその上下動にうまく乗れば、もっと儲かったと思うわけです。

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 これは1871年以来のS&P500長期チャートです。1929年世界恐慌のピークを超えるのに25年前後かかっています。ただし、現代社会においては株式と経済が密接に関係していることを政府がよくわかっています。

 

 やや希望的観測かもしれませんが、このようなことになる前に歴史的な経験に裏打ちされた効果的な政策、つまり何らかの手を打つでしょう。それは世界恐慌以降の暴落時における政策を見ても明らかです。

 

 結果として1940年代以降、ひたすらに上昇を続けているのが米国株市場です。つまり、持っているだけで、良い指数を買っているだけで利益が出続けてきた相場ということがわかります。

 

 売って、底で買うことができればさらに資産を増やすことができます。しかし、それには知識や経験、技量が必要になります。自分の力を見極め、バイアンドホールドか、はたまたボラ取りかということですね。

 

 私は最終的な売り時は、将来自分の収入が絶えたとき、生活のために売る必要があるときだと思っています。相場に左右されない気楽さ、それが魅力で米国株投資をしています。

 

 手持ちの2000万を慎重に投資に振り向けていく、そしてキャッシュポジションの比率を守っていく、この2点が大事だと思います。ご質問ありがとうございました。

 

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