たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

海外ETF保有ランキング2018

海外ETFの人気ランキング

 海外ETFの保有ランキングを調べてみました。対象は個人投資家がよく利用している2社、楽天証券とSBI証券です。 定期的に紹介しようと思いながら、気づけば最初に紹介した時から1年半が過ぎていました。

 

 2016年との比較でランキングを見てみたいと思います。

楽天証券の海外ETFランキング【2016年10月】

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  これは2016年の楽天証券利用者の保有ランキングです。VTが1番人気です。分散投資という意味で世界の株式市場に投資するVTは魅力に映るのでしょう。SBIでも1位です。

 

 2位のPFFは高配当の優先出資証券からなるETFです。この数年は常に利回り6%付近です。 私もかつて持っていましたが、売却をしてしまいました。

 

 目を引くのが8位のiシェアーズ MSCI コクサイ ETF(TOK)でしょうか。これは日本を除く先進国株式で構成されるものです。アジアでは香港株が入っています。日本ならではのランキングと言えるでしょう。

 

 10位はSPDRゴールド・シェア(GLD)です。金地金価格への連動を目指したETFです。過去10年のリターンは10%に満たず、5年のリターンに至ってはマイナスです。しかし、有事の金として安定した人気があります。

 

 金投資は根強い人気を得ており、その動向を反映したものと言えます。インカム狙いというよりは、キャピタルゲイン狙いのETFと言えます。トップ10の殆どが株式ETFなのに対し、GLDだけが商品ETFです。

楽天証券の海外ETFランキング【2018年4月】

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ランキング:NISA-外国株式・海外ETF | マーケット情報 | 楽天証券

 1位は変わらずVTです。全世界というのが究極の分散、大人気です。ただし、世界的な運用総額ではそこまで人気はありません。S&P500系のETFです。

 

 3位はVTIです。バンガードの旗艦ETFです。新興国ETFのVWOは2年前に3位でしたが、6位になっています。

 

 5位はVYMです。高配当ETFですね。こちらも順位を少しあげました。ブラックロックの高配当ETFであるHDVは8位です。

 

 10位にTOKは落ちましたね。私見では妥当な順位かと思います。同じベンチマークで投信で買えますからね。

SBI証券の海外ETFランキング(2016年10月)

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SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を-

 こちらはSBI証券の保有残高ランキングです。SBIの場合は保有人数と保有残高で分けてランキングしており、より丁寧なランキングが好感を持てます。

 

 楽天証券と比べてみると、その中身がほとんど同じであることに気が付きます。その中でも重ならないETFを見てみます。

 

 1つめはiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット ETF【EEM】です。これはエマージングマーケット、つまり新興国株式のETFです。バンガードのVWOと性格は似ています。構成銘柄は中国、台湾、韓国などが中心です。韓国を含むのがVWOとの1つの差異になっています。

 

 2つめはEFAです。ヨーロッパ株式を中心にオーストラリア株などもトッピングしています。2016年当時はブレグジットにドイツ銀行に経営不安説があったり、ヨーロッパ株はボラティリティを高めていました。インカムだけではなくてキャピタルゲインを狙う人にとっても魅力に映るのかもしれません。

 

 スイス株が多く、ネスレやノバルティス、ロシュといった企業が上位に並びます。ちなみに日本のトヨタ自動車もランクインしています。

 

 3つめはSPDR バークレイズ・ハイ・イールド債券 ETF【JNK】です。利回りは5~7%にもなるジャンク債のETFです。性格的にはブラックロックの【HYG】と似ています。両社のランキング上位に入っているPFFもそうですが、高利回り債券商品に人気が集まっています。 SBI証券のほうがやややんちゃなイメージですね。

SBI証券の海外ETFランキング(2018年4月)

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 保有ランキングです。全体的に楽天証券に似ています。違うのは、債券ETFであるBNDが入ることぐらいでしょうか。あまり変化がありませんので、売買ランキングも載せておきたいと思います。

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 売買ランキングで目につくのがS&P500の3倍レバレッジですね。相場が上がっても、下がっても、両方で取れるのはこれらの商品の魅力です。ただし、ある程度相場の値動きになれている人向けですね。

 

 2018年に入って相場のボラティリティは上がっていますから、うねり取りの得意な人にとっては昨年よりもやりやすい相場と言えるでしょう。長期投資家にとっては、淡々と株数を増やしていくという相場になっています。

海外ETFは株式投資初心者も安心して買える 

 海外ETFは購入対象の分散投資という意味では非常に優れた商品です。対象セクター、対象国、株式、債券などの金融商品をクリック1つで買える時代になりました。

 

 信託報酬も年々低下傾向にあり、とくに米国市場で売買されるETFは0.05%を切るものまで出てきています。VTIやVOO、IVVといった旗艦ETFは0.04%です。

 

 運用各社は今後もしのぎを削ってくることでしょう。現在、業界大手のブラックロック(iシェアーズ)とバンガードが個人投資家には特に人気になっています。日本からは買いにくいですが、チャールズシュワブ系の低コストETFも注目されています。

 

 個別株投資にリスクを感じる人は、このような海外ETFの購入から検討すると買いやすいでしょう。個別株ほど銘柄が多いわけではなく、倒産や減資の危機が無いからです。人気ランキングが近似するのを見ても、その選択肢の少なさ、シンプルさが実感されます。

 

 投資にリスクはつきものですが、リスクを取らないリスクはかつてないほど増大しています。リスクとリターンのバランスを考えつつ、投資していくことが困難な時代を生き抜く投資術になります。

 

 関連記事です。

 ETFをまとめた過去記事です。ランキングに出てくるETFも紹介しています。よろしかったらあわせてご覧ください。

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  ETFはやはり投資しやすいですね。ただ、この記事を書いた当時に比べると、投信がガラリと変わり、良い商品が続々出ています。そういう意味ではこの2年は劇的な変動と言ってよいでしょう。敢えて古い記事も残しておきたいと思います。

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 老後の自分年金に米国ETF、投信は適していると思います。

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