たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法

NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法

 2024年から始まるNISAですが、運用方法を巡っていろいろな考え方があります。しかし、考え方はシンプルです。

 

 個別株投資やうねり取りの投資をしないならば、つみたて投資枠も成長投資枠も区別する必要はありません。S&P500、オルカン、Nasdaq100,それぞれ好みに応じて淡々と両枠を使って投資をしていけばよいのです。

 

 NISA枠は損益通算ができません。したがって、損をしない投資を心がける必要があります。それはズバリ、長期での運用を念頭に置くということです。右肩上がりのインデックスに投資することです。

 

 一方で、中級者以上の個別株やうねり取りをしたい投資家はどのように考えたらよいでしょうか。これはシンプルです。成長と割安、これがキーワードとなります。例えば2022年は成長株が割安でした。2023年は債券が割安でした。こういったトレンドを押さえて投資をしていくということになります。

 

 つみたて投資枠は、積み立てに特化させても良いでしょうね。さて、今日はNISAのつみたて投資枠と成長投資枠に関してのご質問を頂戴しています。

コアサテライト戦略とNISAの投資

「新NISAをコアサテライト戦略のサテライトとして使用するのはどうなのか?」

たぱぞう様

NISAに関して質問があります。

私:40代
妻:40代
子供:15、12歳
投資(妻2人合わせて)

 積立NISAとして eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、SBI・バンガード・S&P500、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス


余剰資金:2000万(生活防衛費:1000万は別に確保)

 リタイアの時期によりますが、今後、最低17年は運用する予定です。

 

投資信託も外貨確保と考えて良いとのことで2022年の暴落時も投資を継続
投資信託 160万/月
貯金 100万/月
で継続。


現在
SP500+先進国 1億
NASDAQ 1800万
余剰資金 7600万

の資産額です

 NISAが始まりますが、多くのブログ、YouTubeではこれから資産形成する人向けで、コアサテライトのコアとしてNISAを進めています。


 これから資産形成する人には、最適解だと思います。ただ、現時点である程度資産形成が終わっている人あるいはコアサテライト戦略をとっている人であれば、サテライトをNISAで運用してもいいのではないかと思いますが何でしょうか?


 自分の場合、NISAに月30万で投資しても、月の投資の18%、貯金を含めた資産額の11.5%程度です


 前提として課税枠で購入するコアのSP500は、長期運用します。新NISAの最大のメリットは非課税ですので、理論的には自分の投資先の中で最大の利益率を期待している銘柄を新NISAで運用して行く方が良いのではないかと考えています。

 

 ご意見いただければ、幸いです

NISAの枠だけでなく、資産全体としてコアサテライトを考える

 おっしゃるように、サテライトとしてNISAを活用するのはありですね。資産規模がそれぞれ皆さん違いますから、どのような位置づけにするのかは人それぞれです。


 私も法人資産が大きいので、個人投資の部分はサテライトになります。特に成長投資枠はキャピタルを狙うような、そのような運用にします。

 

 とにかく、せっかくの枠ですから最大化して活用していきたいですね。

 

 また、少々イレギュラーですが、贈与として活用する手もあるでしょう。18歳以上から活用できるのがNISA口座です。とはいえ、つみたて投資枠の120万円を埋められる20代前後の若い人は多くないでしょう。

NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法

NISAつみたて投資枠と成長投資枠のおすすめ運用方法

 親が、貯蓄&投資の大切さを伝えるために、贈与しつつ、つみたて投資を推奨するというのはありでしょうね。運用は本人が行う必要がありますが、親がアドバイスはできます。非課税贈与の110万というのは、NISAのつみたて投資の枠に近く、使い勝手が良いです。

 

 時代は大きく変容しました。伸びない年収、増大する国民負担、これらに対応するためには投資が必須と言って良いでしょう。比較的恵まれた時代を生きた私たち世代が次の世代に資産と知識のバトンをつなぐ。そのツールとしてNISAは活用できるということです。

 

 ちなみに日本の有史上もっとも恵まれた世代はもっと上の世代です。労働人口が多く、国民負担率が低く、年金が多く、右肩上がりの経済だったからです。しかし、優れた金融商品が限られました。というよりも、殆どありませんでした。

 

 困難な時代ですが、今は優れた金融商品が多々あります。これらの誰でもできる投資、誰でも成功できる金融商品を活用しない手はありませんね。ともにがんばりましょうね。

 

関連記事です。

www.americakabu.com

www.americakabu.com

www.americakabu.com