たぱぞうの米国株投資

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1000万円からの王道資産運用はこのように考える

1000万円から資産運用は加速していく

 1000万円はとりあえずの資産運用の目標値となります。私は30歳前後で到達しましたが、その後加速度的に資産は増えました。これは、スケールメリットが効き始めるからです。

 

 もちろん、1億、2億と金額が大きくなるほど効果があります。また、簡単になります。危険なリスクを追う必要が薄れ、セーフティで確実な投資を採用できるようになるからです。

 

 そういう意味では、若いころから続けて長く投資できるのは大変幸せなことです。ゆっくり、確実に資産を運用できるチャンスがあるということです。

 

 さて、今回は1000万円からの資産運用術ということで、ご質問を頂戴しています。

1000万円の運用を、やたらに出てくるたぱぞうに聞いてみたい

はじめまして。はぱぞう様


 先日主人がたぱぞうさんの本を購入していて、私も最近気になる事があってケータイで調べるとたぱぞうさんがやたらに出てくるので、せっかくなら質問しようと思い質問させていただきます。

 

 30歳の子供2人の専業主婦です。現在投資用の貯金が少ないですが1100万円ほどあり、実際に投資しているものはつみたてnisa150万と投資信託emaxisslim米国株式を100万積み立ててそのまま放置しています。


 転勤や子育てに追われてお金に目を背けていましたがこのままではいけないと不安になり先日から投資をはじめようと情報収集していますが、中々難しくて1人では煮詰まってしまいます。


 そこで残りの1100万円を出来るだけ投資で増やしたく思い質問させていただきます。
20年〜30年後の中長期投資希望です。個別株は以前少しやって怖いとゆうか自分には向いていないなと思ったので、以下で迷っています。

  • ETFか投資信託どちらが良いのか
  • 円貨決済か外貨決済どちらが良いのか
  • 一括投資、だと危険な場合どういった配分?で積み立てていけば良いですか?
  • 中長期で高いリターン率、リスクがあってもいい
  • s&p500連動の投資信託とqqqなどで迷っています

 たぱぞうさんなら1100万とゆう少ない金額でどのようなポートフォリオをとりますか?


 リスクを取って高リターンなポートフォリオと、安全性が高くなるべくリターンも高いポートフォリオのおすすめがあればお聞きしたいです。

 

 一括投資や高リターンは値下がりが精神的負担になるのでやめた方がいいと本で読んだのですが、分散投資でも安全なリターンのものでも市場が暴落する時はどのものを選んでもだいたい暴落するイメージなので、個人的には出来るだけの高リターンを望みたいです。

 

 暴落していたらどっちにしても売却するにできないとも思うので、30年後に出来るだけ増えていればいいと思う考えは素人ゆえ甘いでしょうか、、やはり安全なものがおおすめですか?


 考えがごちゃごちゃしていてよく分からない質問ですみません。似たような質問が沢山あると思いますし、お返事来るか分からないですが自分で質問してみたいと思いさせていただきます。


 これからもたぱぞうさんのブログを拝見させていただきますね。

1000万円の運用は、同時にリスクの負の面も気になりだすということ

 どもども、やたらにでてくるたぱぞうです。

 

 みんながバスに乗り、1人置いて行かれると焦りを感じますね。しかし、そのバスが本当に正しい目的地に、なおかつ安全に運んでくれるかどうか。それが大事なのですね。

 

 未曽有の金融緩和を受け、いろいろなバスが発車しています。しかし、自分がどこに行きたいのか、そして危険な道を通っていないか、吟味したいところです。

1000万円の運用の行先はどこか、安心安全な道程か

1000万円の運用の行先はどこか、安心安全な道程か

 誰が何をしている、私がこう言っている、こういうのは参考程度なのですね。私はあくまで比較的、安心安全な道を提案していきたいということです。

 さて、その上でご質問にお答えしますね。

 

  • ETFか投資信託どちらが良いのか

 ズバリ投資信託が合っています。相場の変動に慣れてきたら、ETFでもよいでしょう。理由は、マーケットの変動をあまり意識せずに積み立てができるからです。個別株が好きな方は、マーケットの変動も好きなのです。

 

  • 円貨決済か外貨決済どちらが良いのか

 円貨決済を広げて解釈、円建て商品が良いです。個別株を円貨決済で購入するのはあまりお勧めしていません。理由は、両替が多くなり、手数料が積みあがるからです。

 

  • 一括投資、だと危険な場合どういった配分?で積み立てていけば良いですか?

 基本は5年に今ある資産を分けて投資をする方法です。しかし、文面から推察するにもっとリスクをとりたいということですよね。それでしたら、生活防衛資金を取っておき、その上で期間を短くしてもよいでしょう。

 

  • 中長期で高いリターン率、リスクがあってもいい

 中小型株>大型株>セクターETF≧米国ETF≧全世界

 

 リスクは左に行くほど大きいと考えてよいでしょう。ただし、セクター、米国ETF、全世界はケースバイケースなところもあります。ちょうどよいバランスとして、米国ETF、あるいは全世界が位置すると私は思っています。

 

  • s&p500連動の投資信託とqqqなどで迷っています

 どちらもよい商品です。S&P500をコアとする投資を私はお勧めしています。QQQは2000年から停滞した時期がありました。


 S&P500と違い、定量というよりも定性寄りのETFになります。具体的には利益による裏付けなどがやや薄く、将来性や成長性が尊重される指数です。つまり、基本的にグロース寄りの指数とも言えます。

 

 そのリスクを踏まえたうえで、サテライトに組み込むのはありですね。

 

 最後に簡単にまとめますね。

 30年という長いスパンの時間が取れること、米国と日本、彼我のインフレ差があること。にもかかわらず、数字上の通貨、為替相場は大きく変動していないこと。これらを加味すると、変な人から変な商品を買わない限りにおいて、運用上の利益を手にするのは高確率と言えます。

 

 短中期ではやや旬を過ぎていますが、あくまで投資は長期目線で取り組むことが大事ですね。勝てる確率が向上するからです。最もシンプルな投資は、マクロ、地域や国から入る投資です。

 

 共に頑張りましょうね。

 

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