月5万円の投資術
月5万円積み立てていくと、国の節税制度をフルに利用することができます。例えば、個人型確定拠出年金だとおよそ2万円の積み立てができます。
拠出上限額 | 1.自営業者等 68,000円(月額) 2.厚生年金保険の被保険者のうち 〔1〕確定給付型の年金を実施している場合 12,000円(月額) 〔2〕企業型年金のみを実施している場合 20,000円(月額) 〔3〕確定給付型の年金を実施していない場合 23,000円(月額) 〔4〕公務員、私学共済制度の加入者 12,000円(月額) 3.専業主婦(夫)等 23,000円(月額) |
※厚労省のサイトから作表
このようになります。これに、つみたてNISAの年間40万を足します。
- 40万÷12か月=約3.3万円
まとめます。
月額積立投資額=つみたてNISA(3.3万)+イデコ(2.3万)=5.5万円
月額の積立投資額はこのようになります。
年間積立投資額=5.5万円×12か月=66万円
年額の積立投資額はこのようになります。
ややアクティブに余剰資金で米国ETFや個別株をやりつつ、この節税枠をフルに活用するというのが基本の投資術になってくるでしょう。
月額5万円で投資するにはどのような買い付けをしていけばよいのか
いつもたばぞう様のブログで勉強させてもらってます。
今年から投資をするようになった35歳です。投資出来る金額は月5万と300万です。アドバイスしていただければ幸いです。
一般NISAで日本のアクティブファンド
- ジェイリバイブ50万円
- ネクストファンド25万円
- 楽天ブル10万円
- 楽天ベア10万円
を一括で保有してます。下落時はすぐ解約するつもりです。
積立てで日本とインドのアクティブファンドとアメリカのインディクスクスファンドを合計月3万積立しようと計画中です。下落時に200万追加投資を予定してます。
- 日本のアクティブファンド
- インドのアクティブファンド
- アメリカのインデックスファンド
つみたてNISAでは、アメリカのインディクスファンドを月に3万積立てる予定です。
SBIのイデコで考えているのは以下の通りです。
- ニューヨークダウ連動商品 10000円
- ニッセイ外国株式 5000円
- ひふみ投信 3000円
- 新興国株式の商品 2000円
- バランスファンド 3000円
1つの銘柄が下落した場合はその銘柄の割合を増やそうと計画中です。
ETFはブログで初めて知り現在勉強ですが少額投資の場合でもNISAが使用出来るうちにした方が効率的でしょうか?下手な文章ですいません。
月5万投資にあたり、投資先を絞ったほうが良い、かも
まず、拝見して感じたのは投資先を絞ったほうが良いかも、ということですね。たとえば、楽天ブルと楽天ベアですが、両方持つ意味というのはあまり無いように思います。ブル系は上昇相場で利益が得られ、ベア系は下落相場で利益が得られます。
ただし、これは完全に私の経験ですが、このブルベア系はあまり素直に指数をトラッキングできないものが多いように思います。特に日本製のはそうで、ジリジリと投資額が削られていくイメージしかありません。このあたりは精査する必要がありますね。
いくつか気になる商品がありましたので、商品を絞ってお話をしたいと思います。
SBI中小型割安成長株Fジェイリバイブという最高の日本株ファンド
噂のジェイリバイブですね。これは一部で非常に話題になっているSBI中小型割安成長株Fジェイリバイブの略で、リターンは圧倒的です。モーニングスターのリターンランキングで1位になっていましたね。
※チャートはYahoo!Japanから。
信託報酬は1%後半と凄まじく高いのですが、過去リターンの良さから多くのファンがついていました。エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社が運用助言を行っています。iDeCo対応をしていますので、iDeCoでも買えます。
過去の成長がこれからも永続的であると信じるならば、保有しておいても良いでしょう。ただ、投資は海外株が良いと個人的には思っています。
サテライトとしてのインド株投資
インドは成長国で、悪くは無いですね。サテライト的に活用するのはアリだと思います。ただ、成長国だからインドETFが良いかというと微妙です。米国上場のインドETFであるウィスダムツリーのEPIを例にとると、このようなチャートを確認できます。
※Google finance
東証で買うならば(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信1678ですね。やや流動性に課題があり、そのためかトラッキングはちょっと甘めな印象です。リターンはまずまずです。
※Yahoo!Japan
インドネシアETF、フィリピンETFなども同様に魅力ですが、国の成長と株式市場の成長がイコールに必ずしもなるわけではありません。新興国投資はそこが難しいところです。
米国株投資に関しては、紙幅の都合上関連記事をご覧いただければと思います。
ちなみに、私ならば全て米国市場関連に投下します。
ご質問ありがとうございました。
関連記事です
イデコ、つみたてNISAという節税枠での米国株投資というと投資信託を使うことになります。この記事の2つはベンチマークが良いですね。
米国ETFを買い付けるにはある程度金額を大きくして買う必要があります。最低手数料が5ドルあるからです。米国市場は最低取引単位がありません。極端な例だと20ドルのETFを1単位買って、5ドル手数料を払うようなことを避けたいということですね。
つみたてNISAはこちらの3商品が鉄板だと私は思っています。