たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

優秀な組織人がセミリタイアを求める時はどのような時か

大組織で疲弊していくサラリーマンたち

 自分がセミリタイアをして、セミリタイア関係の質問を受けることが多くなってきました。ネット上はもちろん、自分が仕事をしていた前の職場の同僚から聞かれることもあります。

 

 質問してくる人は、決して仕事ができないわけではなく、むしろできるタイプも多いですね。

 

 とにかく、管理的でなんのために従うのか分からない指示、これらに人生の貴重な時間を委ねるのが嫌というわけです。大きな組織になればなるほどこの傾向は顕著です。大組織が人を疲弊させる理由としては、2つの点がありますね。

  • 人を管理するために画一化したフォーマットが必要
  • 真面目な正論に寄せていく傾向

 大きな組織、支店になっていくと統一した価値観や仕事の流し方が必要になってくるため、より細かくルールが決められていきます。私の経験を振り返っても、楽しくやりがいがあったのは小さな組織で自分の裁量が大きかった時ですね。

 

 もちろん、大きな組織でともに協力して力を合わせるというのは、達成感はあります。しかし、日々の調整も同時に大変なイメージです。

 

 また、組織が大きくなると不思議なことに「まあ、いいじゃんよ」という空気よりも、「〇〇の仕組みが無いのは信じられない」「この文書をかませたほうが良い」「この定例会議はあったほうがいい」となります。

 

 これらの生産性が低く、職場を忙しくする提案はたいがい不毛です。しかし、たしかに正論です。

 

 組織が大きいと、多くの人にとってどうでもいい正論に寄せていく、忙しくしていく方向にあるように思います。どうしても人数が多く、意思の疎通が難しくなってくるので、人のコミュニケーションをシステムに依存してくるのでしょう。

 

 私たち日本人は、先の見通しが見えないことに対しての不安感がより強い傾向にあるように思います。そのため、プロジェクトの計画を非常に緻密に仕上げようとします。コミュニケーションがとりにくい職場ほどそうです。

 

 これが行き過ぎると、クリエイティブさは後回しにされ、組織を維持するためのシステムづくりに労力を注ぐことになります。うつ病など心の病気になる人も増加をし始めます。この硬直化した、しかし高度に完成された管理システムを備えた職場に、パワハラ気味の同様に硬直化した上司が下りてくることがあります。

 

 すると、たちまちストレスフルな職場の完成ということになります。

どうやったらセミリタイアができるのですか

 たぱぞうは家でよく友人と飲みます。先日も、前の職場の後輩が夫婦で遊びに来て、飲んで帰っていきました。曰く、「どうやったらたぱさんのようにセミリタイアできるのですか」ということです。

 

 彼は大変優秀で、全国的にも知られる地元トップの高校を経て、首都圏の国公立大出身です。4年目でありながらすでに多くの仕事を任され、期待にも応えてきています。

 

 最近この、「組織人としても優秀だけれども日本的な組織に疑問を抱き、セミリタイアを考える」という若い人たちとよく会います。こういう層が、今の日本の大組織、あるいは大企業において疲弊していくというのはどういう現象なのか分かりません。

 

 しかし、数としては少なくなく、「日本の将来は大丈夫かな」と無責任ながら感じることがあります。無責任ながら、というのは自分も独立してしまっているからですね。

 

教育の方向性と採用場面は合っているが、雇用後がミスマッチになる

 教育は、全国的に統一されたハード、教室という名の箱で行われます。また、全国的に統一されたカリキュラムを実施しています。運動会などは特に顕著ですが、世界的にもまれにみる、これまた完成された集団化のシステムです。

 

 しかし一方で「個性尊重」も叫ばれており、全体としてキャッチアップしているかどうかはともかく、そういう理念は存在するように見えます。

 

 また、日本の組織における面接でも個性を見ようとします。学生時代に取り組んだこと、入社後にしたいこと、こういうことを新卒採用の面接では聞きますね。そこには個人の思いが必要というわけです。

 

 しかし、組織人として生きていくためには、この個性や思いを生かす場面もありながら、同時に個性を矯めていく場面も要求されます。いわば、ここにミスマッチが起きるわけです。

ビルの高みは希望の塔か、失望の塔か

ビルの高みは希望の塔か、失望の塔か

 いずれにしても、ミスマッチを感じる期間が長いほど悩みも深くなります。かつて感じていたミスマッチを感じなくなった時、それは組織人として完成された時かもしれません。

 

 私たち一人ひとりに与えられた寿命、あるいは健康年齢は有限です。「人生二度無し」ですから、個々の生き方や在り方がより問われてくるように思います。

 

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