たぱぞうの米国株投資

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人生を変える暴落が久々に来たのかもしれない

暴落ではあるが、まだまだ序の口ではある

 久々に、人生を変える暴落が来たのかもしれません。過去を振り返っても、2003年の金融ショック、2008年のリーマンショック、これらを生かして資産を増やした人がたくさんいます。私もそのうちの一人です。

 

 今回のコロナショックでは久々のドローダウン30%超えの世界が見られています。矢継ぎ早に政策が発動していますが、これまでのところ良く下げてきましたね。「麦わら帽子は冬に買え」という投資格言があります。

 

 注目していた金融株も軒並み大きく下げてきており、面白い相場になっています。

 

 しかし、「2月の中国新車販売台数は前年比8割減」という報道を見てもわかるように、経済への悪影響は確実に忍び寄ってきていますね。

投資の答え合わせはまだ終わっていない

 大きく暴落している銘柄を保持している人もいれば、たまたまキャッシュポジションを大きく持っていて、暴落を逃れている人もいます。

 

 私たちは、大当たり銘柄を持っている人がいれば、「やはり彼は正しかった」となりがちですし、外せば「言わんこっちゃない」という評価をしがちです。しかし、これはどうでもよいことですね。

 

 一度のトレードで大きく損失を出したとしても、また取り戻せるのです。今は、まだまだ暴落を始めて1か月ですから、ここで全ての評価をするのは早計ですね。そもそも、自分のお金が増減するわけではないですから、人の評価をしている場合ではないのですね。

 

 常に勝ち続ける人はいません。ともかく、退場しなければ誰もが再び道は拓けるのです。

自分の投資手法を見直してみる良いきっかけになる

 これまでの暴落で、自分の投資手法についてはある程度の答えが見えてきているのではないでしょうか。

 

 例えば、これだけの暴落を経て、分散投資をしていてよかったと思うのか、それとも一括投資をしていてよかったと思うのか。米国集中投資が良いのか、国際分散投資が良いのか。はたまた、フルポジション株式一本が良かったのか、アセット分散投資が良かったのか。

 

 語りつくされた投資方針の違いですが、結局自分がどちらが良いのかという話なのです。こういう極端な相場は昨今ありませんでしたから、見直す良いきっかけだと思います。暴落相場になると、逆に自分にとって心地よく、確信の持てる投資手法が見つけられるのではないかと思います。

 

 不安になった人はポジションを取りすぎているか、ボラティリティの高い株を持ちすぎているということになります。

 

 自分にとって無理のない持続可能な投資術というのが肝要です。細かな数字による定量分析や、深く専門性の高い見地からの定性分析は説得力があります。しかし、それだけで勝てるかというと別で、投資というのはある意味メンタルで行うものです。

 

 今回はそれを知る良いきっかけですね。これは、なかなか実感しないと分からないのです。

一方で、賭けに出るという発想もある

 一方で、自分のリスク許容度が思いのほか大きいということに気づいた人もいるのではないでしょうか。そういう人は、SPXLのようなレバレッジ系を買い続けていますし、クラッシュしたハイイールド系のETFや、個別株の逆張りに邁進していますね。

 

 売りで取るという発想もありますが、ここまで急落急騰が極端だと少々それも面倒ですね。いずれ反発するということで買いから入り、5年10年、20年育てていくという目線の人が多いように思います。 

ARCCは10ドル割れ水準まで暴落した

ARCCは10ドル割れ水準まで暴落した

 上のチャートは利回り10%で知られるARCCですが、かなりの変動を示しています。リーマンショック時には5ドルを割れる水準まで落ちましたから、引き続き注目ですね。言うまでもなく、高リスクの投資先です。

今回の暴落における投資が、人生を変える可能性がある

 リーマンショック後に多くの億り人が誕生したように、今回のコロナショックも谷が深ければ深いほど、人生を変えるインパクトを残す可能性があります。

 

 長い投資人生の中でも、人生を変えるほどのインパクトのある暴落というのは多くありません。今回で言えば、ほとんど10年ぶりのチャンスです。

 

 それは、リターンの面でもそうですし、自らの投資スタイルを固めるという意味においてもそうです。

  • 時間と対象の分散をする
  • 株だけにしないポートフォリオにする
  • 半値になっても買える株を買う

 

 これらのことは、このブログで書き続けてきたことです。守ってきた人にとっては、千載一遇のチャンスとなる可能性がありますね。

 

 平時にこれらを守るのは当然かもしれません。非常時の今、航路を守り続けるのか、それともあえてポジションを変えるのか。

 

 私たちそれぞれ、自らのフェーズを変える門出に立っているのかもしれませんね。

 

関連記事です。

  どのあたりまで下がるのか、諸説ありますね。すでに底であるという意見、50%から55%は下がるとする意見があります。ここまででおよそ30%すでに下げましたから、やや買いやすい水準であることは事実です。

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  S&P500指数は過去に数々の暴落を経てきましたが、復活しなかったことはありません。そこが米国株投資最大のよりどころであり、安心してポジションを取れる理由の1つですね。

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  ETF運用会社が倒産したらどうなるのか、というお話です。基本的には私たちの資産は別管理されているので保全されます。法的に守られていることを知っておくとよいですね。どのような環境でも、より安心して投資できます。

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