たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

暴騰暴落を繰り返す相場をどのように乗り切っていくのか

 暴騰暴落を繰り返す相場が続き、より混迷極める展開に

 暴騰暴落を繰り返す相場が続きます。自分なりの目安をもって、相場に臨むと良いでしょう。

  • 普段より積立金額を増やす
  • 普段のペースを守る
  • むしろポジションを落とす
  • 売りから入る

 いろいろな考え方があります。自分の取っているポジションの大きさに気が付いた人は、ポジションを落としている人もいますね。逆に、売りから入っている人もいますが、国策の逆をいく形になりますから、上級者向けの方法です。

 

 今までキャッシュポジションを厚めにしていた人は、ここぞとばかりに買っている人もいます。それはそれで、1つのやり方です。

 

 いずれにしても、普段やっていることを守って、コツコツと続けていくのが良いでしょう。個人的には2/28までは暴落した日に買って、次の日には売る、そんな短期売買を2度ほどしましたが、3月に入ってからは特に入っていません。ファンダメンタルズやテクニカルで語れる相場ではなくなっています。

 

 さて今回は、今まで現金を温存していたという方から、ワクワク感あふれる質問を頂戴しています。

暴落暴騰に付き合わず、毎日買い付けをしていこうと思う

  いつも参考になる記事をありがとうございます。


 以前たぱそう様に「バランスファンド受難の10年」の記事で取り上げていただいたざっきーです。

 

 ずっと待っていた暴落がついにやってきました!


 結果的に、バランスファンドから株式100%に切り替えたことが裏目に出ましたが(笑)後悔しておりません。


 とはいえ日に日に評価額が減っていくのは気分が良くないので、今まで使っていたマネックス証券の口座は1年くらい放置することにして、新たに口座開設した楽天証券でひたすら楽天VTIとiFreeNEXT NASDAQ100インデックスを毎日約1万円ずつ買っております。100日くらいこれを続ける予定です。

 

 私が編み出した(?)証券口座を変えるテクニックは意外と心の平穏が保てるので是非たぱぞう様の発信力で株価下落に苦しんでいる方々にお伝えください(笑)

 

 前置きが長くなりましたが、下記2点についてたぱぞう様のご意見をお伺いしたいです。

 

①意外と円高に振れない件

 リーマンショック時は1ドル80円くらいになりましたが、今回は今のところ100円を割る気配がありません。たぱぞう様が以前からおっしゃっている通り円の価値が下がっており、今回は1ドル80円台のような円高になる可能性は低いと認識しているのですが、たぱぞう様のお考えはいかがでしょうか?

 

②ハイテクが底堅い件

 ITバブルのなごりでハイテク銘柄は下落相場に弱いと言われておりますが、今回はそうでも無いようです。(ナスダックよりダウの方が下落が大きい)GAFAMは財務も収益基盤もしっかりしており、意外と景気後退や金融危機にも強いのではないかと感じます。

 

 下落耐性もあるのであれば、成長率の高いナスダックがS&P500を今後5年~10年程度もアウトパフォームしていく可能性が高いと思い、前述の通りVTIとQQQの投資信託を半々ずつ買っていく方針にしたのですがたぱぞう様はいかがお考えでしょうか?

 

 以上、お忙しいとは思いますが記事化していただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

暴騰暴落を踏まえて厚めに投資をしていくということ

 100日と期限を決めて、厚めに投資をされるということですね。面白いやりかたですね。今の暴落暴騰は夏まで、あるいは2年半続くという話もありますから、それも1つの考え方でしょう。

 

 今までしていた積み立てをさらに厚くするというのは、アリだと思いますよ。それだけ、相場は下がりました。

 

 さて、ご質問のドル円ですが、今までならば金利引き下げに伴い円高になるのが常でした。また、世界経済が動揺すると「有事の円」ということが意識され、買われる傾向にありました。

 

 今回は、100円台前半にはなったものの、すぐに戻しましたね。少々今までと違った傾向になっており、注目しています。おっしゃるように、円の地位が低下したのかもしれません。しかし、もうちょっと見極めたいですね。

 

 ハイテクを厚めに買うためにVTIにQQQをトッピングするというのは良いですね。おっしゃるように、ITバブルは先買いが行き過ぎていました。しかし、今はGAFAMを中心に経営実態の伴う企業が多いので、あのころとは事情が違います。

暴騰暴落を繰り返す米国市場の株式指数

暴騰暴落を繰り返す米国市場の株式指数

 いずれにしても、サラリーをコツコツと積み上げていくということで、無理のないポジションで続けていくのが大事です。ご質問ありがとうございました。

 

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