たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

BPはセブンシスターズにルーツを持つ国際石油資本。配当利回り6.7%。

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BPは高利回り6.7%の国際石油資本

 かつてはBritish Petroleum(ブリティッシュ・ペトロリアム)と言いました。今は略称のBPがそのまま社名になっています。なお、ティッカーもそのままBPです。

 

 国際石油市場において独占的な価格決定権を持っていたセブンシスターズのうちの1社です。上場会社の中での生産量はエクソン、ロイヤルダッチシェルに次いで3位、確認埋蔵量ではエクソンに次いで2位と押しも押されぬ地位を築いています。

 

 ただ、サウジアラムコなどの非上場企業を含めると世界で11位の生産量になります。中東や開発途上国の国営会社は非上場の会社が多いのでランキングを見るときには注意が必要です。

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※BPの本社サイトから

 事業内容は、石油や天然ガスの探査、開発、生産から石油由来の化学品の販売、輸送まで手掛けています。上流工程から下流工程まで事業展開しており、これは他の石油資本であるエクソン(XOM)やシェブロン(CVX)と同じです。

 

 また、ロイヤルダッチシェル(RDSB)と同じく本社をイギリス・ロンドンに置いています。また、他社と同様に高利回りです。

 

 BPは2010年にメキシコ湾原油流出事故を起こしています。

 

 メキシコ湾原油流出事故はメキシコ湾の沖合80kmで海底掘削中におきた事故です。5500メートルにも及ぶ掘削パイプが天然ガスの逆流に伴う爆発で折れ、大量の原油がメキシコ湾に流れ出しました。

 

 その量は湾岸戦争時の流出量である600万バレルに次ぐ約500万バレルで、事故による流出量としては過去最大のものです。

 

 この事故の賠償金が総額で600億ドル(約6兆円)にも及んでおり、経営上障害になっていました。事故から6年を経て、賠償金の支払いは落ち着きつつあるものの、原油安ということもあり2015年は営業赤字でした。

 

 2016年に入り、営業黒字を回復しています。

BPのチャートと配当

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2006年11月 株価68ドル 配当0.5895ドル
2016年11月 株価35ドル 配当0.60ドル

 

 株価は2000年代後半では80ドルを窺おうかという勢いでした。しかし、その後リーマンショックで40ドル割れをしています。回復途上にあった2010年にメキシコ湾原油流出事故を起こしています。

 

 事故直後に付けた安値が27ドルです。じわじわ株価は回復してきつつあったものの、このところの原油安で再び30ドル割れまで落ちてきていました。

 

 配当利回りは高く、6.7%もあります。2010年のメキシコ湾原油流出事故後に2期ほど無配転落をしていますが、翌年2011年から復配をしています。そのときが0.4ドルの復配でした。

 

 事故前に0.84ドルあったことを考えると半減ということですが、それでもすぐに復配し、現在0.6ドルまで回復しているのはさすがというべきでしょうか。 

BPの基礎データ

ティッカー:BP
本社:イギリス・ロンドン
来期予想PER:280倍
PBR:1.1倍
ROE:-6.1%
ROA:-2.3%
EPS:0.11ドル
配当:2.4ドル
上場:ニューヨーク証券取引所(NYSE) ADRとして

 

 PERが大きいのはギリギリの黒字確保だからです。原油安がどの程度続くのかによって業績が左右されます。石油関係各社は軒並み厳しい経営です。ただ、この高利回りが株価を下支えしています。

 

石油会社に関する関連記事です。

 まず、エクソンです。国営企業も含めた生産量世界ランキングをのせてあります。この世界ランキングでだいたいのBPの立ち位置が分かると思います。

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  シェブロンです。ここも高配当で有名です。

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  ロイヤルダッチシェルです。英蘭系欧州石油資本です。私も持っています。持ち株はわずかですが、配当が良いのでポートフォリオの中で存在感があります。

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 コノコフィリップスです。川下部門をフィリップス66として別会社化しています。独立系最大ということになります。

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