平日の昼という極上の時間
私はフルタイムで働いていますので、あまり平日の昼間に職場を離れることがありません。営業職だと外に出る機会も多いのかもしれませんけどね。
そこで8月中旬に夏季休暇を取り1日だけ完全に自分のために時間を割いてみました。そこで見た景色が大変に印象深く、人生に示唆を与えてくれるものだったので記しておきます。
ジムという名の部活めいた社交場
まず、朝食後にジムへ行きました。平日の午前九時からジムに行く人なんていないだろうと思いきや、混んでいました。男女問わず、団塊世代あるいはそれ以上と思しき人生の先輩たちが開門前から列を成していたのです。びっくりしました。
私は土日か平日の夜に利用しますが、その時間は混むから外しているのですね。客層が違いました。
実際にジムでの過ごし方を見てみると、私たちが幼かったころのおじいちゃん、おばあちゃんのイメージとは全く違い、今の年配の方たちは走るし、重いものを持ち上げるし、なんというかかくしゃくとしているのです。元気です。団塊世代のバイタリティ、素晴らしいものがあります。
コミュニケーション力も高く、ジム内ではいくつかのコミュニティが生まれており、男女で楽しくお話しをされていました。パッと見ストレスフリーで、中学や高校の放課後の教室のような雰囲気といったら言い過ぎでしょうか。
ここでは下流老人やらなにやら暗い老後の話題は全く別世界に感じられました。
温泉という名のローマの休日
その後、汗をかいたので温泉にいきました。健康ランドのようなところですね。平日の昼過ぎにお風呂に来る人なんていないだろう、と思いきや混んでいました。いつも利用するときは平日の夜だったりするのですが、その時間以上に混んでいました。
平日の昼間とはかくありたいですね。これは南の島、ランカウイです。
温泉でもやはり団塊世代あるいはそれ以上と思しき人生の先輩たちがたくさんお湯につかっていたのです。またまたびっくりしました。
ただ、ジムとは違い、失礼ながらもう少しおなかも出ていて、動きものんびりされている方が多かったですね。社交場、コミュニティが存在するのは同じです。
よりよく生きるための工夫をしたい
片や社畜やらブラック企業やら消耗する話題が溢れている世界もあります。そこではギリギリまで、心が擦り切れるまで仕事に捧げる姿があります。ゴルフが趣味ということで、週に3,4回もゴルフに行く年金生活者もいるかと思えば、10万円に満たない生活費で暮らす家族もいます。
自分はその両方の立場とも知っているのですが、考えさせられました。誰が良い、誰が悪いという話ではなく、自分も豊かに暮らすためにはどうすればよいのか、ということです。他人を責めたり、足を引っ張ったりするのは不毛で、隣の豊かさに気づいたならばそこに近づく努力を自分ですればよいだけの話だからです。
大企業サラリーマンをたたいたり、公務員をたたいたりする安易な風潮はいつの時代も変わりませんが、それで豊かにはなりません。うらやましいならば自分がその立場に近づく工夫をすれば良いのです。他人は変えられませんが、自分は変えられます。
のんびりと、心豊かに過ごすために必要なものはなんでしょうか。お金か、時間か、それとも心身の健康か。全てを完璧に満たすことは難しそうです。とくに私たち現役世代はお金と時間が難しいように思います。健康は・・・感謝しなくてはいけませんね。
自分なりに重きを置いた生活をしていくことが大切だと思いました。そのために、貯蓄から投資、米国株投資が役立つことは間違いないと確信しています。