米国貸株サービス、カストックから雑所得を頂いたよ
カストックでVTとVYMの分配金が「外国株式配当調整金」という名目で振り込まれました。PDFファイルで電子交付されなかったのでうっかり見落としていました。そういえば12月の配当金をまとめたときに、ずいぶん遅いなと思っていたのですが、こういうごたごたがあったからなのでしょうか。
同じバンガードでも、VTIはきちんと分配金として振り込まれています。私の手持ちではVTとVYMのみが雑所得扱いになってしまいましたね。雑所得になると、総合課税になるばかりか、国税で2割引かれ、さらに地方税も1割引かれるのでけっこうな重税です。
VYMから入金されたときは「ずいぶん多くなったなー」などとのんきなことを考えていましたが、ふたを開けてみたら税引がされていないからでした。
ちなみに去年の雑所得の場合は地方税はあとから追徴課税という形で振込用紙が来て、金融機関で手続きをするという面倒なシロモノでした。私は一応納税関係は基本的には税理士さんにお願いしています。私がするのは出入金などの原データ集約だけです。
だから納税上の漏れは最小限のはずなんですが、なにしろ税法は複雑です。こちらもチェックする基礎知識が無いとたまに漏れがあります。とはいえ、いろいろ収入が絡みますので、ちょっと個人では追いきれないのです。
SBI証券は雑所得で振り込む場合は電子交付を出してくれません。そのため、為替や源泉徴収課税が分からず、手計算になるというおまけつきです。私は所持株が知れているのでまだ課税額と手間も少な目ですが、多銘柄を管理している人からすると結構な困り案件でしょうね。
ちなみに9月はカストックが始まっていないので、分配金としてきちんと振り込まれています。
雑所得になるのは事前にわからないもんなんですかね。
振り込まれてから対応するというのは後手後手で、大変よろしくないですね。
「貸株金利など欲をかいて小銭を稼ぐからだよ、たぱぞう。」
と言われれば「スマン!」としか言いようがないのですが、よくよく考えるとじわじわくるものがあります。じわじわくるのは喜びとか嬉しさじゃないですよ。念のため。
事前に雑所得として振り込まれてしまうことがわかっていれば、わずか0.01%のためにわざわざ貸株しません。しかし、やってみないと分からないのでこうなってしまったわけです。
個別株はきちっと権利落ち日に株主に返すシステムになっているようですが、ETFに関してはどうも情報元との連携が弱いようですね。PFFやIYR、VTIは大丈夫だったので、何かの連携システムが働いているとは思うのですが、そのシステムからVTとVYMは漏れてしまったということです。
新しいサービスには気を付けましょう、自分
この原因が何なのか、SBI証券さんからの回答ではさっぱり要領を得なかったのでわかりません。しかし、米国株投資をする皆さんへの他山の石となれれば、米国株ブロガー冥利に尽きます。
みなさん、とりあえずVTとVYMは権利落ち日前には貸株から外したほうが良いですよ。私は忘れっぽいのでこれからずっと外しますけどね。
関連記事です。追記訂正しても見ない方もいると思うので、新記事立てました。
能天気なたぱぞうです。金利をもらって喜んでいます。