たぱぞうの米国株投資

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米国株中心のポートフォリオの作り方と期待リターン

ポートフォリオは米国集中投資か国際分散投資か

 良心的な投資本を読むと、ポートフォリオ、あるいはアセットアロケーションといった言葉が散見されます。これはどのように組むのが好ましいのでしょうか。ほとんどの提案には以下のように分散させるべきという主張がされています。

よく見る国際分散投資ポートフォリオ

 よく見るパターンとしては8資産バランスです。以下のように組まれます。

  1. 先進国株式
  2. 日本株式
  3. 新興国株式
  4. 先進国債券
  5. 日本債券
  6. 新興国債券
  7. 海外リート
  8. 日本リート

 きれいに8等分し、資産割合をリバランスしていくタイプですね。このパターンは分かりやすいロジックで、債券が多めなことからディフェンシブに作用することが多いのがメリットでしょう。

 

 懸念としては、これで組んでいくと日本への投資に偏りすぎるところです。実におよそ4割が日本に関わる資産になります。グローバリゼーションの時代にあって、成熟国である日本に1国集中投資する意味を考えたほうが良いでしょう。

 

 私はこの投資は避けていますが、世間的には「勝手を知る国に投資すべき」という考え方もあり、一定の人気があります。とはいえ、今は情報を瞬時にネットである程度取れます。つまり、勝手を知る国、つまりマザーカントリーに対するアドバンテージは以前ほどではありません。

 

 この8資産バランスから新興国債券と新興国株式を抜いて、6資産バランスという考え方もあります。あるいは、金のもつ逆相関性に期待して金ETFを組み込むという考え方もあります。

 

 ポートフォリオは複雑化させるのは簡単ですから、自分の投資ストーリーをどのように描くかということですね。そうすることでシンプルでぶれないものになります。

 

 私はVTI・VYM・BNDといった米国一本で良いと考えます。ただ、これが不安ならばVTとBNDXという分散になるのでしょう。

なぜ分散投資をするのか

 バランスファンドに限らず、誰でもできる投資の要諦は以下の2つです。

  • 対象の分散
  • 時間の分散

 買う銘柄を分散させ、買う時期を分散させるということです。このことによって、リスクも分散させようということです。

 

 ただし、上手い人は別です。上手い人は対象を分散させると利益が少なくなることを意味にします。時間を分散させることは機会損失を招きます。

 

 自分がどのステージにいるのか、どのような資産運用をしたいのか。そういう事情を反映させていくのが投資活動であり、だからこそ千差万別になるわけですね。例えば人によっては値上がり期待、人によっては配当狙いということです。

 

 よく、インデックスとの比較で買った負けたというのが話題になります。意識するのは分かります。

 

 しかし同時に、自分の投資のねらいをどれだけ具現化できたかを意識したいところです。上昇局面と下降局面、それぞれの局面での長短も変わるからです。投資で何を実現したいのか。それがないと、非常にブレます。

 

 さて、以上のことを踏まえてご質問を紹介します。

リスクと期待リターンのバランスを考えたポートフォリオ

たぱぞう様

 初めまして。いつもブログで勉強させて頂いています。

 

 今までは国内投信がメインでしたが、配当分配金に魅力を感じて米国株に挑戦しようと思っていますがポートフォリオの作り方が分からず悩んでいます。

 

 国内投信メインの時は自分のリスクを考えて以下で考えていました。

  • 外国株 50%
  • 国内株 10%
  • 新興株 10%
  • 外国債 10%
  • 国内債 20%
  • リスク 14%
  • 期待リターン 4.5%

 今後米国株メインの投資に切り替えていきたいと思っていますが、セクター別のリスク等ポートフォリオの作り方につき、アドバイスお願いできますでしょうか。よろしくお願いいたします。

米国株メインのポートフォリオの基本的な期待リターン

 リスク14%、期待リターン4.5%ということですね。期待リターンは単純にキャピタルとインカムのリターンと考えます。すると米国株の今までのリターンである6.8%を下回りますので、無理のない想定です。

リスクリターンと米国株中心のポートフォリオ

リスクリターンと米国株中心のポートフォリオ

 債券はキャピタルが期待できませんので、殆ど米国債利回りである2.5~3.5%程度を狙うことになります。これをトッピングして4.5%を狙うということですね。

 

 株式はこれまたざっくりですが、リーマンショック時などをみると最大で50%程度のリスクになります。ただ、こう考えると厳しいかつ実際には25%程度で計算されることが多いですね。コロナの時も、40%までは下がらなかったですね。

 

 ただ、これらの数字も区切る年によってある程度恣意的に変えられますし、過去が未来を保証するわけではないことには留意が必要です。

 

 これらを踏まえると、おおよそですが、米国株を中心とした株式7割、債券3割でおっしゃるような想定に収まってきます。VTI&BNDかVT&BNDXでしょうか。

 

 VTでも昨今は米国株が6割を占めるような状態になっていますね。いいのか悪いのか微妙なところですが、現実としてそうなっていますね。

 

 セクターに関しては言及できませんでしたが、関連記事を載せておきますね。

 

関連記事です。

 テックセクターの強さをどのように考えるかということですね。

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 こちらは銘柄分散についてですが、分散性とリターンは永遠の課題ですね。

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 Nasdaq投資はこの5年で絶好調ですね。

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