たぱぞうの米国株投資

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PFFを全株売却しました。

PFFを全株売却しました。

 ちょっとポジションの整理をしようと思いたち、PFFを全株売却しました。持っていてもよかったのですが、キャッシュが必要な事情がありました。その結果、ポートフォリオのうちPFFを選んだということです。

 このブログを立ち上げたころからたびたび話題にしてきた銘柄です。そのため、少々残念な気がするのですが、背に腹は代えられないということですね。PFFは個別株や他の米国ETFと毛色が違う銘柄でしたので、書きがいがあったのですが、まあしょうがないということです。

 

 せっかくですので、PFFを売却した理由について書いてみようと思います。売却理由については以下の通りです。

  1. 海外証券会社での口座開設。
  2. 年末を見据えた損だし。
  3. ポートフォリオを組みなおす。

海外証券会社での口座開設

 海外証券会社の利用を始めようと思い立ちました。基本は大型株しか取引をしないのですが、マイナーな株も調べる必要が出てきましたので口座を作りました。その口座は10万ドル以上ないと口座維持手数料がかかります。そのため、やむなく売却したということです。

 

 これで、米国本土での売買と同じ銘柄を売買できるようになりますので、今後楽しみです。ただ、ボラティリティを追求した売買はしていませんので、マイナーな銘柄はあくまで情報を得るに止まるかもしれません。

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 いずれにせよ今回のPFFを売却したキャッシュと、元来のキャッシュポジションを合わせれば、めでたく口座維持手数料に関わる課題はクリアできそうです。問題はその次に食指をどのETF、個別株に伸ばすかというところですね。

 

 今後は日系ネット証券と海外証券の違いについても記事にできればと思っています。ちなみに、画面の分かりやすさ、銘柄紹介の丁寧さは圧倒的に日本のネット証券に分があるように感じています。

 

 ただ、これも慣れがありますから、どちらが良いというのは今は言えません。様々な売買方法などは今後使えそうですが、こういう売買の便宜というのは基本は短期トレーダー向けのサービスですね。

年末を見据えた損だし

 いよいよ売れる株が少なくなってきています。税制上損だしをするのは個人投資家ならば必須だと思います。しかし、毎月・毎年のように高値を更新するような相場が続いていますから、なかなか損の状態で売れる株が減ってきました。

 

 そんな中、PFFは私は1ドル120円近い円安相場で買付をしています。ドルベースでの取引値はその特性上大して変わらないのですが、為替の影響がそこそこありました。そのため、累計の分配金は積みあがっていましたが、取引値の額面ではマイナスになっています。

 

 PFFは取引値がほとんど動きませんから、円安で買うとそのまま為替の影響が反映されます。

 

 これをいったん売却することで、取引報告書上を赤字にして今年も損だししようと思いました。ドルベースで考えると、資産額は全く影響を受けていないのですが、ちょっとした為替のマジックということですね。

 

 利の乗っている銘柄を保有し続け、利の乗らない銘柄で損だしをする。しかも今回のPFFの場合は高利回りで、インカムゲインを含めると利が乗っているわけですから、相応の旨味があります。

 

 損を確定させることを恐れずに、実利を取っていくのは投資上大事なことだと考えます。特にこの税金関係のことは申請主義ですから、知らないとそれだけで機会損失を招くことになります。

ポートフォリオを組みなおす

 あまりこの高値水準でポートフォリオを組みなおしたくはなかったのですが、思い切りました。というのも、このPFFは金ETFのようにリスクオン時に株式との逆相関を示すこともなく、債券ETFのように底堅い値動きをするわけではありません。

 

 そういう意味では、株式との負の連動性があると言えます。反面、今の上昇相場ではほとんど上昇しません。もうすこしディフェンシブな銘柄にするか、上昇に乗れるような銘柄にするか、検討の余地があります。

 

 とりあえず、お役御免ということで売却しました。

 

 その結果、キャッシュポジションが急激に高まりました。その率は30%ほどです。10%から20%ぐらいが適正だと考えていますので、米国株や米国ETFを買い付けていくことになります。

 

 個別の欲しい銘柄を買い付けるのか、ドカンと米国ETFを買い付けるのか、考えるのは楽しいことです。

 

関連記事です。

 PFFについての記事はこちらです。リンク先もPFFを取り上げています。

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損だしは税制上知っておきたい節税取引術です。

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時々、すべてのキャッシュポジションをVTIにしてしまいたい衝動にかられます。長期で見たらいつ買ってもよいのでしょうけどね。最初に買った2016年初頭から30%近く上昇しています。

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