たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

FXのチャート分析と資産運用に関して触れておきます。

FXは資産形成には向かず、チャート分析だけで資産運用はできない

 FXで資産形成するのは相当な技量と運が必要で。株以上に非常に不確定要素が大きく、確実に資産を増やしていくという性質のものではないからです。それでも、レバレッジをかけて、数億規模で儲けたという人がたまに出現します。そうなると、「自分にも才能があるのではないか」ということで新たに参入する人が現れます。

FXの人気は右肩下がりになっている

FXの人気は右肩下がりになっている

 新規参入の人は、だいたいにおいて必死でテクニカルを読み解こうとするわけです。テクニカルを勉強することが金融知識の勉強だと思っている人もいますね。いわゆるチャート分析です。

 

 これは全く違います。FXは基本的に運任せかポリティカル部分が大きいですね。テクニカル、つまりチャート分析というのは語弊を恐れずに言うと、多くの場合は後付けになるということを知っておいたほうがいいでしょう。

 

 また、意外かもしれませんが株長者というのはテクニカルをあまり重視していませんね。今のS&P500のようなボックス相場、あるいは2017年の読みやすい右肩上がりの相場であればある程度参考になります。しかし、長期ならばあくまでファンダメンタルズです。短期や中期ならば需給バランスありきですね。

 

 いずれにしても、世界の長者番付では株式投資家はいてもFX長者はいないですね。このことも頭の片隅に置いておいてよいでしょう。FXの教材を売って大成功する人はいますが、そうなると教材販売業という実業家に近い性質になります。

 

 ゲームとして割り切り、楽しむならば大けがもしないでしょう。しかし、夢を託して大金をつぎ込むと、天国と地獄がはっきりします。いわば、半丁ばくちのようなものなのです。

 

 すぐに結果が出て、レバレッジを高めるとリターンも大きいです。リスクも大きいですが、夢中になるとそれは見えません。つまり、非常に射幸心を満たすのですね。

 

 さて、今日はトルコリラによる資産減少から、再起を図る方からご質問を頂いています。

トルコリラのFX取引で痛い目に遭ったので、つみたてNISAでコツコツ運用します。

 たぱぞうさま。

 いつも有益で楽しく読みやすいブログをありがとうございます。ブログのネタにでもしていただけたらと思い質問いたします。かなり私的な状況、乱文であることを御容赦ください。

 

 NISAから積立NISAへの切替についてです。

 

 当方、投資歴は10年程度でFXや国内株式をしておりましたが、昨年夏のトルコリラにやられてやめることとなりました。その後、安定した?投資を探し求め、米国株に興味を持ち、今に至ります。

 

 夫婦で生活し、現在30代前半の公務員、年収500万、金融資産は100万程度です。子供はいませんが、近いうちに作り始める予定です。投資方法ですが、毎月3万を楽天証券で投資信託(楽天VTI)、1.2万円をIDECO、6月と12月のボーナスで20万程度ETFを購入しております。(ETFはVTI,VYM,IEF,TLT等で米国株:米国債券=8:2の比率)

 

 トルコショック後の2018年9月からNISAを開始しましたが、非課税枠を長期間享受したいと思い、積立NISAへの切替を検討しております。といいますのも、現行NISAが5年間であることに加え、数年先に待っている子育てにかかる資金を考慮すると、これまでの投資ペース(年90万)を落とす必要性が出てくると考えているためです。


 とはいっても子は授かりものですので、いつから必要になるかは不明な状況ではあります。私としては妊娠認知までは現状維持、認知後は積立NISAに切り替えることを検討しております。


 または2022年9月頃(切替の期限間際)までに積立NISAに切り替えればよいとも考えております。一方で、積立NISAに切替えた場合、上限40万というのが物足りなく感じることに加え、長期投資を考えていた現行NISA預かりの保有商品売却ももったいなく感じております。


 売却義務はありませんが、数年後にやってくる配当金の税徴収に嫌気しております。物足りなさを解消するため、積立NISAに切替後、特定口座で海外ETFを購入を検討しましたが、資金不足で手数料負けが見えているため手を出し辛い状況です。

 

 このような状況下において、たぱぞう様ならどのようにされますか。手数料負けしない資金を貯蓄する、投資信託の金額を上げる等も考えられますが、たぱぞう様の御意見をいただけますと幸いです。

 

 お忙しいとは思いますがお体にはご自愛ください。

FXから切り替えて、奥様の枠でつみたてNISAをすればよいですよ。

 FXを見切ったというのは良いことですね。そろそろ確実性の高い投資に切り替える時期ということです。

 

 年間90万の枠で投資をされているならば、ご主人と奥様の枠で年間80万円のつみたてNISA枠と近いことになりますね。ですから、奥様の枠でつみたてNISAをすればよいでしょう。そうやってコツコツとやっていくことですね。もしお子さんが生まれたら、ジュニアNISAでも良いでしょう。

 

 今の一般NISAですが、これも無理して解約せずに持っておけば良いでしょう。お子さんが生まれるとなれば、換金して、つみたてNISAなどの原資にすればよいですね。そうすれば何かと出費がかさんでもしばらくはペースを保つことができます。

 

 30歳前半で金融資産が100万ということですね。これをどうにかこうにか、40歳さらに50歳と年を重ねていくにしたがって規模を大きくしたいですね。そうなると、いずれは共働きというのも視野に入るかもしれませんね。

 

 ちなみに、公務員ということですから、職種と勤続年数にもよりますが2000万弱の退職金が出るケースが多いです。iDeCoはそうなると戦略が必要ですから、関連記事も併せて読んでみてくださいね。

 

関連記事です。

  iDeCoを先に払い出し、その後退職金を受け取るという方法で節税をすることができます。ただし、iDeCoの払い出しは60歳から可能ですから、65歳以上で退職金を受け取るということになります。

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  退職金が多く、老後の収入、老齢年金が多い人はiDeCoの恩恵を受けにくい可能性があります。とはいえ、現役中の所得控除は大きいですね。

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  確定拠出年金【iDeCo】のメリット・デメリットです。ざっくりとまとめてみましたが、人生設計そのものにかかわる制度ということですね。そういう意味ではメリットが大きい人も多いですが、人によってはつみたてNISA一択になりますね。

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