GROWIN、NYダウの予想サイト
米国株投資がこの数年で活発化しています。日本株に比べるとまだまだマイナーな米国株投資ですが、確かな実績と、初心者でもETFを利用すれば銘柄選定に悩まずに済むという利点から、私の回りでも始める人が増えてきています。
基本的には200日移動平均線を「少し」気にするぐらいで、ある程度投資資金が貯まったら買い足す、というゆるい方針でもなんとかなってしまうのが今までの米国株投資でした。長期運用ならばその傾向は変わらないのでしょう。
リーマンショック以後の米国株相場は本当に好調で、200日移動平均線に触れることが殆どありませんでした。
下のチャートでも分かるように、リーマンショック以後、この200日移動平均線に触れたのは米国ETFのVTIの場合だと2011年後半と2016年初頭ぐらいしか無かったのです。
そうすると、いつ買うべきか、また逆張り投資をするならばいつ売るべきかという判断が非常に迷うところだと思います。
そこで、NYダウやS&P500の株価予想ができれば、株式購入にあたってある程度の目安のような使い方ができるのではないかと思います。ただ、こういう予想サイトというのは非常に高価だったり、実績に不安があったりということでした。
今回、非常に安価でシンプルな予想サイト「GROWIN」を見つけましたのでご紹介します。
GROWINはNYダウ株価をAIで予想する
過去のチャート分析の手法をAIに学習させ、株価予想に応用していくというサービスです。人の手による予想だと値が張りますが、「GROWIN」はAIですので安価に実現できるということです。
非常にシンプルですね。シンプルですが、4年間でおよそ7割の的中実績だということです。特に、暴落時の値動き、予想というのは人の心理が実際以上に弱気に傾きますから、そういうときに客観的な指標となってくれることを期待しています。
GROWINの予想に従って取引をした場合の損益
実際に、この予想に従って取引をした場合、1年間の損益は+12%になるということです。2015年からの実績ということですから、今後この成績がどのように積み上げられていくのか、興味深いところです。
ダウ連動のETFなどはズバリ同じ指数ですから使いやすいでしょう。S&P500や個別株でも参考にできると思っています。
新しいサービスはとりあえず自分で使ってみるということで、実際に始めてみました。今後、このサイトの予想も含めて記事を書いていきたいと思っています。
GROWINによる2017年のNYダウ株価予想、月別勝敗表
改めて2017年を振り返ると、毎月のように上昇相場を実現してきたことが分かります。下げた月は3月ですね。AIの予想も毎月上昇を予想していました。その結果、3月を除いてすべての月で的中をさせています。
AIが月末に翌月末までの株価予想をします。そこで、「GROWIN」が利確のラインを示してくれます。利確ラインに達したらそこで売却して利益確定させます。2月は948ドルの上昇を見込み、7月は541ドルの上昇を見込んでいました。
それぞれ的中、利益確定をしています。
GROWINのNYダウの予想の流れ
まず、上昇か下降かを予想します。月末に来月末までの予想値を出します。
次に根拠となる類似のチャートを出します。この類似チャートを出すにあたってAIが使われます。
目標値にどれだけ近づいたかがメーターで示されます。
予想月内において、利益確定を行うタイミングをお知らせします。
予想発表時点でNYダウ連動型の銘柄へ投資行動を行った場合、予想発表時点の株価をスタート地点(0%)、予想株価をゴール地点(100%)とし、メーターで現在何パーセントまで進捗しているかをお知らせ。
月中に予想株価(100%)へ到達した場合、月末を待たずに利確をすることで、安定した勝率と利益率を実現させます。
このような仕組みになっています。
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NYダウ30種、S&P500、ラッセル2000、Nasdaq指数、様々な指数が米国株にはあります。中でも有名なのがNYダウ、それからS&P500でしょう。それぞれの指数の特徴を踏まえて、投資に生かしていきたいですね。
リーマンショック以後ではNasdaq総合指数が最も好パフォーマンスです。ただし、長期パフォーマンスだと2000年のITバブルの影響からNasdaq総合指数よりもS&P500のほうが安定的な成績を残しています。
個人的には暴落はいつか必ず来ると思っています。しかしリーマンショック以後の世界株式相場は非常によくコントロールされています。暴落らしい暴落はほとんどありません。私の20年近い投資歴でもここまで上がり続ける相場は初めてです。