たぱぞうの米国株投資

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30歳で1000万円を貯める方法とは

30歳で1000万を貯めるのが1つのターニングポイントになる

 30歳で1000万円を貯めるというのが不労所得増大の1つのターニングポイントになります。ただ、株式などを資産で持っている場合、当然上下します。そのため、この資産額というのは1つの目安です。特に株式の上昇している年などは大きく出やすいでしょう。

 

 同時に、不労所得の金額についても意識されてよいでしょう。この場合は年額30万円が1つの目安になってきます。30歳時点で年額30万円程度の不労所得があれば、40歳時点で200万程度の不労所得というのも夢ではありません。資産というのは加速するのですね。

  

 さて、このターニングポイントになる30歳で1000万ということですが、具体的にはどのような方法で貯めることが考えられるのでしょうか。ご質問をご紹介したいと思います。

30歳で1000万円を運用で達成したい

 初めまして、いつもブログを拝見しております。本格的に投資を始めようと思い、どんなポートフォリオで組むのがいいのかご相談させて下さい。

 

私のスペック

  • 年齢25歳
  • 年収500万
  • 現金200万確定拠出年金6万持株7万ビットコイン10万です。


 飲み会、趣味のゴルフスノボーと年1,2回の旅行以外でお金をあまり使うことがないので現金で持っててもしょうがないなと思い、余剰分は投資に回そうと考えています。中期的な目標として30歳で資産1000万を目指してます。

 

 毎年120万円分HDV(高配当かつ比較的不況にも強いと思いこの銘柄がいいかなと思いました)ということを考えています。


 ここからが相談なんですが、特定口座に入れる株をどうしようかと悩んでます。

  • VTで世界分散
  • ウェルスナビなどロボに任せてしまう
  • 個人的に注目してるインド株

 という選択肢を考えています。たぱぞうさんのご意見を伺いたいです。リスクの許容度はかなり高く、親の介護や結婚の予定もありません。

30歳で1000万貯めるために、残年数は5年

 25歳ということですので、30歳まで5年あるということになります。

 

 今ある資金が200万円ですから、5年で800万円貯めたいということですね。質問文の前提通り5年で120万を投資します。すると、600万はNISAによるHDVです。残りは200万円です。これを5年で割ると、年間40万ということになります。

 

 すでにポートフォリオはご自分である程度考えられているので、それを検討してみます。

VTで世界分散

 120万投資するHDVは米国株です。40万投資するVTは半分が米国株です。そう考えると、年間投資160万のうち、140万が米国株投資で20万が世界投資ということになりますね。米国株に限らず、株式全振りというのはリスクはそれなりにあります。それでも、私も全振りでやってきた人ですので、否定はしません。

 

 でも、ディフェンシブにやりたい人からすると、以下のようなご意見が聞かれると思います。

  • 債券を始めとする他のアセットへの分散が欲しい
  • 6/7が米国株投資というのは米国偏重である

 ということです。この意見に妥当性を感じるならば、NISAも含めてVT、あるいはBNDXなどに振ってしまうというのも手でしょう。私はこの資産規模であれば全米株のETFがベストとしています。

分散を意識した投資

 ロボアドに全投資だと、資産は分散されます。ロボアドの判断を尊重する、各種アセットクラスのリバランスも含めた投資をしたいということならば、つみたてNISAで楽天VTI・VTなどにして、120万を分散投資にするという手もあります。

 

 おそらく、万人受けするポートフォリオは分散になるでしょう。ただし、手数料が1%かかります。繰り返しになりますが、私は1000万円以下ならば株式集中投資をしたほうがよいと考えます。

インド株に全投資

 インドは非常に有望です。インド株投資は長期ならば非常に妙味があります。ただ、インド個別株は日本からだと買いにくいです。ADRで買い付けるしかありません。これは、インド政府が個別株の直接買い付けを許可していないことに起因します。

30歳で1000万円を貯める資産運用に、インド株というのはどうか

30歳で1000万円を貯める資産運用に、インド株というのはどうか

 iShares MSCI India ETF【inda】が世界で最も流動性の高いインドETFの1つです。2006年かの設定来でみると意外に微妙なパフォーマンスになります。ベンチマークからの乖離もさることながら、気になるところです。

 

 インド株は新興株なので、世界不況時に値崩れしやすい特色があります。その感受性は先進国株のそれを上回ります。それはリーマンショックやコロナショックに見舞われた時のチャートを見ると分かりやすいですね。資金の引き上げが起きています。

 

 リーマンショック後は特にインド個別株は下がっており、私も買っていました。ただ、長期でみると、リターンが米国に勝ることは少なかったために今はポジションを持っていません。

 

 全力投資にふさわしいかというと、上記のような特徴があるので難しいところで、私はあくまでサテライトかなという認識です。

30歳で1000万円を貯める方法のまとめ

 まとめます。まず、資産額はあくまで参考程度です。意識するのは貯蓄意識が高まるのでよいですが、不況時に精神的に苦しくなります。資産を増やすために意識したい3つの要素があります。支出・収入・投資です。

 

 このうち自分の意志でコントロール可能なのは支出だけです。収入も勤め先が安定していればコントロールできます。投資は、一番コントロール不可能で、これを安定的に見積もっていくのはなかなか大変なことです。コンサバに見積もることで、精神衛生を保つというのが現実的に思います。

 

 ただ、達成すべき貯蓄額を算出することはできるので、支出をコントロールして貯蓄を投資に回すのは続けたいところです。

 

 投資先は、やはり米国をコアに据えたいところです。サテライト的にインド株などを配するのは面白いところです。VTIあるいはVTを軸にしていくというのが基本だとは思いますが、HDVの高配当という特性を求めるのならばそれはそれで悪くないですね。

 

 ただ、長期のリターンは高配当株は成長株に比べると劣後しやすいです。高配当株は成熟株が多いからです。

 

 ということで、年間160万の投資を米国株中心に維持していくことが基本になります。これは、実家暮らしであれば達成可能でしょう。投資をしつつ、今の入金力も維持していけば不可能ではないですね。

 

 投資だけだと厳しいケースも、実家暮らしなどの条件を整えることで見えてくるものもあります。

 

 ご質問ありがとうございました。

 

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