たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方

会社経営者の資産運用と、資産管理のやり方

 一口に社長と言っても、2つのタイプがあります。1つのタイプは、雇われて社長になるタイプです。雇われ社長さんの場合は、権限も限られますので基本的にはサラリーマンの延長になりますね。

 

 しかし、大企業の社長さんでもカルロス・ゴーン氏のような特別な裁量が付与されている場合があります。

 

 もう1つのタイプはオーナー社長ですね。自分で起業し、株式も自分が多くを持っている、こういう社長さんですね。こちらのタイプは、自由になる金銭も多く、額面の給与以上に豊かな生活をされている方が多いですね。

 

 例えば夜の街で羽振りの良い土建屋さんなどは、多く後者になります。いずれにしても、法人の体力をつけるために個人の所得を抑えるなど特別な事例を除き、給与は世間からするとかなり多めな方が多いです。

 

 さらに多くなると、資産管理法人などを別に立て、法人として資産を管理していくというのも有効な手段になるのでしょう。実は現状ではこれが1つのゴールになります。

 

 人によっては、国内法人だけでなく、海外法人を立てるという人もいますね。大きな意味での分散というのは、資産規模が大きくなると必須と言って良いでしょう。いずれにしても、いろいろな人が世の中にはいます。

 

 さて、今回は会社経営者の方からご質問を頂戴しています。

会社経営者の資産運用、ハードとペーパーの資産管理。

 はじめまして。毎日楽しくブログを拝見させていただいております。今後の資産運用と、セミリタイアについて相談させていただきたくメールを送らせていただきます。お時間ある際にお目通しください。

  • 私 43歳 会社経営
  • 妻 45歳 会社役員
  • 子供 11歳、5歳

現資産

【投資信託】
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)  650万円
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1850万円
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 650万円

【つみたてNISA預り】
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)  4万円
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 40万円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 4万円
※毎月、上記の投資信託に地域別時価総額比重に近い数字で配分

【ideco】
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)  3万円
・eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 30万円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 3万円
※毎月、上記の投資信託に地域別時価総額比重に近い数字で配分

【海外ETF】
・VTI VANGUARD TOTAL STOCK MARKET ETF 4000万円
・VT VANGUARD TOTAL WORLD STOCK ETF 3350万円

【その他】
・現金 1000万円

現在の追加現金の運用は、毎日10万円を住信SBIの外貨積立でドル転して、
各月ドル転した分をVTIの1本に絞って毎月買い足ししております。平日の日数に
よりますが、毎月約200万円分のドルにてVTIを購入してます。

 

 その他、経営している会社の本業は今後どうなるか分かりませんが、FIT法が施行されたから、太陽光発電を法人で買い足しておりまして、1900Kw(すべて売電単価36円)を保有しておりますので、安定的な法人収入があるので、私の年収が急に下がる可能性は低いです。

 

 私としては出来るだけシンプル&時間をかけないで今後の運用をしていきたいと考えております。50歳ぐらいでセミリタイアも考えてますが、セミリタイア後もある程度の生活レベルを維持したいので出来るだけ金融資産を安定的に増やして行きたいと考えております。

 

 現在は、収入の多くをドル転してVTIを集中的に購入してますが、今後はBNDなどインカムも見込める海外のETFを並行して購入して、安全性&安定性も考慮して資産配分した方が宜しいでしょうか。

 

 お手すきの際にアドバイスいただければと思います。

 以上になりますが、よろしくお願いします。

ハードとペーパー、資産管理上のバランスが良いですね。

 会社経営のみならず、太陽光36円案件がおよそ2MWというのは素晴らしいですね。まず、ここから生み出される莫大なキャッシュフローが、今後の資産運用を安定的なものにしてくれるのでしょう。ただし、年限がありますね。

 

 20年後も発電を続けることはおそらく可能です。日本だけが再生エネルギーのシェアを落とすことは世界の趨勢からしてないでしょう。しかし、単価は下がるでしょうね。初期投資が不要になるメリットはありますが、今のようなキャッシュフローは望めません。

 

 そう考えると、潤沢なキャッシュフローを資産性あるものに置き換えていくという視点が必要になります。具体的には不動産や株・債券です。

 

 太陽光は法人で取り組まれているでしょうから、同一法人で不動産をトッピングしても良いでしょうし、株式を法人で管理しても良いでしょう。

ハードとペーパーのバランスで資産管理をしていく

ハードとペーパーのバランスで資産管理をしていく

 いずれにしても、分離課税と法人課税、さらに諸経費とのバランスになってきます。個人的には後者のほうが規模的には適しているのではないかと思います。

 

 現状、未曽有の不動産高、債券高、となっています。買いにくい相場ではありますが意識してアセットの分散を図りたいところです。もちろんVTIをコアに据えていくのもよいですね。成長性と管理の手間のかからなさは、やはり出色です。

 

 答えを急がず、相場を見つつその時々でしなやかに投資をしていきましょう。

 あとは、個別にやり取りした通りですね。ご質問ありがとうございました。

 

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